第五話 楽しい?職場体験!!
お待たせしました、最新話です。
入学してから早くも一か月が経過した。
もうみんな学校生活には慣れたもので僕が食堂に行くとほとんどの人が朝食を取っていた。
「おはよう。」
「ああ、おはよう。」
「おはようございます。」
「おはよう」
僕がいつも通りヘルたちのいるテーブルに向かうといつもより1人多いことに気付く。
いつもは僕、ヘル、カッツェちゃん、そしてゲヴィッターがいるのだが、今日はそれに加えて女子が一人、テーブルに座っていた。
ちなみに、ゲヴィッターはこの一か月の間の授業で仲良くなった。
深緑の髪が特徴だ。顔はヘルとは別のベクトルのイケメン。
ヘルが王子様系イケメンならゲヴィッターはチャラい系イケメンだ。
あの女子、確かカームさんだっけ。
いつもは向こうのテーブルで食べてるはずなんだけど……
「あれ?カームさん珍しいね?あっちで食べなくていいの?」
そう声をかけると、
「いえ、今日から皆さんと一緒に食べようかなーって思って。…ダメ?」
青色の髪に大きな瞳。カッツェちゃんに負けないくらいの美人だ。
ポニーテールにしている髪は艶がある。
そんな彼女が上目遣いで許可を求めてくる。
「いや、にぎやかになるし全然いいよ。」
そんなことされたら断れるわけないだろ。
断る気もないけど。
「ところで…今日は月に一度の職場体験の日ですよね?」
「ああ、そうだったね。」
カッツェちゃんが言うように今日は職場体験の日だ。
職場体験は3日間かけて行われるもので、自分の希望した場所に職業体験に行くことができる。
ちなみに最初の一回は強制でそれからは定期的にいくか行かないか選べるシステムになっている。
「みんなはどこに行くの?」
気になったので聞いてみる。
いける場所は確か、冒険者ギルドと王宮騎士団、王宮魔法師団に治療院、商業区のどこかの商会があったはずだ。
「私は治療院へ行きます。」
「俺は…魔法師団かな。」
「僕は騎士団だな。」
「私は冒険者ギルドかな。」
カッツェちゃんとヘルとゲヴィッターは予想通りだがカームさんは意外だったな。
「へぇ…僕もカームさんと同じ冒険者ギルドにする予定だよ。」
ちなみに冒険者ギルドは冒険者を統括する組織でここに行かないと冒険者登録はもちろん、依頼を受けることすらできない。さらに冒険者は自由だがガラが悪いわけではなくギルドのルールは厳しく、破ってしまうと二度と町に入ることすらかなわないのだとか。
僕がそういうとカームさんは嬉しそうに笑って、カッツェちゃんは凄まじいほどの殺気を放ってきた。ちらりとゲヴィッターの方を見ると呆れたように肩をすくめていた。
なんでだろ?
「ま、まぁいいや。教室行こうか?」
ヘルのおかげで何とか気まずい空気が断ち切られた。
教室に行くともうすでに大半の生徒が来ていてあとは先生が来るのを待つだけだった。
少し友達と話をしていると先生が来て職場体験だから気を付けるようにとだけ言って帰って行った。大分自由だなおい。
さてと…冒険者ギルドに行くやつは…あら?僕とカームさんしかいないのか。冒険者って人気ないのかな?
そう思ってヘルに聞くと、
「当たり前だろ?なんでみすみす命を懸けて戦うことが多い場所に行かなきゃならないんだよ。」
ごもっとも。まぁでも知らないやつじゃないだけ良かったってことでいいか。
「じゃあカームさん、行こうか?」
「うん」
僕はカームさんと二人で学校を出発した。
☆
冒険者ギルドまでは思っていたよりも遠くて、カームさんと話をしながら向かっていた。
今は二人とも制服から着替えていて僕は母さんに買ってもらった装備を、カームさんは動きやすそうな軽装備に腰にレイピアを提げていた。
「なんでカームさんは冒険者ギルドに?」
「お父様――お父さんの親友が、昔やっていたらしくてね。昔の話を聞くとあこがれちゃって。」
「そうなんだ。僕は父さんがやってたんだよ。」
軽く自己紹介などを含めつつ、ゆるい会話をしながら歩く。
すると、カームさんははっとして、
「あの、さん付けしなくていいよ?」
と言ってきた。
確かにずっとさん付けはよそよそしいかもしれないな。
「じゃあ、僕も君付けは無しにして欲しいな」
「分かった。」
そうこうしている間に冒険者ギルドに到着した。
「おお、でけぇな。」
「うん。ここは本部らしいから。一番おっきいんじゃない?」
恐る恐る中に入って受付の人に職場体験で来たということを告げる。
「分かりました…ではお二人はあちらのAランクのパーティ、「閃光」の皆さんと3日間行動してもらいます。詳しいことは後で彼らに説明してもらいたいのですが、まず、このギルド内で喧嘩はしないこと。そして相手が低ランクだからと言ってバカにするような行為も禁止です。大体この二つのルールを守っていただければ問題になることはありません。」
「了解です。ありがとうございました。」
