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14/18

14日目

 今、僕は大海原へ出た船の上にいます。

 さすがに電波は届かないだろうと思ったんですが、以外にも電波が届いててビックリしました。

 この世界の電波状況はどうなってるのでしょうか。


 でもおかげで今日もこうして日記をつけることが出来たのでよかったです。



 さて、さっそく船で海に出たはいいのですが、アシュリーさんが使い物にならなくなりました。


「青い海! 青い空! 気持ちいい風! 海はなんて素晴らしいところなんだ……おええええええ」


 出港してすぐにそんなことを言いながら吐いてました。

 どうやら船は初めて乗ったみたいで苦手のようです。

 僕は昔から乗り物には強いので平気ですけど。


 そういえばこの世界に来てから乗り物という乗り物には乗ってなかったし(経験値をあげるためと言って馬車にも乗せてくれなかったもの)もしかしたらアシュリーさんって乗り物が苦手なのかも。



「アシュリーさん、大丈夫ですか?」って聞いたら

「私はもうダメだ……。あとのことは頼んだ」と縁起でもないことを言ってました。


 青い顔で切羽詰まった表情をしてるもんだから、僕も焦っちゃって。


「アシュリーさん、しっかりしてください! アシュリーさん! アシュリーさーん!」

 って頭をガクガク揺らしてたらチョップされました。


「頭を揺らすな、たわけ!」って言われました。

 元気そうでよかったです。



 とにもかくにも、船の上ではアシュリーさんは生まれたての子鹿のようにプルプル震えてるもんだから、こんな状況で魔物に襲われたらやられてしまいます。


 一応、船を出してくれてる船長さんに尋ねたら(パイレーツ・オブ・カ○ビアンのジャック・スパ○ウみたいな人だった! 怖っ!)この船は魔物よけの魔法がかかってるから心配いらないそうです。


「まあ、クラーケンみたいなバケモンが出たら一巻の終わりだけどな! がっはははは!」

 って笑ってましたけど。

 全然笑えないわぁ。



 船には船員が10人以上いて、常に慌ただしく動き回ってました。

 やっぱり船を動かすのって大変なんだね。ゲームだと勇者が乗り込んですぐに操作できたけど、あれはやっぱりゲームだからで、実際はこんなにたくさんの人たちが頑張ってくれてるんだなって実感しました。


 今後、RPGで船に乗り込むときは感謝しながら乗ろうと思います。



追伸:アシュリーさんは結局船室に引きこもって起き上がることができず、「私に構わず先に行け……」とかなんかカッコイイこと言ってました。僕、ひとりで行ってもどうにもできないんですけど。




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