表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/135

第83話【VS フォロカル①】



 上位魔将(アークデーモン)・フォロカルに召喚されたリビング・アーマーの軍勢は,、イザベル同様の甲冑や兜、武器は槍や刀、大剣を装備している。日本史などでみたことのある雑兵そのものだ。フォロカルの指示の元、槍と刀を持ったリビングアーマーを突撃させてきた。

 

バレッタパーティーとヘレナのパーティーがリビングアーマーの軍勢に立ち向かってくるを見つめている。すると、フォロカルは眷属召喚で5メートルはあろう巨大なリビングアーマーを3体呼び出した。巨大な大剣を片手に持った魔物、他のリビングアーマーとは違い兜はおろか、首そのものがない。

 

『さっき殺した 上級悪魔(グレーターデーモン)の魔力で呼び出せるのは3体だけか。まぁ、デス・アーマーは脅威度はAだ。そっちは俺の眷属軍でどうにかなりそうだな…』

 

「デス・アーマー…?脅威度ってなんの事だ…?」

 

『あぁ、時間経ちす、名前も天使どもが作った魔物の脅威度も残ってねぇのか?まぁ、デス・アーマーは俺しか眷属召喚できねぇから仕方ねぇか…』

 

 フォロカルは眷属を召喚すると、魔法陣から自身が扱うのであろう長剣を取り出し、剣身に刃こぼれがないか見つめていた。こちらには攻撃する気がまだない様子だ。イザベルは大太刀を抜き、鞘を地面に投げ捨ててフォロカルから目を離さない。

 

 本城も本能的にヤバイことを察したのか、高城と九条を大盾で護る事に専念する。少なくとも高城の支援魔法と、唯一フォルカルにダメージを与えられる九条はこの戦いに勝つ為に必要不可欠な存在だ。

 

 後は俺とイザベルでフォルカルの戦闘スタイルを引き出して九条にトドメを任せるしかない。

 

 フォルカルは魔物の脅威度とは、天界にいる天使や神が人類に与える被害の大きさを分かりやすくアルファベットで階級分けされていたらしく、ここにいるリビング・アーマー単体は脅威度はD、デス・アーマー驚異度はB。デス・アーマーがリビング・アーマーを従えた場合は指揮系統ができ、統率力が上がり、驚異度はAとなるそうだ。

 

 フォルカルは俺達の記憶を見て魔物の討伐依頼に関する情報をえたようだ。冒険者として討伐実績だけで強さを判断するのは間違いだと指摘する。それは間違いではなく事実だからだ。

 

 実際、レイドリス王国の女性騎士団員がオークとゴブリンに連れ去れた時、集落にいた冒険者のランクはBと高ランク冒険者であり、かなりの実力派冒険者パーティーのメンバーだった。

 

 討伐依頼の魔物が格下のゴブリンやオークであったとしても、負ける可能性は十分にある。例え、高ランクだからと慢心して舐めてかかれば、ゴブリンやオークの集団戦法や罠にはまってしまい、孕み袋か食糧にされる。反論する余地がない。

 

 そもそも、俺らのパーティーのモットーは「死なずに全員が無事に生きて帰ってくる」だ。1人だけなら、無茶もできるが、この世界に来て不本意な形ではあるが家族ができ、嫁が7人もいる立場だ。

 

 高ランク冒険者だからと慢心してゴブリンやオークに挑めば、九条らが孕み袋にされる可能性は高くなる。

 

 この世界は弱肉強食。強ければ、生き残れる世界。

 

 だが、弱者は弱者なりの生き方をして強者になりえる力がある。その代表的な魔物こそ、ゴブリンやオークであり、弱いからこそ、集団戦法を得意としている。その中から変異して進化する事で脅威度が増していく。


 魔物は弱肉強食の世界で生きているが、人間は強くなったと慢心した者から順に死んでいく。フォロカルはそれが俺達だというのだ。

 

レベル50もない俺達とフォロカルでは、レベル差がありすぎると剣先を向けられて指摘されてしまった。

 

『イザベルが何でお前らを信じてみようと思ったのか、試させてもらうぞ? まぁ、この中で生き残った方が外に出れる仕組みらしいからな。冒険者、つまりは人間を殺さねぇ事にはここから出れねぇみたいだからな…』

 

「…確かにレベルの差はどうしようもない。けど、ジョウや頼もしい仲間が私にもできた。フォロカル相手でも負ける気はしない」

 

『ほぅ、そこまでの野郎か…?確かにそのレベルで 転生(リインカーネイション)しているが、その力を何処まで扱えているか、俺に見せてみな!」  

 

 フォロカルは長剣を手に持ちこちらに斬りかかってくる。鎌で対応するがタウキング並みの腕力を持っており、片手で一振しただけであったが、吹き飛ばされてしまった。

 

 フォロカルの表情から察するに小手調べの一太刀だったのだろうが、個人的なレベル差では圧倒的に不利な状況だ。イザベルの元に駆け寄り、2人で対応することを伝えると、イザベルは大太刀を構えた。

 

 フォロカルは不適な笑みを浮かべて再び攻撃を仕掛けてきた。

 



良かったらいいね・ブックマーク宜しくお願いいたします。


誤字脱字等の報告も承ってます。何卒宜しくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