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現実世界と魔法少女の交流  作者: 藤崎 紫
20/20

月の下で

だいぶ お待たせしてすみません。長かった1日 これが最後です。


 自室に戻ったセレスは、今日起こったことを頭で整理していた。セレスにとってレオンはお店のかけがえのない仲間であると思っている。それはシャルやユーリも同じだ。そこに恋愛を挟む余地はないと考えている。それにまだこの話がどちらに向けての話なのかわからないのだから、構えていても仕方がない。

 ただ、自分が休みでかつエーデルやシャルをうまく外してカノンと2人きりで話をする状況を作れたことには驚いていた。(それはエーデルも同様だった。)

 規則ではないが、監督役である自分達は最初の1ヶ月は視界に入るところにいる必要性がある。それは課題生の負担をフォローするというのもあるが、万が一のときに対処出来るようにという意味も含まれる。つまりカノンの抑止は自分達にかかっているということだ。といってもカノンは自分コントロールが良く出来る子なので想定外のことが起こるとは思えないが。


 と、ベットで仰向けになっているとセレスの携帯電話が鳴る。この携帯電話はセレスが喫茶店に働き始めて、初めて出た給料でエーデルとともに買ったものだ。ちなみに魔法界にも似たようなものがあるが、魔法界のはただ連絡できる機能しか持ち合わせていなかった。そのため現実世界の”携帯電話”を見た時、カルチャーショックに陥ったものだ。携帯電話を開くとメールが1通入っていた。その内容を見て、セレスはエーデルとカノンに気づかれないように着替えをして、黒めのローブを被って、音を立てず、家を出た。いつもの彼女では考えられないスピードで目的地に向かった。


 目的の場所はフレイブルグの点在する教会の一つ。既に夜12時。周りに静けさだけが漂う。


 セレスは万が一のことも頭の片隅に入れて、教会の扉を開く。扉から一直線にステージがあり,美しい女神の彫刻が置かれている。左右は礼拝に来る方用の椅子が並んでいる。

 セレスをここに呼びよせた人物は女神の彫刻の前で十字架を握り,祈りを捧げていた。明かりは最低限に備え付けられているろうそくのみ。教会の天井のステンドグラスは月の光が入り,輝いている。

 セレスは不機嫌そうにその人物に話しかける。

 「どういうつもり?大事な話があるからといってこんな夜中に呼び出すこともないでしょう。レオン?」

 「日中だと誰の目があるかわからない。それにセレスは今喫茶店内でも終わった後も忙しいしね。前みたく気軽に食事に誘えなかったのさ。」

 レオンは申し訳無さそうに言い訳を口にする。セレス自身も悩みの種だった人物からの誘いだったためそれ以上の追求は避けて,本題に切り替えようと思った。

 「それで大事なお話とは何?」

 セレスの言葉はいつものような活発的な少女のそれとは違い、静かで聞き続けると凍えてしまいそうな波長だった。それは魔法界で得た経験からの殺気。返答次第ではただでは帰さないという意志の表れだった。

 その波長をもろに受けたレオンは「とりあえず殺気は抑えてくれるかな?話にくいから。」苦笑しながらお願いをした。

 その反応を見てセレスは殺気を抑える。おびえさせて吐かせるのは無理がありそうだと思ったからだ。


 お互い、一度冷静になり、最前列の椅子に通路を挟んで座った。

 次に口火を切ったのはレオンだった。

 「カノンさんから何か聞いた?」

 「カノン本人の口からは何も聞いてないけど、雰囲気と最後に会っていたのが貴方だということからカノン本人もしくは私達2人のどちらかの話をしてたのかなと想像できた。カノン、一生懸命隠そうとしてたけど少し辛そうな顔をしてたから。」


 その返答を聞いたレオンは一瞬驚いたような素振りを見せたがすぐにいつもの調子に戻して話を聞いていた。しかし、それを見逃すセレスでも無かったのだが。

 「レオン、私はお店の仲間としては好きだし、尊敬もしている部分もある。あまり他の男性と付き合ったことないけど紳士的だと感じてもいる。だけど今回のはなんなの?結局カノンに何を聞いたの?」


 凄まじい威圧に負けそうになりながらも言葉にした。

 「私はカノンに貴女に好きな人がいそうか、タイプはどんな人なのかという恋愛相談を受けてもらった。」

 少し事実と変更したものもあるが、概ね真実を語った。

 その言葉を聞いて、セレスはさっきまでの勢いはどこへやらしおらしくなり、顔を少し頬を赤く染めてレオンが見れなくなっていた。

 レオンはその態度から、告げるなら今だと感じた。

 「セレス、前からずっと貴女のその天真爛漫さと活発さに力を貰っていました。だから今度は貴女の辛さを俺にも共有させて欲しい。いつまでも輝いていて欲しい。好きでした。付き合ってください。」

 レオンは今想っていること全て乗せて、プロポーズした。顔は下を向いていてセレスを直視出来なかった。

 少し間が空いて「ごめんなさい。今はその気持ちに応えられない。もう少しお互いを知ってからではダメ?」頬を染めているセレスはいつもと違う感じが出ていて、レオンは可愛いと感じた。

 レオン自体も断られる前提のアプローチだったのだ。少し脈がありそうかなと思えるだけ十分だった。

 「今はそれでいいです。でももし答えを返せる時が来たら、必ず教えてください。待ってますから。」


 その後指切りしてお互いの家路についた。

最後まで読んでくださりありがとうございました。この20話という記念すべき話でどういう内容にするか 悩んだのですが、やはりここはプロポーズが一番しっくり来ると感じました。今後の彼女たちの関係も期待ですね。全く関係のないことですがtwitterを始めました。といってもFGOというソーシャルゲームのことしか語ってませんが、こちらからのフォロワー様が出ればそういうお話も出していこうかなとは想っております。https://twitter.com/yukari976543228

いつものことですが、来週辺りで重要な用件があってその前に書けるかわかりませんが、書けないようなら用件が終わり次第、紡ぐつもりなのでよろしくお願い致します。

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