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31、星々の運命をこの場所で計画したかのように

 愛知県渥美半島を自動車で移動する。

 まだ夏には早い。

 男女が街の不可解な雰囲気に気を付けている。

 いくつもの邸宅があり、奇妙な衣装を着た変人が大勢出入りしている。

 あの邸宅にいったい何があるのだろう。

 宇宙船がこの街に飛んで来て、邸宅の近くに着地しようとしている。

 この街の高射砲がやってきた宇宙船を撃墜している。

 宇宙からこの街に何をしに来るのだ。

 なぜ、宇宙船がやってきて、渥美半島の邸宅を破壊するのか。

 男女は、まだ破壊されていない邸宅を調査する。

 奇妙な衣装の変人たちが男女を歓迎する。

 新しいお仲間だ。そういっている。

 何があるんだ、この街に。

 男女はそして、邸宅で星々の計画書を発見する。

 星々の計画書だ。

 この街で星々の運命が計画されている。

 びっくりするだろ。

 訪れた邸宅に星々の計画書がどっさり置いてあったら。

 神さまの家にまぎれこんだのかと勘ちがいしてしまうよ。

 たくさんの邸宅。

 数々の計画書。

 渥美半島の住民はそこまで高度な文明種なのだ。

 謎は多い。

 矛盾も多い。

 地球の運命は誰が計画したんだ。

 星々の支配者。

 天上の原因。

 この邸宅には星々の計画書がある。


 まるで、星々の運命をこの場所で計画したかのように。


 いったい何が行われているのか、慎重に考えれば、明確な答えにたどりつけるはずだ。

 「惑星ザルツクの計画書」。

 これを求めて、惑星ザルツクから宇宙船が飛んでくる。

 彼らにとって、自分たちの惑星の計画書は、何に代えても読んでみたい代物だ。

 惑星ザルツクの運命を本当にこの邸宅で計画したのだ。

 「惑星ギーランの計画書」。

 「惑星バトランギリアの計画書」。

 他にもたくさんの惑星の計画書がある。

 どれだけの使節が宇宙を越えて、この街へやって来るのかわからない。

 そして、この街は複数の宇宙船と戦争中だ。

 いくつもの惑星の運命を決めた土地。

 星々から歓迎の使者が来ることもあれば、たまに、抗議の艦隊が攻めて来る。

 渥美半島は、やってきた宇宙船と戦闘になり、いくつかの宇宙船を撃墜する。

 墜落する宇宙船。

 真相は、陳腐なものだ。

 渥美半島の大人たちが人工惑星を射出して、その惑星の計画を決定しているのだ。

 星々を打ち出す射出台がある。

 星々は打ち出されてから膨張して、惑星になる。

 生命を育む。

 人工惑星の生命たちは、計画された通りに宇宙船を作り出し、太陽系外から宇宙を越えてこの街へやって来る。

 大人たちが賢明だったのは、数か月で宇宙船が地球にやって来れるように星々を計画して打ち出したことだ。

 計画されしものと、計画せしものの対面。

 大勢の住民が真似をして、星々を計画するようになった。

 太陽系外から何年もかけて宇宙船が地球にやって来る。

 星々の生物たちに、計画者だと思われる喜び。

 啓示のある星、ない星。

 計画される歴史は科学者を幸せにするものであるべきだ。

 たくさんの邸宅。

 たくさんの射出台。

 面白い文明を計画しなければ、誰も褒めたりしないさ。

 そして、計画された星々から、祝福する使者がやってきたり、抗議の艦体が攻めてきたりした。

 いろいろな人々が星々の計画書を作り、そこから宇宙船がやって来るのを待っている。


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