ある春の日の出来事~学校に呼び出されモンスターペアレントと遭遇しました☆~
とある晴れた春の日の出来事
皆さんももしかした遭遇したことがあるかもしれません
本日は恐ろしいモンスターペアレントの話ですっ!
皆様こんにちわ~葵です!
かづちゃんの初めての会社訪問も終了し
その後はみんなで春休みを満喫しました♪
そんなこんなで春休みも終わり新学期うちの子達も高校二年生になりました
後2年で結婚出来る年かぁ~今から何かと楽しみです!
因みに僕は今日定食屋椿で働いている
基本的には着物にエプロンのスタイルで
長い髪は上に結い上げ簪を刺して、ナチュラルメイクをしている
あっ・・お客さんだ
「いらっしゃいませ(にこっ)
あら・・近藤さんじゃないですか!いらっしゃい
二名さまでよろしいですか?お席にご案内いたします」
この近藤さんはこの商店街の先にある会社に勤めているサラリーマンで常連さんだ
お連れさまは初めての人かも
「葵ちゃん。今日も元気でいいね!」
「ふふふ・・・ありがとうございます♪
いつも食べに来てくれてありがとうございます
今日は何にしましょうか?」
「何かおすすめあるかい?」
「今日は日替わりで鯖の味噌煮定食としょうが焼き定食があります
値段も普通の定食メニューよりお安いです」
「高瀬くん。君はどうする?
僕は鯖の味噌煮定食にしようかな」
「じゃあ僕はしょうが焼き定食でお願いします」
そう言った男性は近藤さんの後輩社員の様だ
「はい。かしこまりました
ご注文の確認を致します
鯖味噌定食としょうが焼き定食ですね
ご注文は以上でよろしいですか?」
「はい」
僕は注文を確認してから料理人の七瀬恭也さんに注文を伝えた
「日替わりで鯖味噌1・しょうが焼き1です」
「はいよっ。」
僕はほうじ茶とおしぼりをもって再び近藤さんのテーブルへ
「おそくなりすみません
お茶とおしぼりです
お茶はおかわり自由ですからなくなったら声をかけてください」
「ありがと。葵ちゃん
あっ!そうそう・・コイツ後輩の久瀬って言うんだけど
僕が普段何処でお昼食べてるのか気になるって言ってたんで連れて来た」
「あら・・そうなんですか?ありがとうございます
久瀬さんもうちを気に入ってくれると嬉しいです」
「ここ雰囲気が好きでね
料理も家庭的な味でいいよね」
「ふふふ・・近藤さんったら。誉めてもなにも出ませんよ?」
そんな僕たちの様子を少し驚いた様子で見つめる久瀬さん
「葵ちゃ~ん。注文の品物できたわよ!」と美紀さん
美紀さんは僕と同じオメガで恭也さんの奥さんだ
僕の母と同級生でこのお店で働く従業員だ
「はーい。わかった。いま行く!」
僕は近藤さんたちに軽くお辞儀をしてから注文を受け取りに行った
伝票と定食があっているかを確認し、近藤さんのところまで運んだ
「お待たせいたしました!
