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番外編:十七歳、夜更けの憂鬱。
寝付けない。
目が閉じない。
しかたがない。
今日はもう少しだけ、残そう。
夜更かしをするのは久々だ。
寝れなくなるのも久々だ。
今も起きてる人はいるのかな。
暗いオフィスで1人パソコンに文字を打っている人。
暗い部屋で1人、スマホを見ている人
暗いベランダで1人真夜中の風を浴びている人。
あるいは、
暗い部屋で1人泣いている人
暗い部屋で、憂鬱になる人。
みんな、心はいつもとは違うだろう。
元気な朝を待っているだろう。
輝かしい朝を待っているだろう。
そよ風吹く朝を待っているだろう。
あるいは、
慰めの朝を待っているだろう。
優しい朝を待っているだろう。
「ふぁ〜っ」
私の口が大きく開く
今度はちゃんとねれるかな。
朝を迎えるために。
冷たい涙が一粒顔を伝って、
私は眠くなる。
この涙は昨日捨て切れなかった悲しみと虚しさかな。
ベットに横になる。
「・・・・・・・っ。」
また一粒涙を流して。
「おやすみなさい。夜が明けるまで。」




