はじまり
俺はいつも通り7時に店をしめクラッカーに向かった。
ドアを開けるといつものメンバー
「おっす」
『うーす』
だいたい最初に俺の存在に気づくのが高野仁通称マップ
こいつの方向感覚は尋常じゃない。だからみんなマップって呼んでる。
『仕事終わり??』
「そうだよ。今日も客は0だったけどね」
と、笑いながら言った
『よく潰れねーなぁ』
「うっせ!うちはやっていけるギリギリのラインで販売してんの」
『あっそ』
いつもこんなくだらない内容の話ばかり、けど平凡だけど楽しい瞬間でもある
『スー!!ちょっと』
店の奥からバカみたいなでかい声で俺のことを呼んでるのが北原尚通称きっちゃん
こいつは幼稚園からの腐れ縁でありクラッカーズのBOSSだ。そしてモデル顔負けのイケメンである。
ちなみに「きっちゃん」と呼んでるのは俺だけだ
「でけー声で呼ばなくてもきこえるよ」
おれは最大に嫌そうな顔をしてヤツが座る奥のテーブルに向った
「なんだよ?」
『まぁそんな嫌な顔すんなよ』
イケメンスマイルで俺に笑いかける
こいつって本当に顔はいいよなぁ
『ちょっと頼みがあんだけど』
「珍しいな。俺に頼みなんて?」
『まぁな、奥いくぞ』
さっきまでの笑顔は消え、急に深刻な顔つきになり俺もさすがにふざけるのはやめて北原についていった
奥の個室に入ると北原はソファにゆっくりと腰掛けた
なんだかお疲れ気味ようだ
「頼みってなんだ?」
俺はせかすように聞いた。
『お前も知ってるとおりウチのチームはドラッグやガンジャは禁止にしている』
クラッカーズは意外に健全でドラッグなんかに手をだすとBOSSじきじきにボコボコにされるのだ。
「あぁ」
『この間、ウチのヤツがドラッグを飲んでラリってつかまった』




