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最終話.絵画のモンスター・後編

「のじゃああああああ!?」


 ルリは激しい戦いの末に服が脱げて、大きなおっぱいが丸出しになってしまいました。


「のじゃあ〜。妾の負けなのじゃあ〜」


「やれやれ、ようやく落ち着いたか。思ったより時間がかかってしまった」


 イッキュウさんは服についた汚れを払いました。


「さて、たっぷりと運動した気分はどうだ?」


「気分……?あっ、体が楽になってるのじゃ。でもどうしてなのじゃ」


「お前は宝物庫にある大量の魔道具から魔力を過剰に取り込んでいた。そのせいで理性の乱れ、いわばある種の狂化状態に陥ったことで好戦的になっていたと推測される」


「そうじゃ、さっきまで頭の中が戦うことでいっぱいになっていたのじゃ」


「しかもここは地下だ。周囲の地脈からも無差別に魔力を取り込んでいたのだろう。恐らく魔剣の影響も受けていたはずだ。ただの付喪神にここまでの芸当ができるとは驚きだが、その結果自制できずに暴走していたのでは話にならない」


「うぅ、面目ないのじゃ……」


 ルリの虎耳がしゅんと垂れました。


「そこで先の戦闘でお前の体内で行き場を無くしていた膨大な魔力を自然な形で発散させた。少々荒っぽい方法だが、これが最も効率的で確実だ」


「ちょっと待つのじゃ。つまりお主がやたらと隙だらけだったのは……」


「わざと大技を誘っていた。ちまちまやっていたのではキリがないからな」


「お主の攻撃が防ぎやすかったり、妾の攻撃を真正面から受けていたのも……」


「もちろん手加減していた。付喪神は貴重な研究対象だからな。それにこれ以上宝物庫を破壊してあれこれ言われるのが面倒だったというのもある。まあ俺も久々にいい運動ができた」


「か、完敗なのじゃぁ〜!」


 こうして、虎耳巨乳付喪神美少女のルリが旅の仲間に加わりました。

 王宮からの依頼を達成したイッキュウさんは、たんまりと褒美をもらいました。




 むかしむかしある異世界に、イッキュウさんという世界最強の賢者と、タマという巨乳猫耳美少女と、ルリという巨乳虎耳付喪神美少女がいました。

 3人が道を歩いていると、たくさんの盗賊が現れました。


「おうおうおう!止まりやがれ!」


「痛い目に遭いたくなけりゃ、身ぐるみ全部置いていってもらうぜえ!」


「女2人は生捕りだあ!」


 盗賊たちはイッキュウさんたちを取り囲みました。


「やれやれ、やかましいな」


 イッキュウさんは小さくため息をついて《ミニ・アイスショット》を放ちました。


「ぐわあああああああ!!!」


 盗賊たちはイッキュウさんの氷魔法でキンキンに冷やされてしまいました。


「タマたちも負けてられないにゃ!」


「この程度の連中、妾だけで十分なのじゃ!」


 タマとルリも元気いっぱいに盗賊たちをやっつけました。

 

 イッキュウさんたちの大冒険は、これからも続いていくのでした。

 めでたしめでたし。




【今回の登場人物】

・イッキュウさん

 世界最強の賢者。

 口癖は「やれやれ」「ふむ」など。


・タマ

 巨乳猫耳美少女。

 語尾に「にゃ」をつける。


・ルリ

 巨乳虎耳付喪神美少女。

 語尾に「のじゃ」をつけたりつけなかったりする。


・盗賊たち

 いつものやられ役モブ。

 どの作品でもセリフの内容は大体同じ。

 最終話までお読みいただきありがとうございました。


「この作品面白い!」「他の作品も読んでみたい!」と少しでも思っていただければ幸いです。


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