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141_お爺さんは山で野生におかえり。

 働けなくて、購入もできない経済的に社会に関われない人格は不要なものとしてひっそりと処分されることになりました、しかし彼らは見捨てられた地でしっかり生き残っていたのです。などというモノローグが頭に浮かびました、今日のゴブリンでございます。


 ころり往生と言い放ったのはどなたであったでしょうか、すぐに調べらる文明の利器は素晴らしいとともに風情がないという嘆きを抱かせることもあるかも知れません。つまりは山頭火であったらしいです、とものの数秒で判明いたしました。種田山頭火さんとおっしゃられるのですね、20世紀初頭に生息した詩人のようです、詩人というか、俳人でありましょうか。自由律俳句というジャンルの第一人者であるようです。本人もころり往生となってお終いになられております。


 ころり往生というのは、アルコール中毒患者が目指す亡くなりかたであるようです、つまりは卒中か心臓まひで眠るようにあっさりと亡くなりたいという願望であったようでして、それを日記に書き記していたのが種田さまということでありましょうか、ざっくりと資料を斜め読みしたのでまちがっている可能性もありますので、詳しく知りたいお方は、種田山頭火 ころり往生 で各種検索エンジンで調査してみるのもよろしいかも知れません。

 彼の俳句は結構面白いものが多いようなきもしますので、一読の価値はあるかも知れませんし、ないかもしれません、この辺りは個々の感性によると思いますので、いつものように、特にお勧めまいたしませんけれど。


 最近ではどこかのドラマでピンピンコロリと真田幸村がおっしゃっておられたという噂を聞きましたが、おそらくは、まず間違いなく情報が交錯していると思います。それらに共通しているのは、リソースも得られない、コストのみかかるユニットは早めに廃棄しないと場が破綻するということ、なのでしょう、と予想できます。別に不自然な思考の流れではありませんで、そこに情が無いだけで至極合理的な判断だとは思われる方も、多いのでは無いでしょうか。

 

 第三者的な立ち位置に立つならば、理解できるし、遠くで起こっていることなれば納得まではできなくとも我慢はできますけど、身近にそれが差し迫るとそれはとんでもないと強固に反対する、叛意示すという方は、まあ普通でありまして。なるほど私は足手まといですね、ではここで消え去りましょうという、自己犠牲の塊のような、達観された方はそれほど多いようには見受けられません、周囲にいないだけかもしれませんけれども。

 たまに、負担をかけるのを厭うて、自ら命を絶つような事案が、記事になったりもしますが、それは珍しいからこそ記事になるわけでありまして、普通の情景ではないわけだと、予想するわけですが、もしかすると知らないところで、非生産的弱者の排除が進められている可能性もないとは言い切れないわけですね。公になっているか、密やかに行われているかの違いで、今日もどこかでひっそりと息を引き取らされている方がいるかもしれないわけです。

 そのようなお話も結構ありましたね、所謂ディストピアものでしょうか?医療現場の闇とか、リソースの確保のために、効率の悪くなったユニットを効果的に排除していくというか処分していくというか、そこまでしないと成り立たない社会という、追い詰められた種とかのテーマは、かなり使い古されたテーマであるような覚えがあります。


 それは移民ではなくて棄民であるという、政策やら行政執行やらが意外とあるのかもしれません、そこは夢の国ですよ、皆様是非そちらへ移住してください、私たちも後から行きますよ、と面と接している方々は本気でそう信じているので嘘が見抜けないというパターンでしょうか。

 この世は辛い事ばかりですけれど、あちらへ渡ると楽になりますよ、とか、今みまかられると、残された家族の生活が楽になるばかりか、いくばくかの補助金が出ますよ、とかいう、怪しげな、政府の方から来ましたてきなメガネの優男とかが書類を机に広げるところとか、のシーンを想像したところで、今日のお話はおしまいです。


「魂を担保に安らかな死を願うとかビジネスになりそうな予感です」

「そういう業者はすでにおられるのでシェア争いが起こりそうです”ご主人様”」

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