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59 検品作業


 玄関を開け、エイラさんに戻った事を告げてリビングにお茶の用意を頼む。



 風呂場まで引率してって、保育園の保父さんみたいだな。

「じゃ、脱いだ服は棚にある籠にいれて。僕が君達の髪と身体を洗うから脱いだ人からどんどん入ってきて。」と、言い真っ先に服を脱ぎ始める。

 彼女達も緩慢な動きで服を脱ぎ始めた。

 なんか、エレオノーラの時もそうだったけど、皆美人過ぎてスタイルが良くて、芸術品的な感じがして、下卑た欲求があまり沸かないんだよね。眺めていたいっていうのは本心だけど、そんなことしていられないからとっとと浴室に入る。


 入って振り向くと直ぐ後ろにイヴァンネ様がいた。


「は、早いですね。」


「私に奴隷紋なんて効かないわよ。ふふ、どう、いい身体してるでしょ。」と前に持ったタオルをはだける。


「あ、綺麗で魅力的です。このまま押し倒しちゃいたいくらいですが、でもやめてください、これから10人対応するんですから一部がとんでもないことになっちゃいます。」


「何処のことかしら、もしかして此所のこと?」悪戯な笑顔で触ろうとするので、肩をつかみ後ろを向かせ椅子に座らせる。


「髪から洗いますよ。」手桶でお湯を掛けてシャンプーしてゆく。他の子も徐々に入室してたので順番に椅子に座って待っててもらう。


「これが、シャンプーと言って、髪の毛を洗う為の石鹸。手桶でお湯を掛けてしっかり湿らせてから、手に取って頭皮を優しくもむように洗って、段々毛先まで洗って。足らなかったら追加してね。などなど」シャンプー・リンス・ゴシゴシタオルの使い方などをみんなに説明しながらイヴァンネ様の髪を洗う。胸は直接両手で丁寧に洗うことは怠らなかった。


 洗い終わったらリンスして、ゴシゴシタオルで身体を洗う。自分で出来る娘には手を出さず混乱している娘だけ手伝った。でも、性奴隷のご主人様の特権として一応全員の胸は直接両手で丁寧に洗うことは怠らなかった。キリィ。

(でも皆元は貴族令嬢だから、他人に体を洗ってもらうって言うことについては、抵抗がないみたい。ただ、相手が自分って所が最大の問題みたい。まあ、当然か。)


「洗い終わったら湯船に浸かって、身体が温まったら出てきてね。」と言い残し一部が制御不能となる前に脱衣所に出てきた。


「はぁ~。疲れる。裸の美人がこんなに沢山いると目のやり場が無くて疲れる。もっとゆっくりできれば眼福、目の保養なんだろうけど刺激が強すぎるよ。」ボソッとつぶやいたら、やはり後ろにイヴァンネ様がいた。


「ヤケに早いですね。ちゃんと温まってきた? バスタオルは其処の棚から出して使って。拭けたら其処のベッドに寝て。」


「え、もう手を出す気なの。私の貞操はこんな所で穢されるのね、変態は流石に違うわね。」


「違いますよ、検品です。あ、ショーツは穿いてね。」


「で、本当の処は。」


「童貞(今は元だよ!)彼女無しの欲望だよ。女の人の身体がじっくり見たいだけです。触ったこと無いから触りたいし。胸に耳を当てて心音も聞きたいし。」


「正直でよろしい。なんなら此所で受け入れてあげてもいいわよ。」


「ご勘弁を。」


 イヴァンネ様の身体を探知と鑑定を使って見て行く。もちろん撫でながらだよ。

流石神様の御身。悪いところは無いみたい、スタイルもいいし肌も綺麗だし傷もない。難点は便秘気味なところかな。おこんじょしちゃおう。

 仰向け、俯せで身体の状態を確認したあと、お腹の蠕動促進のツボを押して、お腹を撫でていると腸が動き始めたのが分かったので、悪戯な笑顔を返しながらお腹を撫で続けると、イヴァンネ様の表情が困った顔になってきた。


『もうやめて。』


『何を』と知らない振りをして答える。


『分かるでしょ、死にたいの』


『はいはい』と、自分では動くことが出来なくなったイヴァンネ様をお姫様だっこしてトイレに運び、まったりと使い方の説明を始めようとしたが、

『早く出て行きなさい。使い方は地球と同じで知っているから!』と涙目で訴えるので、ドアを開け出てきた。


「はーい 次の子。検品するよ~。」


 他の子の検品作業中も『許さない、許さない、お嫁に行けないじゃないの。』という恨み言が暫く呪いの様に続いていたのは気にしないでおこう。





 10人分の検品が終わる頃には、なんかどっと疲れが出てきていたが、眼福!とモチベーションを維持して頑張った。一部を暴走させない様に気を遣うのも疲れるんだよ。

 でも、皆美人過ぎて人形を相手にしているみたいで、思ったほどは制御不能とはならなかったのは進歩かも。

 便秘気味の娘はイヴァンネ様と同様の処置をして、痣や傷がある娘はキュア&ヒールで直した。何人か体調不良の娘もいたのでヒールを掛け正常な状態に戻した。


 検品が終わった娘からそれぞれ服を着て隣のリビングに移動させお茶を飲んでてもらった。

 でも、まだ感情鈍麻を解いていないので、目が死んだ魚のままなのは我慢してもらう。


 最後に残ったのはディオーナだった。元々優秀ではあるが体力はなく、多分元婚約者にDVを受けていたと思われる傷や痣があった。あいつは多分何も考えず、騎士達を同じ扱いしたんだろうけど、若い女の子にしたら全身傷だらけになっちゃうよね。


