128_泡食って一休み。
泡を食う、の泡はどの泡なのでしょうね。発砲しているお酒のアレを食べている状況を思い浮かべると、確かにそれを慌てて食べないでゆっくりと小麦色の液体の方をグイッと呑み干しなさいと、忠告を与えてしまいそうになります。麦酒とかの泡は液体に含まれている二酸化炭素とかを、外に逃がさないようにしている蓋であるので、泡を残して飲むようにするのがよろしいのですよ、と言う豆知識が頭に浮かびました。本当でしょうか。一説には、気持ち良く麦酒を飲むための泡とそれ以外の比率は、泡3、に対してビール7だそうです。
夏場のビアガーデンとかで、そのように注がれてくるジョッキとか、良く目にするような気がします。泡ばかりいらない、というか泡はなしでと言うオーダーは無粋と言うことなのかもしれませんが、飲み放題ならば泡を忌避する人もいるかもしれませんね。
そもそも飲み放題レベルの酒精にどれだけ期待しているのかと言う問題もありますが、とにかく酔いたいだけなら、そのような飲み方も一つの手かもしれません。酔いたいだけならストローでお酒を飲んでいなさいとか言ってしまえるかもしれませんが、それはお酒に対しての冒涜となるような気がします。
漫才で昔ありましたし、今でもネタにしているのでしょうか、缶ビールにストローをさしてまわし飲みで、一本の焼き鳥もシェアして、おごっているんだぞと偉そうに言う、滑稽話、なぜか記憶に残るのは、なるほどそれは貧乏くさいけれどありそうな光景ですよね、と言う共感があるせいかもしれません。やりませんが。
一まとめにしている料理とかを、こうバラしてその場の人々でシェアするようにして食べるということについての是非が問われていたりしたようですが、そもそも食事を純粋に楽しみたいのであれば、シェアするような食べ方はどうかとは思います。食事というか、味でしょうね。食事を利用したコミニケーションをしたいというなら、まあ、好きにすればよろしいというか、シェアする前段階で、どうしたいか尋ねることで、十分話のとっかかりにはなるので、むしろ黙って気を利かせてシェアするように、分解する方がもったいないわけでありまして。
真面目な話をするなら、食事はおざなりで少しつまむでいどでいいわけで、個包装のお菓子でもざっくり山盛りにしておいて、お話でもすればいいのですよ、適度に糖分が補給できるので味のあるお話になると思います。
常々思うのですが、会議とか会談とか話し合いとか、打ち合わせとかには、卓上に甘いものを用意しておくべきだと、こう勧めてみたいのですが、もぐもぐと口を動かしながらの話し合いというものが不謹慎に見えるので避けられているのでしょうと予想はします。
頭への糖分補給なしで延々と話し合っているから、議題が明後日の方向へ向かって、とんでもない結論に落ち着くのではないかなとか、考えるのですが、疲れた頭で考えるのは、酔っ払って発言するのと変わらないような気がするのですけども、そのあたりどうでしょうか、ゴブリンはそのような会議など経験がありませんし、これからもする予定はございませんのでどなたか試してみてはいかかでしょうか。別に感想を求めているわけではありませんので、あくまでも投げっぱなしで行う他愛もない雑談というスタンスで進めています。
ちょうどいいコミニケーションツールというか、そういう場ができているのに、それを行わなくて、先に進めてしまうのがもったいないだけで、その場の人が納得できるのであれば、どんな食べ方をしても構わないとは思います。
食料を提示した側が何やら不快に思うような食べ方は、その方との距離感の問題であって、また別のカテゴリ悩みであろうかな、と予想しますが、二度と行かないなら別にどう食べてもいいとか考えだすと、それはそれでカオスなことになりそうです。
再度書きますが、食事を純粋に自由に楽しむならば、一人で食べると良いと思うのです。複数で食べるのが推奨される料理というのは、そもそも味以外の要素も重視しているわけですから、もはや別のジャンルであると割り切った方が色々楽になる、のかもしれないです、予想ですけれども。
「シェアした上で彼の食べ残しを持って帰ります」
「それは、置き場所に困るのでおやめください”ご主人様”」




