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【Ai執筆ifストーリー】最強スキルを授かったのに追放された俺、気づけば世界を救っていた【if】  作者: あぁ
第1章『追放と邂逅』

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第29話魂の試練、響き合う真実

間話の後に28話くるはずが間話の前に投稿なってました。次からは気をつけます


第29話(if):魂の試練、響き合う真実


 扉の向こうにあったのは、どこまでも白い空間だった。


 床も、壁も、空もない。音さえもない、完全な無の世界。

 けれどその中心に、ひとつだけ確かなものがあった。


 ――自分自身。


 「……ここは?」


 セレスの声が空間に溶けると同時に、景色がにじんだ。

 気づけば、彼女はひとりだった。クロウも、エリスも、ルカもいない。


 「これは……“試練”」


 誰かの声がした。けれどそれは、誰のものでもない。

 まるでセレスの心の奥底が、形をとって語っているようだった。


 「あなたは問われている。“なぜ歌うのか”を」


 目の前に現れたのは、かつての自分だった。

 孤独だった少女。誰にも理解されず、それでも歌うことをやめなかった日々。


 「私は……」


 セレスは目を伏せた。


 「誰かの救いになりたかった。でも、誰も救えなかった。ルカのような子さえ……」


 影のセレスが語る。


 「君の歌は、人を導く力を持つ。でもそれは、同時に人を傷つけることもある。

 ――それでも、なお歌う覚悟があるのか?」


 震える唇を噛んだあと、セレスははっきりと答えた。


 「……あるよ。私は逃げない。痛みごと抱いて、私は歌う」


 その瞬間、白い空間が崩れ、鮮やかな光の粒となって四方に散った。


 同じ頃――ルカもまた、自らの試練に直面していた。


 「私は……壊れてた。誰にも求められなくて、ずっと“いらない”って言われて……」


 そう呟く少女の前に現れたのは、幼い日の“母”の幻影。


 「どうして、私を捨てたの……?」


 ルカは涙をこぼした。


 「……でも、もういいの。私は、自分を否定しない。

 歌は、私の全て。誰かに拒まれても、私は私を信じたい」


 小さな決意の一言が、世界に響いた。


 そのとき、白の空間が音を取り戻す。


 ――セレスとルカの歌声が、時を越えて響き合い始めた。


 遠く離れていても、彼女たちの“核”は共鳴していた。

 まるで、二つの魂が手を取り合うように。


 そして、彼女たちの目の前に新たな道が現れる。


 試練は、終わった。

 だが戦いは、ここからだ。


 クロウ、エリスもまた、それぞれの「答え」に向かって歩みを始める。


 ――選ばれたのではない。選んだのだ。

 才能を、世界を、そして己の生を。


 世界の理を超えてなお、命は歌い続ける。



---


次回:【第30話(if)】「理との対話、存在の証明」


霊なる存在との対話が始まる。

生きる意味と、存在の理由。問いかけるのは、君自身――。

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