ご注文の鯖味噌定食としょうが焼き定食です
熱いので気を付けてお召し上がりください」
そういって僕はカウンターのところまで下がり、お客さんが来るのを待った
うちの定食の特徴は味付け、家庭での味そのままで出すのだ
なのでここの料理は我が家の味なのである
そしてご飯・味噌汁・沢庵・メイン料理・小鉢(これは日によって違う)のセットで
結構なボリュームだ
「「いただきます」」
はふはふ・・・もぐもぐもぐ・・
「美味しい・・!!」
思いの外大きな声が出てしまった彼はキョロキョロと回りを見渡した
ふと僕とも目が会うとちょっと恥ずかしそうにしながらも口パクで”おいしいです”と一言
近藤さんはというと・・
「そうそう・・・・この味!懐かしい味なんだよな~・」といつものように美味しそうだ
そんな近藤さんの鯖味噌を見ながら少しためらいがちに
「近藤さん・・少しおかずを交換しませんか?」と言った
「そうだな!そっちも美味しそうだ。二人で来るのもいいな!交換できる」と嬉しそう
二人はお互いのおかずを仲良く交換して、楽しそうに食べていた
こういう光景を見るとこころがぽかぽかしてくる
その後ももくもくと美味しそうに食べ、あっという間に完食した
僕は食後のお茶とサービスに抹茶アイスの上に小豆のトッピングをして持っていった
「お茶お入れしますね・・
それと食後のデザートです。」と僕がいうと
え??という顔をした二人
「僕からのサービスです
知り合いからもらった抹茶で作ったんです
僕の手作りでもよければどうぞ」
「いいのかい?やったね!美味しそうだ。ありがとう葵ちゃん」
「僕まで・・いいんですか?」
「どうぞ。僕が趣味で作ったお菓子ですけど、よければ食べてください」
二人はパクリとアイスを頬張った
「「うん・・美味しい。」」
アイスもペロリと平らげた二人は
「「ごちそうさまでした。」」といって嬉しそうに帰っていった
side近藤&久瀬
「あー・・美味しかったなぁ。今日の料理も!」
「本当に美味しかったです。近藤課長いつもあんな美味しいお店で食べてたんですね」
「うまいだろ!これぞ、家庭の味って感じでさ。
しかも従業員もみんな雰囲気が柔らかくて落ち着くんだよな~
俺があの店に誰かを連れてくのはお前が初めてだ」
「あんなに美味しいお店なのにですか?」
「あの店のにいた従業員はさ・・みんな男の子なんだよ
可愛い格好してるんだけどね」
「えっ!?そうなんですか?
でも・・・なんというか普通にかわいかったです」
「だろ?
でも・・普通はお前みたいに受け入れてくれないやつもいるだろ
だから俺は”連れていくやつ”を選ぶんだ
因みにあの店夜はスナックになる!夜は夜でいいぞ!」
・・・スナック!
「スナックですか・・・どんな感じなんだろ?」
「葵ちゃんの夜お店での写真あるぞ(キャバ嬢っぽい葵ちゃん)」
「・・・・・・ありですね」
などという男二人の会話が繰り広げられておりました
そして葵はというと
お店の忙しさはピークになりパタパタと動いておりました
そして時刻は14時・・お店も落ち着いて来た頃・・一本の電話がかかってきた
トゥルルルル・・・
「はい。小料理屋椿でございます」
「・・?小料理屋?
・・・・あのつかぬことをお伺い致しますが・・多知花凪月くんのご親戚の方でしょうか?」
「はい。そうですが?」
「・・・よかった~。
私美星学園高校の凪月くんの担任で三好といいます
あの・・凪月くんのことで
実は少々問題が起きましてご両親に連絡を取ったのですが繋がらなくて
それで生徒手帳にあったこの番号に電話させていただきました」
なっちゃんが問題起こすとか考えられないけど、とにかく話を聞いてみなくちゃいけないね
「大丈夫ですよ
えっと・・自己紹介が遅くなりまして僕は多知花葵といいます
凪月は僕の兄の子ですので、兄の代わりにお伺いします
兄も姉さんも仕事が忙しく出れないのだと思います
すみません」
「いえいえ・・それではお手数お掛けしますが
今から来ていただくことは出来ますか?」
お店もそんなに混んでないし・・大丈夫かな
今はなっちゃんの所に行くのが最優先!
「わかりました
今からですと30分ぐらいで着くと思いますのでよろしくお願いします!」
僕は電話を切ると・・一階のみんなに
「皆ごめんね。
凪月の学校の先生から電話で呼び出されたから行ってくる
何があったかきちんと聞いてくる
後の仕事は任せます!」
「お店は大丈夫よ!はやくなっちゃんのところに行ってあげなさい!」と母さん
「ありがと!」
僕はエプロンを外し、少し身なりを整え
鞄に財布と携帯など必要なものを詰め、お店を飛び出した・・・
それからはタクシーを捕まえて美星学園までむかった
先生に伝えた時間内に学校に到着すると、下駄箱でスリッパを履いて3ー2の教室へ向かった
僕が扉を開けると・・・中には凪月と一人の女子生徒と、多分その保護者それから三好先生がいた
僕は凪月の隣に座り挨拶をした
「遅くなりすみません
多知花凪月の叔父で葵といいます」というと
(男っ!)
