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米を求めて東方へ  作者: セキュル
25/61

25 平和だったのに

今日はこれで最後です。22~25まで一気に出してあります。


p・・・オークを乱獲しつつ、その日の朝も狩りにこうとすると


「ほう・・・ずいぶんご機嫌でどこかにお出かけかな?」


怒気を含んだ声が後ろからして振り返ると・・・


「出発しようとしているキャラバンを素通りとは・・・どんなお愉しみが有るのかな?」


青筋立てたカールでした、すいませんすっかり頭から抜け落ちていました。

甘んじて拳骨を受け、キャラバンは出発する。

その後の町や村では滞在中こっそりグストハム町近くのオーク森まで瞬間移動で行っていた。


そう、ベンタイン町でもムリン村もオークは居なかったのだ・・・だから俺は悪くない・・・はず。

ベンタイン町やムリン村を出発する日、久しぶりに会ったニールは機嫌が悪かった・・・がその日の昼にうどん食わせたら機嫌が治った。

その後何事もなくキャラバンは進み、とうとうオーク森まで飛べなくなってしまった・・・神は死んだ。





ムリン町、アルスゴー村、レトナーク町まではよく覚えていない、と言うかあまりにも平野が続き飽きてしまった・・・贅沢な話だ。


町や村にも特色は無く、いや少しはあったか、パンが柔らかそうになってきている(食べてない)


乾物屋にもうそろそろ海産物が出てもいいはずなんだが・・・距離でいうともう何日もないはず?干物なら持つだろうに・・・



レトナーク町に到着し、半ばあきらめながら乾物屋を覗くとあった!


干物だ、早速買い占め・・・いや待て待て自分、クールになれ、深呼吸!ヒッヒッフー!


距離でいうと3日行程で行ってもここで3日移動1日×3だったはず、12日後には新鮮な魚やもっといい干物も有るはずだ。


考えに考え、計算した結果20枚の干物が握られていた。


早速宿を取り、裏庭で干物をあぶり始めると・・・



クゥ~


ニーナ・・・神出鬼没だな


1枚だけ!あとは自分で買うようにニーナに伝えると目を潤ませる・・・卑劣な!3枚!3枚ならどうだ!


3枚+3枚で6枚食われた・・・まぁそのために多めに買ったんだが・・・俺も甘いかな?




夜、案の定バサンと共に現れたニーナにさらに食われ、朝にはきれいに20枚無くなっていた・・・俺は甘かった・・・





「よーし!みんな揃ってるな?これからは南方領都ヴァルバヴォスまで野営は無くなる、町もあと2つだ!気を抜かずにくぞ!」


威勢よくキャラバンが出発する。そういえばすれ違うキャラバンとかってあまり居ないのかな?


「大体すれ違いで会うとしたら昼だな、レトナーク町まで足を延ばす商人も多いからな」


独り言にガリスが答えた、そういえばこっち方の出身だっけか。


「人が多く通るところは盗賊も多いですからレトナーク町には護衛が多いんですよ」


話によると南方領都ヴァルバヴォスからレトナーク町までは盗賊が多く、護衛を請け負う冒険者も多くなるそうだ。

しかも最近現れた『無法の旅団』を名乗る集団が街道を荒らしているとの事だ。


軍も出動しているらしいがなにぶん範囲が広く、討伐には至っていないそうでその分賞金も高くなっているらしい。


「敵襲!」


あっさり返り討ちにされた盗賊たち・・・今回は生け捕りは無かったようだ。


とは言え逃げた者も居て再度襲撃が無いかと警戒しながら進んだためカーデリー町に着いたのは門が閉まるぎりぎりの時間だった。

カールと衛兵たちが何やら話し合っているが3日後まで解散となったので皆で宿に向かう。


「組織的な盗賊だったから恐らく『無法の旅団』関係かもな」


とラルがつぶやく、なんか面倒なことになってきたな・・・


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