自己紹介3
誤字脱字あったらすいません!登場人物多いので自己紹介編多いです。
良兄の方に目をやると、何やら良兄にそっくりだけど、良兄より背丈が低い。上目遣いで良兄の腕にしがみついている。良兄はその少年の頭をポンポンと撫で、言った。
りょうた「ほら、ゆうた。皆さんにご挨拶して。」
良兄がそう言うとそっちに、注目が集まった。
ゆうた「始めまして。鈴木優太です。『廃偽迷生』では兄さんと僕がお世話になっております。」
ゆうたくんは、見れば見るほど、良兄とよく似ていて、違うのは背丈と前髪の分け方くらいだ。良兄は前髪を左に流しているが、ゆうたくんは普通に下ろしている。礼儀正しくいい子だなと思っていたのもつかの間。私は忘れていた。『廃偽迷生』に集まった人たちに普通の人はいないと。ゆうたくんは笑顔を浮かべたまま身の毛を立たせるようなことを言い放った。
ゆうた「…言い忘れましたが、僕の兄さんに近づいた奴は死を持って償っていただきますので、そこのところよろしくお願いしますね?」
場の空気が一瞬で凍りついた。この少年はヤンデレだったんですね。ハイ。みんなして口を閉じることができなくなっている。さらに信じられないのは、あんな風に言われて良兄は笑顔を絶やさないどころか、
りょうた「いやぁ〜。僕って愛されてるなぁ〜♡」
ゆうた「当然愛していますよ?」
もう、知らない。ほっとこう。うん。思考放棄しようとしたその時、命知らずな青年が二人に近づいた。
???「…僕も良汰君と会話しちゃダメなの?」