(男なのに女性の格好しているわ)という声が聞こえて来そうな視線が刺さる
「初めまして、担任の三好です。
失礼ですが・・男性の方ですか?」
まぁ・・予想通りの質問ですね・・
「はい。男ですよ(それが何か?)
それよりも何があったんですか?
甥の凪月が何かしたのでしょうか?」
「実はこちらにいる凪月くんの恋人の加々美ゆかり(かがみゆかり)さんが
放課後町で凪月くんが男の子とキスをしている所を目撃したそうで
その・・男女の恋愛ならいざ知らず・・
男性同士の不純異性交遊ですと学校側としても注意しなくては行けませんから事実確認をと思いまして」
は・・・・・?
そんな下らないことで呼び出されたの?
と・・・いうか・・・このゆかりさんこそどなた?彼女?
まぁ・・・・・あり得ないですよね~
「えっと・・・どこから話しましょうか。
まず、そこのお嬢さん。たしかゆかりさんでしたよね?
そのゆかりさんが凪月と付き合うということはまずありません
それから「ちょっと!待ちなさい。うちのゆかりと付き合うのがあり得ないですって?」」
うん。ありえないよ。
事実だからね
「はい。ありえません。」
・・・・・・・ポカーン。
「どうしてあなたがそんなこと言うんですか!私と凪月くんは付き合ってるのよ!
わたしが彼の彼女なのっ・・・」
「そうよ。どうせ男に走ったのもあんた見たいのが身内にいたせいでしょ?」
・・・・・・まぁ、この人達の常識が僕達に当てはまんないように
この人達の常識も僕らには当てはまんないのですよ
今から説明しなくちゃね
「最初に言った通りまず事実として凪月と彼女が付き合うということはありません」
「あなた一度ならず二度までもッ!」
「人の話は最後まで聞きましょう。奥さん
話続けてもいいですか?」
僕は何か言いたそうな加々美親子だったが三好先生がそれを止めた
「まず初めにうちの凪月いえ・・なっちゃんがなぜ彼女と付き合っていないと言ったかというと
それはうちの息子の真咲と中学生の時から付き合っているからです
それと三好先生はなっちゃんの性別をきちんとご存じですか?」
「性別?男性ですよね?」
「あなた何をいってるの?男の子じゃないの!」
・・・・・・こりゃダメだね
「なっちゃんや僕は性別は”男”じゃないんですよ
生物学上は男ですけど・・性別は違います。この違いわかりますか?」
先生なら知ってるはずでしょ?
「何をおっしゃりたいのか。すみませんがわかりかねます」
「そうよ!問題をすり替えないでちょうだい」
「葵さんはすり替えてないよ。
ちゃんと大事な話してる。
それと僕が愛しているのは真咲・・君じゃないよ
いつ君と付き合ったのかな?僕は知らない」となっちゃん
「何でそんなこというの!あんな子凪月くんに相応しくないっ」
ちょっとまって・・いまの発言はヤバイ・・・
なっちゃんはキッ!と鋭い視線で彼女を睨んだ
ヤバイヤバイ・・・
「なっちゃん!落ち着きなさい!」
僕の声に皆一瞬ビクッとしていた
はぁ・・・セーフ・・・
「ちょっと・・何よあの目・・・」
「大丈夫。ゆかり・・・女の子をそんな目で見るなんて最低ね!」
おいおい・・今のはあんたの娘が悪いんだよ!
「はぁ・・・なっちゃん。怒るのもわかるけど少し落ち着いて
僕がちゃんと話すから(僕はなっちゃんをそっと抱き締めた)
今のはゆかりさんが悪いよ
なっちゃんにとって真咲への暴言は禁句だからね」
「ゆかりが悪いっていうの?」
「話が進まないので少し黙っててもらえませんか
話を続けますね?
