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107_それで何かが変化したのであろうか?

 私たちは変わることができる。より良い方向へ、取り替えることができる。という趣旨のことを発言していた、某国の最高権力者の任期がそろそろ終わりに近づいているようです。ゴブリンは世情に疎い生き物でありますので、そのような時期なのですね、とぼんやりと思ううくらいであります。


 その椅子の任期は1期4年で2期連続8年まで、座ることができるのだそうです、お尻が痛くなりませんでしょうか、もしくはそれほどまでに座り心地の良い椅子なのでしょうか。苦痛であるのに、8年も座り続けなければならなかったとしたなら、別に裏もなく、お気の毒ですと、同情してしまいます。


 世界は、別に意識して変えようと思わなくても、結構変わっているものです。人は生まれて、亡くなっていきます。少子化が叫ばれているようですが、世界全体でみると人口は増加しているようですね、栄養や生き残るための設備が足りなかった、地域にそれらが回っていくようになった、のが、理由でしょうと推測します。

 本来亡くなっていた人がそうならなくなったのですから、増えて当然ではありますね。やはり人道的な意味合いからのスタートであったのでしょうか、生きている人、消費する人を増やして、商品を購入していただこうという、考えもやはりあるのでしょうね、と予想します。

 儲けたい、お金をもっと稼いで、給料とかが上がって、週末に気になっていた、ほしいものを買うとか、少しグレードを上げた食材を手に入れるとか、部屋に引きこもって思いっきり各種メディアを買い込んで楽しみたい、とか、まあ欲望のために、人は変わるのでしょう、とこれは全くの予想ですが、そうして社会全体も欲望とか見栄とか伊達とかで、変化していくことが多そうです。


 人はみんな幸せになりたいわけですね。好んで不幸せを求めていく人はいないわけです、もしそれを求めるのならば、不幸せな状態がその方の幸せであるということでしょうか。

 自分の幸せを求めると、他人を不幸にしてしまう場合もあるでしょうね、争いの基本は結構これなんではないかなと、予想する人が多い気がします。

 みんなで幸せになろうよ、というセリフが昔漫画か何かにありました。前後の状況は記憶が不鮮明であるので、明確ではありませんが、そうなれるといいですね、とか、第三者的な視点で呟いてしまう方も多いかもしれません。

 心の持ちようであるという、方もおられますが、幸せの基本はやはり金銭に由来することが多いのではないかな?とか考えたりします。一生遊べるくらいのお金があれば、やはりまあ、幸せだと思う人が多いのではないかなと予想するのです。それも、ポンッと宙から降ってくるように、努力も何もしないで、得られたお金は、想像するほどには後ろめたくはない、のかもしれません。試してみたいので、誰がください。と続けるまでが、この手のお話のセットでしょうか。


 貧乏になると心も貧しくなる、という意味のことわざがあるようです。貧すれば鈍する、でしたか?貧しいとその日の暮らししか考えられなくなって、長期の構想やら思考やらが鈍くなるような意味でしたか。古くから言われている通りに、やはり、お金が無いということが相当のストレスになる方が多いのでしょうね。

 ですから、貧乏でも大丈夫とか、貧しくたって平気、とかいうコンテンツがスペシャルで、目を引いて面白く感じるわけです。世界で一番貧乏な大統領のお言葉とか、一時期注目されたわけです。ゴブリンは、流行には詳しく無いですから、まだブームなのかもしれません。


 少ないものは高いわけです。貧乏な方が多い社会では、お給金が貴重だということですね。だから皆さん無理をするのかもしれません。僅かでも、労働時間や環境的にもあまり割が合わないくらいの少なさでも、安定してお金がもらえる立場、それが貴重だと思っているからこそ、それに固執してしまう。これもまた、欲のお話であるわけで、世に言う社畜とか呼ばれる方々も実は自分の欲望に負けてしまっている、とか言えるのかもしれませんね。

 全員が向いている方向とは逆の方へ行くほどの動因が得られないシステムということもありそうではありますが。


「私は愛欲に忠実ですよ」

「よく知っています、自重してくださいませ”ご主人様”」

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