冬の鍋は?
ここで終わりです。目をとめてくださったかた、ありがとうございました!
ぶしゃっと猫がくしゃみをし、庭に面したほうの障子をきっちりしめるよう、ヒコイチに指図する。
『 もう夜風が冷たくなってきたな。こりゃ、すぐに冬がくる 』
黒猫がヒコイチのあぐらの中にとびのった。
「冬なら、雪が降った時に、庭をみながら雪見鍋でも、どうかねえ?」
ダイキチが、ヒコイチの顔をみてきく。
「そりゃまた、オツな」
こたえると、セイベイさんも来てくれるかねえ、とダイキチはもう、その時期の鍋は、なににしようか、と考え出している。
『先生』が、お酒もつけましょう、と立ち上がり、ヒコイチのあしの中で猫があくびをしている。
ヒコイチも、なんだか眠いような、うとうとしたこころもちになってくる。
「ねえ、ヒコイチさん、アンコウはどうですかね?」
「 ―― いや、相撲取りじゃねえんで、そんな食わないでしょ?」
いままで、ばけもの茸と、ユキゾウのことを思い出すたびに感じていた、あの寒気は、もう、どこにもなくなっていた。
楽しそうなダイキチとともに、冬にたべる鍋のことを、ゆっくり考えることにした。
ようやく鍋の季節ですね。。。
つぎは、テング?のはなしになるとおもいます。。。いつあげようか。。。




