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第2.5話 神界にて
人間界の様子を見ていた銀髪の神が、口を開いた。
「異世界が好きという偽の記憶を植え付け、大森林の深くへ飛ばし、終いには『巻き込まれ体質』という殺意の塊みたいな特殊能力の付与。神界規定で、人間への過度な干渉はご法度なんだろ? これはセーフなのか?」
「異世界が好きってことにしないと転生させるのが面倒だから仕方ないじゃない」
少女の姿をした女神が口を尖らせて言い訳をする。
「まあそれは別にいいんだが、流石に露骨すぎる。こんなの直接殺しに行っているようなものだ」
「そ、存在がイレギュラーじゃからのう……。何か起きる前に処理するべきじゃ」
老人の姿をした神が、無精髭を撫でながら少し後ろめたそうに目を泳がせる。
「いつも人間のこと見下してるくせに、ビビりすぎだろ……」