礼を言って「閃光」のもとに行く。
「あの、職場体験できたのですが…」
「ああ、君達か。これから3日間よろしく。」
「僕はパーティリーダーのブリッツ・エクレールだ。こちらはレイ・ムーンライトで、こっちがショック・インパクト。そんでこっちがシュトローム・カレントだ。」
「僕はクリンゲル・ヴァールハイトです。そしてこっちがカーム・ヴィレントシュティレです。」
「よろしくお願いします。」
「オッケー。じゃあとりあえず君たちの戦闘能力と戦闘スタイルを見せてもらうからついてきてくれ。」
「はい。」
そういって連れてこられたのは王都近くの平原だった。
「じゃあここで僕と1人ずつ戦ってもらうからね。まずはカームさんから。」
「はい。」
いきなりプロと戦うのは厳しいだろ……
とは言っても、実際のレベルが知れていいかもしれないが。
僕とほかのパーティの皆さんは少し離れて戦う様子を見守る。
少しして2人は戦い始めた。
ブリッツさんは魔法と剣を巧みに使っていくタイプか。
対してカームはどちらかというと剣技の方で攻めていくタイプのようだ。
素早く移動して相手の裏をかくように剣戟を浴びせようとする。
それをブリッツさんはいとも簡単に回避し、反撃を加えていく。
やはり徐々にカームが押されてきている。
カームの動きがだんだんと鈍くなっていき、一瞬、剣を構える瞬間に隙が生まれた。
その隙にブリッツさんはカームの剣を弾き、吹き飛ばしてから自らの件を鞘に納めた。
やはりブリッツさんの勝ちか。流石だな。
「ふぅ…カームさん、君はなかなかの実力がある。ランクでいうとその年でCランク並みだよ。」
「…!ありがとうございます!」
「じゃあ次、クリンゲル君」
僕の番だ。相手はプロだ。全力で行った方がいいかもしれない。
僕はブリッツさんの前に立って剣を構える。
「よし、じゃあ行くぞ?」
そういうとブリッツさんは切りかかってくる。
…なんだこれ?手を抜いてんだよな?めっちゃ遅い。
くるりと回転してその攻撃ををよけ手刀をブリッツさんの首に当てる。
「くっ…手を抜きすぎたか?」
「はい。もっと思いっきり来てください。」
「ケガしても知らんぞ。」
さっきとは全く違うスピードで切りかかってくる。ほぉ、流石に速い。でも見切れないほどじゃない。
冗談から振り下ろすように放たれた斬撃を横に素早く移動して回避し、直後、ブリッツさんの脇腹に蹴りを入れる。
だが、ブリッツさんは簡単にそれをつかみ、引っ張って僕を投げようとする。あえて僕はそれに逆らわず投げられてから空中で体勢を整え、着地し距離をとる。
「なかなかやるじゃないか。」
「ありがとうございます。では今度は僕から行きますね」
そういうと同時に「縮地」で距離を詰める。そして軽く、しかし素早くパンチを繰り出す。
それをブリッツさんははじき、反撃に転じてくる。
即座に僕はかがんでそれを回避し短剣で突きを繰り出す。
その攻撃はぎりぎりブリッツさんが回避したがそのせいでブリッツさんの態勢が大きく崩れる。もちろんそんな隙をみすみす見逃すようなことはしない。
足払いを仕掛けてブリッツさんを倒してから確実に仕留めるために背後に回り、のど元に短剣を突き付ける。
「僕の…勝ちですね?」
「あ、ああ…完敗だ。」
こうして僕は後先考えずにブリッツさんをぼこぼこにしてしまった。
「ああ、なんてことしてしまったんだ!」
僕はギルドに帰りながら叫ぶ。
「大丈夫だって。そんなに怒ってないじゃん。あの人達。」
「いや…でもさ?」
こう…大人に勝っちゃうと後で面倒ごとに巻き込まれる可能性が…
「いやぁ、強いね!クリンゲル君!もう多分僕じゃ勝てないよ。魔法を使う暇すらなかったからね。」
「いや、偶然ですよ。」
「またまたぁ。すぎる謙遜はあまり良くないよ?」
「はぁ…」
まあいいや。なるようになれ。
☆
「じゃあ実際にクエストを受けようと思うんだけど、2人の実力を鑑みるに特に何も問題はないから君達だけでクエストを受けてみないか?もちろん監督として近くにはいるからさ。」
ギルドについて少し休憩してからブリッツさんがそんなことを言い始めた。
なるほど、受ける依頼のレベルを決めるための手合わせだったのか。
「分かりました。」
「じゃああのクエストボードから好きなのを一つとってきなよ。」
そういわれたのでクエストボードから『ロックリザードの討伐』をとってきて渡す。
「え?ほんとにこれすんの?…まあ大丈夫か。」
「え?何か問題が?」
「いや、ロックリザードって割と強い魔物なんだよね。」
あの両親僕をだましてたのか!前に森で出てきたとき
「ああ、カスだな。」
とか言ってたのに!じゃあ、もしかして…
「あの、関係ないことなんですけど、暗黒の森ってどれくらい危険ですかね?」
「え?あそこはまだ僕たちじゃ即死しちゃうかな?」
うわぁぁぁぁぁ!!!あの2人は僕を殺そうとしてるんだぁ!!!
