84 昼食準備
誤字修正しました。
彼女達がメイド服に着替えた後、料理が出来るエイラさん、ミミリィ、イヴァンネ、スサン、グンネル、マルティナ、アレクシスには厨房で昼食の用意を、スヴェアとエヴェリーナ、ソフィーアには外に出てアンナリーナ様達の出迎えを、残りは旧本館の食堂の準備に行ってもらう。
厨房では、4人にオムレツを焼いて貰い、アイテムボックスから出したチキンピラフに載せ、またアイテムボックスに仕舞う。一人12個計48食分のオムライスを作りあげ、副菜用に野菜をちぎってサラダを作っておいた。トッピングはチーズとフライドオニオン
ソースも暖めて、アイテムボックスに仕舞い準備完了。
夕食用の総菜の出来具合も確認しておいたので、準備は万端。
皆揃って、外に出てアンナリーナ様達の到着を待つ。
最初に到着したのは、アンナリーナ様だった。
「太郎ちゃん準備は出来た。 太郎ちゃんなら大丈夫よね。」と、微笑む。
「まあ、程々には。」
「昼食を召し上がるのは、あと何方ですか。」
「あとは、テレーシア様とエレオノーラね。レンナルトやアンドレアソン公爵はお昼頃に来るから昼食は用意してね。」
「お付きは全部で何人ですか。」
「ウチのメイドが10人、警備がベルタ、カロリーネ、アルヴァ、スヴェアを入れて10人ね。それからテレーシア様のところが5人かしら。」
それって、ほぼ50人じゃん。足らなかったら悲しいぞ。
「了解しました。では、昼食は閣下達が見えてから旧本館の食堂で摂っていただくことにします。警備担当は先に食べて貰おうと思いますが、宜しいでしょうか。」
「そうしてあげて。じゃ、改装した本館、あ旧本館ね。を確認してくるわ。」
アンナリーナ様と本邸後発隊メイドさん達は旧本館に入っていった。
「スヴェア、お昼にするから警備担当の人たちを旧本館の食堂に集めて。エイラさんはウチの子達を連れて、本邸のメイドさん達と打ち合わせして。
ミミリィ、イヴァンネ、スサンは配膳を手伝って。 エヴェリーナ、ソフィーアは此所でアンドレアソン家をお待ちして。 じゃ、皆頑張ろう。」
と、指示をし終わった途端に、
「タロー様、ただいまです。チュー。」とベルタが抱きついて来た。
「お帰り。」と言うと、周りから冷たい視線が突き刺さってきた。
「あ、皆に紹介するね。僕の第三夫人ベルタだよ。」
「あ、初めまして、タロー様の第三夫人のベルタです。よろしくお願いします。」
「この前話した、僕のメイドをしてもらう子達。 エディット、マルギット、エヴェリーナ、テレーサ、ディオーナ、ソフィーア、マルティナ、アレクシス、グンネル、スサン、イヴァンネの11名」とひとりずつ紹介する。
「あれ、エレオノーラ様は。それになんか一人多い気がする。」
「エレオノーラ様は、アンドレアソン公爵家に引き取って貰ったからもういないよ。新たに性奴隷として売られていたので買って来たから一人多いけど。」
「あ、それで本邸でエレオノーラ様を見たんだ。良かった呼び捨てにしなくて。あと、身請けするのはいいですけど程々にしてくださいね。」
「じゃ、警備担当は食事にするから、食堂に来て。」
旧本館食堂に移り、アイテムボックスにしまったオムライスを10人分揃える。
副菜の野菜サラダは大きなボールに入れてたままで、各自皿に取ることにした。
「わーい オムライスだ。」と、ベルタが子供の様にはしゃいでいる。可愛い。
他の警備担当者も、見たことのないオムライスに興味津々といった様子で、不思議そうに眺めている。
「どうぞ、温かいうちにお召し上がりください。これはオムライスという、グンマーの普通の料理です。今日は、クリームソースとトマトソースを掛けてあります。サラダはボウルから各自自分で取って食べてね。」
と言うと、欠食児童の様なベルタにひきづられる様に食べ始めた。
「食べ終わった皿は、厨房に戻しておいて下さい。」と伝え、伯爵家の出迎えに出ようとしたら、「お代わり」と、真っ先にベルタが言い出した。他の9人の視線が突き刺さる。
「え? お代わり?」想定外のことにちょっとキョどる。
「はい、タロー様お代わりです。この前もお代わりを作ってくれてたじゃないですか。オムライスと言えばお代わりです。」
「いや、これからお仕事だから食べ過ぎない方がいいでしょ。腹八分目くらいじゃないと動けないよ。」
「大丈夫です。まだ腹5分目なのであと3分は入ります。」キッパリと言い切られた。
「あ、今日は人数が多いので、人数分しか作ってないんだよ。」と、言うと、ベルタはこの世の終わりのような、恨みがましい目をして涙目になる。
「私の旦那様は私のお願いを聞いてくれない。今日盗賊が来て私が死んじゃうかも知れないのに最後の食事かもしれないのに、タロー様は意地悪です。あんなに可愛い奴隷達が手に入ったから私は要らないんだ。」と、机に突っ伏し、指先でのの字を書きながら暴言を吐き始める。