さっき言った性別の話ですが、なっちゃんはきちんと学校に書類を提出しています
ですからそれを把握できていないのは三好先生の確認不足ですよ
今から話すことは中学の保険体育でも習っていることですが説明します
まずなっちゃんの性別は”アルファ”です
人工の3%しかいない特殊な性別です
ですので普通の女性との間に子供を作ることは出来ません
そしてそのアルファと子供を作ることができるのが”オメガ”です
オメガは男性にしかいません、だからなっちゃんは僕の息子の真咲と付き合っています
真咲は僕と同じ”オメガ”ですから
以上のことかあら彼女とお付き合いするという事実はありませんし
不純異性交遊ではありません
私たちにとっては普通の男女の恋愛と一緒なんです!」
「・・・えっ・・凪月くんはアルファなんですか?(そんなまさか!」
「何わけわかんないこといってるのかしら?意味わからないわ」
「そうよ!何よそのワケわかんない性別!ごまかさないいでっ」
うわ~・・・説明しても通じないのか・・・う~ん
この学校の保健の先生呼んでもらおうかな・・
「はぁ・・あのね。加々美さん
ワケわからない性別じゃないんですよ
実際に存在する性別です
これじゃあ、説明した意味も無さそうですね・・・
なっちゃん、保健の先生わかる?呼んできて」
(・・・コクン)
なっちゃんに頼んで呼んできてもらうことにした
「ちょっと・・何勝手なことしてんのよ!」
「そうよ!」
担任は加々美親子の迫力に萎縮してるのと凪月の衝撃の事実で頭一杯みたいだね
「保健の先生に聞けば今話したことが事実かどうかはっきりしますよ
だって健康診断や授業で話をしているはずですから
とりあえず今はなっちゃんが戻るまで待ちましょう」
もう説明してやれるだけのことはやったし
あとは納得するかどうかはこの人次第になっちゃうよね
「男なのにそんな格好してるなんてやっぱりおかしいわよ!
大人として恥ずかしくないのかしら?」
「変よ・・男の子同士でだなんてッ!(凪月くんは私のものよっ」
はいはい
どうぞ・・・なんとでも言っててください
「なんとか言いなさいよ!」
なんとかっていわれてもねー・・・
ガラガラガラ・・・・
「「「なっちゃん!!大丈夫ッ!!」」」
ブフォ・・・ちょっ・・何してんの・・えっ真咲も来たの?
「ちょっと!三人とも落ち着いて・・こっち来なさい!」
「あれ?なっちゃんは?(息子がいない・・」
「あら?いないわね?(葵ちゃんはいるけど」
「あれ?母さんだけ?なっちゃんは?(えー・・なっちゃんいないの?」
こらこら・・とにかくこっち来なさい
先生困ってるでしょ!
「ほら、二人とも先生に挨拶して!」
((ハッ!挨拶ッ))
「初めまして私、凪月の母で忍といいます。遅くなりすみません」
「僕は父親の綺月です。遅くなりすみません」
「え?・・・あの・・・ご両親ですか?」
「「はい」」
うちの兄も忍さんも仕事上スーツ着用だから、どう見ても男二人にか見えないよねー
だとしてもその反応は・・・ダメでしょ
「先生・・言いたいことはわかりますけど
正真正銘なっちゃんの両親ですよ。この二人は」
その時・・
「あ・・・・・・アイツよ!あいつが凪月くんといたヤツよ!(キッ!」
「まぁ・・じゃああの子が不純異性交遊の相手なのね!汚らわしい」
おいッ!人の息子に汚らわしいって!
流石に怒るぞ!
「「「不純異性交遊???えっ?」」」
うん
うちの常識だとそうなるよね
わかる
「えっとね・・・なっちゃんはうちの真咲のお婿さんの予定なんだけど
そこのお嬢さんが自分がなっちゃんの恋人で真咲とは浮気
そんでもって・・男の子同士だから”不純異性交遊”ってことらしいです」
「え?だって真咲ちゃんと結婚するのは私も了承済みよ?」
「僕が婚約者登録もしたから間違いないよ。ねぇ忍ちゃん」
「そうよ。はづちゃん」
「真咲ちゃんが義理の息子とか楽しみだな~♪」
「ね~♪」
と天然パワーが炸裂してます
「「・・・・・・・・・。」」
加々美さんお口が・・・
「ねえ母さん。なっちゃんまだ?(この女の子誰?」
と息子
来たそばからフリーダムな身内・・
「あの・・話が見えて来ないんですが・・・」
「男同士で婚約なんて国が認めるわけないわ!」
「そうよそうよ」
まだこの話続くの~
あっ!なっちゃん戻ってきた!