「もう大丈夫だからね、痛い思いはしなくていいよ僕が絶対させないから。」とキュア&ヒールを施し頭を撫でると、涙目になっていた。感情鈍麻状態で反応するって事は本当に酷い扱いを受けていたんだろうな。よしよし。

 でも、全裸腰タオルの男がショーツだけ涙目娘の頭を撫でるって、端から見たら襲ったあと慰めてる様にしか見えないよな・・・。まあ、いいや。

 ディオーナを促し着替えさせ、一緒にリビングに移動する。




 リビングでは、死んだ魚の目をした美女の集団がコタツでまったりとお茶を飲んでしいた。


「みんな揃ったところで、説明を始めるよ。」

 お誕生席に座り、声を掛けると一斉に死んだ魚の目がこっちを向く。ちょっと怖い。


「先ず。自己紹介。僕は間橋太郎。太郎が名前で間橋が姓です。名前を確認するよ。

名前を呼んだら手を上げてね。エディット、マルギット、エヴェリーナ、テレーサ、ディオーナ、ソフィーア、マルティナ、アレクシス、グンネル、スサン、イヴァンネ」

 それぞれ、手を上げて答える。


「声に出してくれると嬉しいな。」


「はい。」イヴァンネ様以外は、消えそうな声で答える。


「今回、僕は貴方方を性奴隷として購入した。分かりますか。」


「はい。」


「いま、貴方方には二つの選択肢があります。

 一つは僕の性奴隷として自分を買い取るまで働くこと。

 もう一つは、僕の性奴隷を拒否して転売されること。売却先は娼館か何処かの貴族とか大商人になると思う。元貴族令嬢という肩書きがあれば引く手あまただからね、扱いは保証しないけど。

 で、僕としては僕の性奴隷として働いて、早く自分を買い戻して自活してもらいたいと考えている。まあ、貴方方が僕の期待に添えない状況だったら、貴方方の意思とは関係無く転売するけど、基本的には貴方方の意思を尊重したいと思う。

 このままでは判断できないと思うので、奴隷紋で制限されている感情鈍麻を解除するから如何したいかを考えて欲しい。

 ただ、ここで感情鈍麻を解くと今まで押さえられていた感情が爆発する可能性があるのだけど、押えられる?」


「はい。」イヴァンネ様以外は、消えそうな声で答える。


「では、無効化するよ。」立ち上がり、それぞれの後ろに立ち、順番に奴隷紋に触れる。スキル奴隷商人起動:奴隷紋操作・感情鈍麻解除を起動する。


「あ、う。うぅ。」それぞれが、絞り出すようなこえでうめき声を出す。


「大丈夫。辛かったら、手を上げて元に戻すから。」でも、皆手を上げることはなく、感情の昂ぶりに耐えて居るみたいだった。


「時間をあげるから、大丈夫になったら顔を上げてね。」といい、全員が顔を上げるまでお茶を飲みながら待つ。







「ありがとうございました。もう大丈夫です。」ぼつぼつと声が出るようになってきた。

顔を上げた娘達は目が死んだ魚の目では無くなっていた。


 全員が顔を上げたので、改めて声を掛ける。


「はい、改めて説明します。僕が間橋太郎で、貴方方は僕の性奴隷になります。今までの話は聞いて頂いていますね。」


「はい。」


「あ、一応、性奴隷と言っても夜の仕事だけでは無く、食物屋と物販を営んでゆく予定なので、メイド兼店員兼下着モデル兼性奴隷です。ガンガン働いてもらいますよ。食事も当番で作ってもらいます。

 添い寝は当番制のつもりなので毎日ではありません。僕から積極的に襲うことはあまりないと思いたいですが、性奴隷ですから身体を触ったりはするし、添い寝の時に全裸を求めたりすることもあります。

 それから、奴隷だからね僕の命令には服従してもらうし、分はわきまえてもうよ。そんな扱いで良ければ、此所に居ることを認めます。嫌でしたら。転売するので言ってください。どちらが良いですか。 あ、その前に質問を受けるよ。」


「あの、エレオノーラは何処に居るんですか。私達よりも先に来た筈ですが。」エディットが恐る恐る尋ねる。


「エレオノーラは転売しました。家事を頼んだけど何も出来なかったので、欲しいという貴族に引き取ってもらったよ。僕は利ザヤが稼げて良かったよ。」


「そんな理由で、転売したのですか。」


「相手から引き取らせて欲しいって望まれたからね。今の僕にはエレオノーラの知識や知恵といった、能力を生かしてあげられないもの。僕はただの平民の商人なんだよね。今は。」


「娼館とかではないのですか。」


「あ、ないよ、ちゃんと貴族のお屋敷に引き取ってもらったよ。身の安全は保証されていると思う。本人は此所に居たかったみたいだけどね。」


「私達も望めば、何処かの貴族に引き取ってもらえるんですか。」


「行き先は保証できないけどね。僕的には拘らない。例えバーリストレーム子爵家でもディオーナ以外は売り渡すよ。」


「私、ご主人様の下で働きたいです。どうか転売しないで下さい。」ディオーナが泣きそうな声で答える。


「私も太郎様以外に仕える気はないわ。」イヴァンネ様が続く。


「私も。」と、スサン様と2年生組が答える。


「私も戦場で慰み者にされるよりは、ここでメイドの真似事をした方がよいです。」エヴェリーナがポツリと呟く。


「私もご主人様の性奴隷でいいです。」


「性奴隷でいい。は、転売します。僕は貴方の意思が知りたいのだけどな。」


「性奴隷がいいとは、言えません。私にはまだアーベルが・・・。」


「そうだね、では、エディットとマルギットの返事は2週間待とう。2週間して元婚約者家からの話がなかったら如何したいか決めて欲しい。」


「はい、今はご主人様の性奴隷でいさせてください。」


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