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162_対話か独白か。

 140文字でつぶやくネット上のサービスがあるようです。最近は某国の次期大統領によるつぶやきがいろいろ各方面へと影響を及ぼしているようでありますが、対応がいささかヒステリックな印象があるのではないでしょうか、という意見を某所で見かけて、そのような流れなのでありますねと思わず独白してしまうゴブリンでございます。

 ヒステリックという単語でございますが、ヒステリーのことでございましょうね。昔は女性にしか起こりえなかった症状と呼ばれていたようでございます。ドイツ語で、Hysterie、英語でhysteriaと表記されるようです、いつもの通りwebを斜め読みして、調べておりますが、なるほど語源は女性特有と思われていたので、子宮を意味するギリシャ語から来ているのですね。

 昔女性は子宮で思考するなどという表現を目にしたことがありましたけれども、語源とか大元はこのあたり、一緒のようではありませんかねと予想するわけでありますが、本当のところはどうなのでしょうか、ざっくりと検索ワードを入れてみると、怪しげな掲示板とか質問回答集地味たものしか出てきませんので、さて、どなたが言い出したのでございましょうか。

 雑多な情報に埋もれてしまって追いきれませんですね。子宮という単語自体を使い始めたのはいつ頃でありましょうか。日本という国では、古語で”えな”と表記されているところから見ると、概念自体はかなり昔からあったようでございます、ギリシャ語でもかなり昔から表記はありましたから、女性の体内の器官としてはメジャーな存在であったのであるのでしょうと、予想できます。もっとも子供が生まれるということ自体がかなり神秘的な現象に見られていた時代が長かったのですから、その子供が出てくるところ、収まっているところに対する好奇心は、かなり高かったのでしょうねと予想はできます。

 

 男女差の大きなところが子供を産めるかどうかであるでしょうから、女性の象徴として子宮というものがクローズアップされてきていて、思考の違いとかがホルモンの差異やらで生まれる時に、子宮の有無で関連付けていたのでしょうか。


 ヒステリーの話ですが、現在は男女ともに起こり得る精神疾患でありまして、現状に納得できない問いう気持ちが強すぎて、言動に異常が観察される、といったような趣旨の解説がなされているようであります。

 

 所詮つぶやきでありまして、いわば独り言を言っているだけでありますから、別にそれほど強烈に反応しなくてもいいのではないかとは思うのですが、世の中そうはいかないようでありますか、もしくは、激しく反応するところで利益が生まれるのかもしれません。というよりも利益を生むために激しく反応しているようにも見受けられるのではないでしょうか、と疑問を提示している論調もありそうでありますね。

 

 子供のようですから、から大人になりなさい、もっと周りに合わせて、発言や行動を行いなさいという忠告もあるようではありますが、大人の理屈を大胆に叩き斬って子供の素直さやら、朴訥な気持ちやら、愛やら勇気やら熱意やらで突き進もうとする物語、これは結構みなさんお好きでありまして、とかく大人が悪役になることが多い物語では、そのような未熟と呼ばれる若い世代が、古き因習を叩き割ったりして、爽快な結末を迎えるという展開も多いように観察されます。

 なので、こう大胆で過激な発言を好む方々は、結構いるような気がいたしますのですが、それらは、またおおっぴらに表明するとバツが悪いので深く静かに潜伏しているのでありましょうね、とか予想すると、これはまた何か大きな動きがあるのかもしれないとか、多少ワクワクするところがある方も多いかもしれません。


 今のところ独り言に過ぎないはずの発言を大きく取り上げている意味は薄ぼんやりとしか見通せませんが、その意図するところが当たった時に、ちょっと小さく世界が動くのかもしれないとか思うと、なんだかニヤリとか笑いたくなるような気がいたします。


「子宮に思考能力なんてあるわけないじゃないですか?」

「そのあたり人とは、わかりづらいのでございますよ”ご主人様”」


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