23 盗賊襲来
※今回は残虐な表現が出てきます。苦手な方は飛ばして次話を読んでいただければ冒頭にあらすじを入れておきます。
ホジホジホジホジ
狭い場所での戦闘も考えなければいけないな・・・と現実逃避しつつ月の護符メンバーとゴブリンの魔石抜きをする。
死体を放っておくとゴブリンでもゾンビになるそうでバサンが焼いてくれている。食べれるなら解体して放り込むのだが・・・
ちょいとまてオーレ!さらっと5等分しようとするんじゃない!
「バレタ♪」
悪戯がばれた子供のように言ってるがやってることは結構エグイぞオーレ・・・
ギルドに戻り清算し(常識的だとこのくらいと教えてもらった、情報量せびられたが・・・)その後武器屋に行ってみて色々触ってみるがなんかしっくりこない。
格闘を生かすには小手、ガントレットのようなものが良いのだろうが
殴れて、受けれて、掴めて、投げれて、絞めれる
そんな都合のよい物があるわけもなく特注しようにも滞在時間が短いため諦めざる得ない。
結局毎日ゴブリン狩って魔石売るくらいしかできなかった・・・魔石はまた貯まったので最後にギルドマスターに頼み一括で引き取ってもらった。
翌朝
「次の町、グストハム町に向かう、夕方には着くと思うが盗賊も出ているらしい、気を付けていくぞ。」
盗賊か・・・捕まったら縛り首か犯罪奴隷とか言ってたな・・・
と自分が捕まって奴隷にされるなど全く考えていない事に気付き苦笑してしまう。
そして昼休憩中に盗賊はやってきた、当然狙われることも分かっていたので反応も出来ていた。
「殺して懸賞金、捕まえて奴隷売却代金、おいしい獲物が来たぞ!」
ラルが鼓舞し迎撃態勢を敷いていく、盗賊は見たところ5人ほど・・・ちょっと待て!お前らゴブリン並みか?それともよっぽど自信があるのか?
「ヒャッハー臨時収入だ!」
ドン引きである、お前らどこの世紀末出身だ・・・
月の護符が1名捕縛、1名を倒しており、流星の遺産はと言うと全員捕縛していた。
倒した1名の首を落とし残りを燃やす、首は荷馬車に括り付けカラス除けのようにされていた・・・結構エグイ。
ラル達が尋問したがアジトは無く、食うに困り無茶な突撃をしたそうな。
スライムでも狩れば食うに困らないだろうに・・・
残った盗賊は括られ馬車の空いたスペースに放り込まれる、人道的かと思えばどうやらダラダラ歩かれると門が閉まる時間に間に合わない、かといって引きずっていくとせっかく生け捕りにしたのに死にかねないとのこと・・・シビアだ。
その後ほかの盗賊は出ず、グストハム町に到着し盗賊たちは衛兵に引き渡されていた。
盗賊は懸賞金1銀貨、犯罪奴隷としての売却額3銀貨、計5銀貨だったと嬉しそうにガリスが言っていた。
スライム50匹分と考えると安く感じてしまい、世知辛いと思ってしまった・・・
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