そんな危険なとこを…僕一人で…虐待だぁぁぁ!!!
「もう質問はいいかい?じゃあ行こうか。」
そういって王都の近くの岩山に向かうのだった。
☆
「あの…ロックリザードなんて私無理だよ?」
岩山に向かう途中に馬車の中で心配そうにカームが言う。
「ああ、大丈夫。僕に任せてくれ。何度か戦ったことがあるから。」
「ええ!?なんで?」
「僕はね…親に殺されそうになってたんだ。」
「雑魚だって言われてロックリザードと戦わされたんだ。」
「そんな…」
「まぁ、だから安心してくれ。」
あの両親は絶対に許さん!
「よし、2人とも!着いたよ!」
呼ばれたので馬車から降りる。
「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!」
「なんだい?それ?」
分かんないよそんなの!笑えよ!!
「じゃああとは2人で頑張ってくれ。」
「この辺にいるからね。」
見送られながらロックリザードを探しに行く。
最初の場所からかなりの距離を歩いたが、いまだにロックリザードを見つけることができない。
「全然いないな?」
「そうね…」
特に話すこともないので無言になってしまう。それがさらに暇さを掻き立てる。
その時だった。突然岩陰からゴブリンが飛び出てくる。ああ、こいつは!あの2mの奴じゃないか!
「おお、ゴブリン!」
「え!?これゴブリンじゃないよ?ゴブリンの上位種のダークゴブリンだよ!」
「へ?まじ?」
また騙されてしまった。なんでいつも僕を騙すんだ!?そんなに僕を殺したいのか?
ふざけんじゃねぇ!!
勢いでそのまま『ファイヤスピア』を放ってしまった。
ダークゴブリンは一瞬で消し炭になった。やっべ!やっちゃった!
「…あはは」
「ど、どうしたの?」
「私なんか全然足元にも及ばないんだね…」
うわぁ、やってしまった…
絶対引かれた。
「…いこうか?」
「うん…」
更に雰囲気が暗くなってしまった。
どうしよう…この空気には耐えられないよ。
更に3㎞ほど歩くと一番大きな岩山の前で洞窟を見つけた。
「絶対これだわ。」
「そうね」
「入りたくないなぁ」
「でも、入らなきゃ。」
「うっ…持病の面倒臭いことに関わると死んじゃう病が…」
「じゃあ、死ね」
ええ!そんなこと言うなよ!?
どんだけ怒ってんだよ!?
「ごめんなさい!!」
ジャンピング土下座をした。
この土下座は僕が母さんに怒られそうになった時に少しでも怒りを鎮めるために編み出した秘技だ。
「ああ、そんなことしないで!?私も言い過ぎたから!」
効果抜群だ!!