困ったと思いミミリィを見ると、両手を広げ困ったポーズをしただけでそのまま投げ返された。
「チキンライスだけならあるけど卵が無いよ。今日は仕事中だからこれからオムレツ作る時間はないからダメだよ。」と、言うとキラキラした笑顔で、
「卵は無くてもいいです。でもホワイトソースはお願いします。」と、満面の笑みとなった。
敗北を噛みしめ厨房に行き、アイテムボックスに保存した自分用のストックチキンライスをコピーする。ホワイトソースとトマトソースもコピーした。
ワゴンにチキンライスとホワイトソースの鍋を載せ、食堂まで運ぶと、ベルタを先頭に計10名の欠食児童が皿を持って並んでいた。
「ああ、ストックが終わるのか・・・・。伯爵達のお代わりどうしようか・・・」と呟いてみたが、10人の欠食児童には馬耳東風で、鍋は綺麗に終わった。
「ご馳走様でした。タロー様、私は素敵な旦那様を持って幸せです。これで万が一最後の食事となっても満足です。」ベルタ、フラグ立てしないの。
でも、敷地にはもう結界が張ってあるから、赤点人物は入って来られないし、武器も通じないから敷地から出ない限りは生命の危険は無いからね。
「はい、じゃあ皆持ち場について。頑張って警備してね。」
「はい」皆元気いいな。まあ、女子4人以外は男性だから、オムライス一食分だけじゃ少ないかも知れないから仕方ないとするか。
警備担当の10人を見送ったあと、如何するかを考える。
もうすぐ12時、伯爵達は12時半には到着して昼食となる、時間がない。時間がないときはパスタだ。 ミミリィ達に急いで大鍋にお湯を沸かしておいてもらい、トマトソース用のニンニクとタマネギをみじん切りと、冷蔵庫のベーコンを細かく切っておくこと、ホワイトソース用にキノコとほうれん草を切って、ほうれん草は下ゆでしておくことを指示して急いで本館に戻る。
隠れてスマホでポチればいいんだけど、大変そうな処を見せるため、走る。自室に戻り、乾麺パスタをポチる。当然、グンマーの赤○食品の業務用パスタだよね。あと、ブル犬デミグラスソース1リットルボトルに、業務用のミニ冷凍ハンバーグをポチる。
ついでに、二次会用にグンマーの地酒をとりあえず10種用意(全部純米吟醸以上のもの)した。尾瀬の○解け、左○臣、グンマー泉、流○、グンマー山廃、分○、赤城○、誉国○、関東○華、○田酒造。
あと、メジャーだけどグンマー産プレミアム○ルツを用意して、アイテムボックスにしまう。
わざと見える様に5kg分のパスタを抱えて旧本館厨房に戻り、ストック用のトマトソースとホワイトソースを取り出す。切ってもらったタマネギとベーコンを大鍋で炒め、トマトソースを入れ味を調える。
ホワイトソースも大鍋でキノコを炒めた後牛乳とコンソメの素を加えて暖め、ほうれんそうを加える。その間に沸かしたお湯で乾麺を茹でてもらうが、アルデンテである必要はないが、食べるまで時間があるので少し芯を残すくらいになるまで火を通し、半分ずつソースと和えアイテムボックスに仕舞う。
平行して、大鍋にデミグラスソースを空け、ミニハンバーグを投入し温める。
やばい、やばい。時間が無い。慌てながら用意を終わらせたら、もう5分前。
玄関にでると、丁度伯爵達が着いた処だった。一応セーフとする。
「お待ちしておりました。」
「出迎えご苦労。 なんだか違う屋敷に来たようだ。太郎殿のすることは人知を超えておるな。」
「急造ですので、まだ不備な点があるかと思いますがご容赦くださいませ。」
「この短い時間で、このような物を見せられては完璧など求めんよ。あ、紹介が遅れたな。こちらがアンドレアソン公爵殿だ。それと夫人のテレーシア様、それに付き人のエレオノーラ嬢だ。」
「お待ちしておりました。エステルグリーン伯爵の娘婿となります間橋太郎と申します。本日はお世話をさせていただきます。初めてのパーティのため至らぬ点があると思いますが、ご寛恕いただきますようよろしくお願いします。」
「おお、フレードリク=アンドレアソンだ。太郎殿には我が家のエレオノーラが世話になったとテレーシアから聞いておる。無事保護してくれた事に感謝を。」
「滅相もございません。こちらこそ、エレオノーラ様に対して満足なお世話もできす大変申し訳なく感じております。」
「そうか、そのことについてはまた話そう。」
「テレーシア様、過日は大変お世話になりました。エレオノーラ様もお元気で何よりです。」
「今日は、お世話になります。こちらこそよろしくお願いします。」
「では、まずお部屋でお休すみいただいて、すぐに昼食とさせていただきますので、改めてお迎えに参ります。では、どうぞこちらへ、閣下もアンナリーナ様が部屋でお待ちですので、一緒にどうぞ。」と、ミミリィに公爵家と伯爵を部屋に案内してもらい、自分はそのまま食堂に向かい昼食の配膳をする。
タマゴ無しのチキンライスにホワイトソースというリクエストは、チーズ無しのチキンライスグラタンと言う感じですね。




