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101_忘却の彼方からくるもの。

 忘れてしまう、覚えていられない、感情だけがぼんやり残っている、さて、ではその後に何が来るのでしょうか、という考察というほどでもない、何となくな文章を書いていこうかと、思い立った今日のゴブリンです。


 寂しいという気持ちは沸き起こる可能性が高いでしょうね。昔なら鮮明に思い出すことのできた風景を今はあまりそうすることができない、自分の能力が落ちてしまったことに対する、喪失感とかその手の感じでしょうか。

 その場合は悲しいともおもうのでしょうか、良い思い出ならば、確かに思い出すことができなくて、悲観する可能性はありますね。


 最近の記憶ははっきりとはしないけれど、遠い昔の記憶は逆にはっきりしているのです。というパターンも多いようですね。本当かどうかは、客観的な数字を見たことがないので、断言できないのですが、おそらくどこかに統計を取った方とかがいるのでしょうね。

 何度も何度も思い出して楽しんでいるうちに、その記憶がはっきりと定着しているのかもしれませんし、同じように、口に出して、あの頃はなぁ、とか何度何度も繰り返すことによって、定期的に記憶のメンテナンスをしていたおかげかもしれません。

 印象に残っている、珍しい出来事であるかもしれませんし、日常で繰り返された、一コマであったかもしれませんし、何となく繰り返して頭の中で上映してしまう演目というのは、ひとそれぞれであるのだろうなと、思うのです。あまり、その繰り返す記憶に関連性とか同類でくくられるような法則性はないのかもしれませんし、多少はあるのかもしれません。おそらくは、フロイトとかユングあたりの心理学者からの派生で、どなたか研究しているのではないかな?と予想はするのです。


 繰り返されるのは良い記憶ばかりではないでしょうね、印象に残っているショックを受けた、心に傷を受けた体験やら映像やらが、何度も脳内で上映されてしまうパターンもあるでしょうね。思い出したくもないのに、なぜが思い出してしまう、心を自分でコントロールできていない、証拠のようなものになるのでしょうね。無意識とかいう表現がありますね。


 嫌なことを何度も思い出すことは、その体験を、何度も繰り返し追想することで、その当時受けた心への衝撃を、慣らすことによって、柔らげる効果も見られるようです。この場合は、ショックを受けた記憶がことあるごとに放映されるから、結果として慣れて心の平均をとるのか、それとも平穏を求めて、心が無意識に働いて、ヘビーローテーションで放映し続けているのか、判断に迷うところではあります。

 たまに、悪夢にうなされて、健康を損なうとかいうパターンを耳にするので、結果として、慣れて心の平穏を取りもどす、方もいると考えた方がいいのかな?とかは予想します。

 逆に、無意識が治そうとして頑張っているのに、意識が反発しているとか、悪い影響を受けているという可能性もありそうですね、とぼんやりど思ったりもします。


 無意識の反乱。実は主君を思っての行動が空回りしている忠臣の物語、だった。なんてこう可愛らしい情景が頭に浮かんできました。リアル頭身の主君に、まとわりつくマスコットみたいな、無数の2頭身デフォルメ忠臣キャラクター。どこかでそんなイラストを見たような気がいたします。


 なので忘れてしまうのかもしれません。こうピンポイントで悲しいことを忘れさせることが、きっと無意識さんには難しくてできないとか、いろいろやっちゃたら不具合が発生してしまうんですよ、なので、等しくぼんやりとさせてしまおうとするんじゃないんでしょうか?ちょとファンタジックではありますが、こう、目の前で指をぐるぐると回して、忘れろー忘れろー、と言っているファンシーなキャラクターを想像してしまいましたね。でもきっと優秀な無意識さんもいて、綺麗に切り取って整合性を持って、悪いところを隔離したりもしてたりする人もいるんですよ、きっと。まあ、私が想像しているだけですが。


「怒った顔も可愛いんですよ、彼」

「なぜ怒られたのかも覚えていた方が良いかと思います”ご主人様”」

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