洞窟に入るとすぐにロックリザードが現れる…わけもなく、それどころか魔物にも会わず全くと言っていいほど生物がいなかった。
「なんだここ?」
「何もいないね?」
どうしようか?何か魔物をおびき寄せる罠でも張るかな? とか考えていると、
「あ!出たよ!」
そこにはロックリザードが4~50匹ほどいた。
「ここが巣か…?」
「みたいね。さあ!やりましょうか!」
カームが切りかかっていく。僕はそれを援護しようとジャンプして襲い掛かるロックリザードを魔法で吹き飛ばす。
「!!ありがとう!」
カームも。見るからに切れ味のいいレイピアでロックリザードの甲羅がない部分を次々に切り刻んでいく。
レイピアの使い方がうますぎる。
その時、後ろからカームに襲い掛かろうとしているロックリザードがいたことに気付いた。
僕も魔法を使ってそいつを吹き飛ばす。
しかしカームも頑張ってはいるが流石に1人では無茶なようで次第に疲労が見え始めた。
やはり僕が前に出た方がよさそうだ。
「カーム!下がれ!僕が出る!」
そういってロックリザードの大群に突撃していく。
カームをターゲットにしているロックリザードがカームを追おうとするが僕が短剣で切り裂いて仕留める。
いつの間にかすべてのロックリザードが僕をターゲットにしていたようで、囲まれてしまった。
背後の気配に気を付けながら魔力を練り『ファイヤスピア』で目の前の一匹を消し炭にすると、両サイドのリザードに飛びかかられる。
僕はそれを短剣で切り裂いて二匹同時に絶命させると最後の一匹に『ファイヤアロー』を連続で打ち込んだ。
断末魔すら許さずリザードを燃やし尽くす。
気付けば敵はあと4匹。しかしどう見ても一番奥にいるロックリザードは普通と違う。
めちゃくちゃ強そうだ。
「くらえ!!」
こういう時は先手必勝。目の前の4匹に向かってファイヤスピアを唱える。
断末魔をあげて3匹は消し炭になる。
しかしあの1匹だけは倒れない。むしろ逆に僕にどうやって反撃をしようかと考えているようだ。
ロックリザードは尻尾を僕に叩き付けようとして大きく尻尾を振る。
僕はそれを敢えてよけずにつかんで投げ飛ばす。
壁に叩き付けられるロックリザード。僕はそれに向かってファイヤアローを3発叩き込む。
が、それでは奴も倒れない。今度は距離をとって口から火を吐いてくる。僕はそれを「宙歩」でよけると開き切っている口に踵落としを食らわせ、強制的に火を止める。
そのまま甲羅に着地して力任せに甲羅を殴りつける。
すると甲羅はいとも簡単に割れた。
「っつー…やっぱいてぇな。」
と言いながらその背中に短剣を突き刺す。
ロックリザードも抵抗しようとして暴れるが、もはや時すでに遅し。
「黙ってろ!」
首を踏みつけてそのまま脊髄を砕く。
ロックリザードは今度は断末魔をあげる暇もなく絶命した。
「怪我はない?」
「うん。ありがとう。」
「良かった。カームも大分強いじゃないか。」
「ううん、クリンゲルの方が強いよ。」
そういって討伐した証明になるロックリザードの甲羅を持って「閃光」のもとへと戻る。
「え!?こんなに倒したの!?」
僕たちは倒した50匹すべての甲羅を魔法の「アイテムボックス」(なんでも入る異次元につながる箱を作り出す魔法)で持って帰ってきていた。
「こんなに持って帰るなんて…僕たちより君たちの方がよっぽど強いようだね…」
呆れられてしまった。
「もう僕たちに教えられることはない。逆に僕たちが戦い方を教えてほしいくらいだよ。」
「そんなの無理ですよ…」
もうだめだ。なんでいっつもやりすぎてしまうんだろう。
「それじゃあ今日はギルドまで戻って解散にしようか。」
「はい。分かりました。」
そうして僕たちは王都に戻った。
「よし!じゃあまた明日!」
「閃光」の皆さんと別れて僕たちは寮に戻る。…と思ったが職場体験はそれぞれで宿をとらなければならないのを忘れていた。
「どこの宿にするかねぇ」
「適当でいいんじゃない?」
そういわれたので一番近くにあった「小鳥のさえずり亭」に決めた。
そこには…客がほぼいなかった。
「こんばんわ。部屋を2つお願いしてもよろしいですか?」
そう声をかけると奥の方からおばさんが現れて、
「いらっしゃい!2つね!何日だい?」
と聞いてくれた。
「ああ、えっと、3日です。」
「じゃあ部屋2つで3日でいいね?5000ゴールドだよ!」
僕は財布から学校から支給されたお金を取り出し、渡した。
「じゃあ部屋は2階の一番奥の部屋2つを使ってくれ。」
「分かりました」
とりあえず部屋に向かう。
「うわぁ、結構いい部屋じゃん。」
そこは特に悪いところは無く、逆に過ごしやすそうだった。
「こりゃ、ラッキーだったな。」
後で聞くとカームも同じ感想だったらしい。
夕飯を食べるために下の食堂に降りるとそこには…
凄まじい強面のおっさんがいた。
「なんだ貴様ぁぁぁ!!!」
「私はこの店の亭主だ。」
「ああ、すいません。つい…」
敵襲かと思って臨戦態勢とっちゃったよ。
「まあいいよ。それよりも冷めてしまうから早くお食べ。」
店主に促され、テーブルを見るととても美味しそうな食事が用意されていた。
全てが美味しそうに見える。むしろ美しい。
「いただきます!」
僕はまずシチューから食べ始めた。
なんだこれ!めっちゃ旨いぞ!クリーミーだが、微妙に酸味が効いていて、いくらでも食べられるような気がしてきた!
「美味しい!!」
カームもご満悦のようだ。
そのほか、焼き魚やパンもすべて美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまった。
そのままいい気分で僕は寝床についたのだった。
明日は今日ほどきつくないといいんだけどなぁ…
次回も金曜日に投稿します。
感想やご意見、お待ちしております。