48 釣ったものは
昨夜のニールの襲撃は最少限度に収まった・・・と思いたい。
ニールたち月の護符も帰ってきているようなので魔術師であるバサンに話を聞きに行った。
「まことに申し訳ないが減圧とか真空の意味が分からないデスよ」
真空や気圧の説明をするが何せ自分でもよく分かっていない。
「息が出来なくなる状態、そんなのが出来たらアンデット以外の魔物退治が楽になるデスよ」
確かにそんな魔法が有れば生き物はすべて倒せる・・・
理由としては簡単、真空状態を維持できない、これに尽きる。
「乾燥は水魔法と火魔法を組み合わせるキカがありますがこれは木材や粘土などの水分を抜く魔法デスよ」
ん?熱して水分を飛ばす・・・何か引っかかったが煮詰まった感じにならないのなら試す価値はあるかな?
問題点は洗い出せたが時空間魔法のレベルが上がり、結界内の出し入れできるものを調整すれば可能になると言う結論に達した。
その後、買い食いしたり商店などを見ていて気が付いてしまったことが有る。
瞬間移動ですぐ戻ってこれるなら、東方に二日分進めてたじゃないか!
あと半日か・・・もう少し時間が有れば・・・
今度からでいいか、あまり悩むと今度の人生ハゲるかもしれん。
昼からは魔法のじゅうたんもあるし釣りにするか、早速釣り竿や餌を買い求めて魔法のじゅうたんで海に出る。
一応下部は光学迷彩はかけておこう・・・
船とかに跳ねられないよう注意しつつ沖合に出る。
ソファーに座り、釣り糸と垂れる。
実に優雅な時間である、シューも気持ちいのかソファーの上に座りうとうとしている。
もふもふしながらまったりと時間が過ぎていく・・・
うん釣れない、場所が悪いのか魚群が居ないのか・・・魚群探知機は電波を当てて帰ってきた電波で調べるんだったかな・・・・
イメージイメージ・・・ソナー!ぉ出来た。
時報のような半透明の板の中に長細いぶっといものが写っている・・・
あるぇ~・・・またやらかしたかな・・・恐る恐る絨毯から下を覗くと、居たよでっかくって太いのが・・・
収納・・・解体
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シードラゴンの肉
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この大きさでリヴァイアサンじゃないの?まじ?もっと大きいの?10m以上あったよ?
ハイ!気持ち切り替えよう。
帰って食ってみよう、ドラゴンは美味いと聞くしな。
美味いと言う言葉を聞きソファーの上のシューが尻尾を振り始める。はははこやつめ
さてどうやって焼くかな、鍛冶屋と金物屋で一番大きな鉄板と金網を買ってくる。
岩を並べて~鉄板と網並べて~炭をおこして~・・・ニール、バサンいつの間に現れた?なぜ皿を持っている?
ガリス、オーレお前たちは抑え役じゃなかったのか・・・なぜお前たちまで皿を・・・はぁ・・・
「「「「ごちになりまーす」」」デスよ」
多分食いきれんだろうと思いつつテーブルも出し、その上にシードラゴン肉を出す。
「「「おお~」」」
「これは何の肉デスか?」
バサンの質問をスルーしつつ味付けなどを考える。
最初はシンプルに薄くスライスして焼き肉風かな?シューにはデカいのを焼いてやる。
塩、ニンニク、魚醤、ガーリックオイル、ネギ、レモン、好きなものを付けて食うと良い!胡椒は黙っておこう。
焼き肉のたれ欲しいなぁBBQソースとか照り焼きのたれとか・・・
コラ!オーレ私の胡椒瓶を奪うな!クソお前らこういう時もコンビネーション抜群だな・・・
シューは素焼きにかぶりついている、ははは自分よりでかい肉にかぶりつくシューはシュールだな。
いや今のはギャグでなく普通に思っただけで・・・そんな白い目で見るなぁ!
なんで俺が焼き係なんだ・・・ガリスに押し付けよう。
さて俺も落ち着いて一口・・・うんマグロだな焼いたからかかなり肉っぽいが・・・マグロだ。
刺身か寿司で食いてえ・・・
バサン寄生虫対策とかないのか?
「教えてもらったクリーンで行けると思うデスよ」
流石バサン!トロっぽい部分を切り分け、クリーンをかける。
「生なんて正気ですかナオさん!」
止めるなガリス、男には譲れない時が有るのだ。
まずはひと口、口の中で脂が広がり溶けるように消えて行ってしまう、ワサビも探したいな。
うん、あれだね、至福とはこう言う事か・・・
もう一口・・・皿が無い・・・ニールェ・・・




