表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/2606

112_痛いと治す。

 体の不調とか、苦痛とかありまして、それに対して体がその部分を治そうとしますので、その部分の痛みを完全に止めるような薬はあまり使わないほうがよろしいのではないでしょうか?という意見があったようです。ちらりと聞いた感じですので、本当かどうかはわかりませんが、一定の説得力があるようなきもいたします。


 昔の漫画で、痛覚をなくした人間を外科的な処置で作り出して、最強の兵士を作り出そうと計画する、王様のお話と、対立する闇医者のお話があったような記憶があります。どこで読んだのかそろそろあやふやですが、作者が特徴的で、一つ思い出すと、それに続いて色々なエピソードが頭の中に浮かぶほどであります。好きか嫌いかというと、ちょっと気持ち悪いような気もしていましたが、よく考えると、生命の熱がそのまま伝わっってくるような描写とか、生々しさが、ちょっときつい感じだったのかもしれません。

 そのお話では色々あったのですが、人が痛みを感じるのは、危険なことにならない為のセンサであるということを、改めて、知らしめるというオチでありました。結構、説得力があったような記憶があります。


 もっとも痛みによって体が休まらないので、体力が落ちて、痛みの原因、病気とかに立ち向かうことができなくなると、それはそれで問題なので、そこはきっちり麻酔とか使うそうですね。

 痛みで苦しいので、手術とかできない、というパターンもあるので、この場合も麻酔が必要でしょう。


 だいたいこの辺りで、話題を転がして、別の方向へと進めていくのが、エッセイのテクニックなのではないかと、予想します。

 それで、精神とか心のお話になります、心の痛みとかもあまり麻酔を使わないほうがよろしいのではないでしょうか?という意見と、そのまま痛みで倒れ伏して、回復する余裕がなくなのはまずいので、適度に使用するべきでしょうという、意見もありそうです。

 精神的な麻酔の種類を想像すると、やはり楽しい事でしょうか。直接的に脳みそに働きかける薬とかもありそうではあります。精神も物理的な現象であるので、この手のお薬も有効ではあるのでしょうね。それはともかく、楽しいと感じる、趣味的なものに耽溺するというのは、有効な麻酔になり得るのでしょうと思うのです。


 余裕とかとも言えますか。この行動をすると余裕を感じる、余裕が溜まる感じがして心が落ち着くのですとか、いう行為が麻酔になるのだとは思います。そのまま余裕を持ちすぎると、適切な対処が取れなくなるまで、何もしないことになりかねないので、いささか危険かもしれません。


 心を鍛えるためには、ゆっくりとした休養、趣味で癒す時間、たっぷりとした睡眠、ストレスのない人間関係などが必要なのですよ、という意見もどかかで流れていたものを目にしたことがあります。筋肉を作るのにも例えて、体を作る時に、あなたは絶食するのですか?必要な栄養をとって、適度に体を休めたりしないと成長しないでしょう、というお話をしていました、最もなお話だと思うのです。


 痛みにすぐに向き合うのはとてもしんどいですし、場合によっては、その苦しさで自分がダメになってしまうことがあるので、とりあえずそっとして、何かで包んで置いて、時間を置いて対処した方がいい、ということもありそうです。よく言われているような覚えがあります。

 甘えであるとか、情けないとか、評価を受けてしまいそうですが、私が観察してみると、だいたいの人間は、かなり情けない分類に入るような気がしますので、気にすることもないように思います。最も、そうしれっと、納得できるようなメンタリティの持ち主であれば、心の傷もあまり深いものを負わないのではないでしょうか、と予想できるわけで、ままなりません。


 いろいろと調べたり、客観的になって、試行錯誤すると、いくらかマシになるかもしれませんよ、と曖昧な結論で、今日のお話はおしまいです。


「恋をすれば痛みなんて感じている暇はありませんよ?」

「それはそれで、極端な、特別な例ですから、”ご主人様”」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