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113_顔色をうかうか。

 ある商品や、テレビなどの番組にご意見を言うお方は、そもそもマイナーな存在であるのですよと言うお話から、展開して行ってみようと考えている今日のゴブリンです。

 ちらりと耳にしたお話でございますが、そもそもクレームをつけてくるような度胸とか行動的なとか攻撃的な人々には向かない商品とかコンテンツであって、静かに楽しみたいとかその不便さが良いのですとか、風情を感じさせるような方々の嗜好を無視して、内容を変更させるのはいかがなものなのでしょうか?と言った意味のような提言を話し合いの場でされた方がおられたそうで、その意見の反応までは耳にしなかったのですが、なるほど最もなものなのでしょうと思いました。


 まっとうなクレームやご意見とかも中にはあるのでしょうが、それらを全て満たした万全に対応した商品とかはこれはまあ、言うまでもなくて存在できないと思うのです。勝手に思っているだけで、全く問題のないものも存在するのかもしれませんけれど、ちょっと想像しにくいと、ゴブリンは思っているのです。


 そのあたりの割り切りがうまくいかないと、迷走を始めてしまうのかもしれません。周りの意見に振り回されるわけです。人の意見は素直に聞いてください、という忠告と、自分の意見をしっかり持ってください、というアドバイスと、これはもう、しっかりと矛盾してしまって、動くことができなくなるのです、という方も一定数おられるような気がします。


 この辺りも、その時の状況によりますよ、とか、バランスの問題なのですよ、という一般的にふわふわして解法を示すことで、事態の収拾を目指そうとするのですが、そのバランスをどう取ればいいのか教えて下さい、とか返されて、ちょっと頭を抱えるような気分になったりする、まで予想してみました。

 難しそうなのは、どこまで他人の意見を聞き入れるのか、ということなのでしょうか。そのあたりの定量化とかできそうな気もしますが、個々の例外が多すぎて、その人だけのスペシャルな基準にはなりそうな予想ができますね。


 このあたりの人の言うことをどこまで聞いたらいいのか、の、秤とか、メジャーとか、スケールの単位にするのは、お金にするとかはどうでしょうか。その意見を受け入れると、どれだけのお金がかかって、そしてのちにどれだけお金が儲かるのか、とか書くと身も蓋もない意見と取られそうですし、拝金主義者か、とか言われそうです。お金ではなくて、コストとリターンの問題とか言い換えれば、まだオブラートに包まれているような感じで、騙されてくれそうな、そんな確率がありそうだと思います。

 お金の方が欲望に忠実で、インパクトは強いとは思いますが。


 例えば、その忠告を聞くと、余暇はなくなりますが純粋に収入が増える、場合などですかね?何もしないでぼんやりしているように見えるので、その時間で何かお仕事をしたらどうですか?という忠告とかですね。問題は本人はぼんやりしているのではなくて、いろいろとアイデアを練っているとか、思考を巡らしているのですので、周囲でうるさく言ってほしくないとか思っているパターンはありそうです。


 その思考から大儲けにつながるかもしれないので、その忠告を受けて、目先の確実な収入を得に行くか、確定はしていないけれども、大きく当たるかもしれない商売の種を考えることを続けるか、とかでしょうか。

 博打に過ぎるので、他からの意見を聞いてコツコツ働きなさいという結論になりそうですが、逆にその夢を大切にしなさいとか言われると、その気になってしまうかもしれませんね。

 本人が決断すれば、後悔する可能性が少なくなるという、意見も一般的ですが、気をつけて下さい、本人が決断したように誘導する技術も結構あるようですよ?その気持ちは本当にあなたの中から出たものでしょうか、などと不安にさせる一言を言ってみたりして、おしまいです。


「この恋心は何者からの誘導でもありませんね」

「それだけ言い切れるのはすごいと思いますよ”ご主人様”」

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