「おかえり~なっちゃん!」
「なっちゃん♪おかえり(抱きっ☆」
「・・・真咲ッ!(ぎゅっ・・すりすり・・」
そこっ!行きなりラブロマンスしないのッ!
「ちょっと!そこのアンタ!凪月君から離れなさいよッ!(キッ!」
「やだよ!なっちゃんは僕のだもん!(べーっ!」
(なにこの子!ムカつくわね!)
「凪月くん・・その子から離れて?彼女は私でしょ?」
「・・・え?やだよ。僕が好きなのは真咲だから(ちゅっ☆」
こらッ!煽るなっ・・・火に油注いだよ・・・
あっ保険医の先生来たね(現実逃避・・・
「あの~・・・失礼します。
僕は保健医の篠原ともうします
僕になにかお話があるとか?」
「そうなんですよ。こちらに座ってください。」
「どうも・・三好先生でもわからない話だったのですか?」
「お恥ずかしながら混乱しております」
「そうなんですか・・・で?お話というのは?」
「詳しい話はこちらの葵さんから聞いてください。」
丸投げかよ!
「初めまして葵といいます。凪月の叔父です
えっとですね
凪月ことなっちゃんについて学校には性別がアルファで連絡がいってると思うんです
で・・なっちゃんが男同士で郊外でキスをしていたということで
不純異性交遊ではないかという問題が起きました
ちなみに相手はそこにいるうちの息子でオメガです
なので不純異性交遊ではないという説明をしても理解してもらえませんでしたので
保険医の先生をおよびしました。」
「ふむふむ・・なるほど!
凪月くんは確かに”アルファ”で学校側にきちんと届けが出されています
そしてこの問題に関しては彼らは通常の”男女の恋愛”と同じですね
オメガという女性と同じように子供が産める男性はアルファの男性としか子供がつくれません
そしてこの事は国でも認められています
きちんと手続きをして二人がお付き合いしている以上なんの問題もないかと」
「国で認められているんですか?」
「勿論ですよ。
彼らは”第三の性”として国で保護されています
保健体育の授業も教室が別ですし、もちろん健康診断もです
それに必ず国に書類を提出することになってますから、間違えるはずはありません
教師としてご存じないのは少々問題かと・・・」
ですよねー
「つまりは・・問題ないというこなのですね(何となくしかわからないが」
「「そうそう。二人ともちゃんと婚約者登録してあるから問題ない」」
「こちらの方は?」
「なっちゃんの父です」「母でーす♪」
「私も教師になって長いですが・・本物の”番”を見たのははじめてです
ふむふむ。確かに見た目は普通の男性と変わらないのですね
興味深い・・」
「さっきから何をごちゃごちゃと・・・いってるのかしら!
男同士なんてダメに決まってるでしょ!そんなのモラルに反するのよ
だからうちの子と凪月くんが付き合ってるのが正しいのよ!わかるかしら?」
「「え?わからないですけど?」」
「あなた・・えっと」
「加々美さんだよ。姉さん」
「加々美さんね。
加々美さん、あなたも子を持つ親でしょ?
なら、自分の子供の幸せを勿論ねがってるわよね」
「当然だわ!」
「じゃあ・・付き合って結婚しても不幸になるってわかっててもその恋を応援するのかしら?
あなたのいっていることはそういうことよ
不幸になる相手との恋愛を進めるってこと」
「どういうことよ!」
「だからね!私も息子の幸せのためには真咲くんとの結婚は必要なの
将来子供ができない相手との結婚なんて認められないでしょ?
あなたの娘さんとでは子供は”絶対”に出来ないのよ
どんなに認めたくなくてもそれが変えようのない事実なのよ
おわかり?」
「・・・・そんな。そんなわけないわ!だってあの子は女の子なのよ!」
「これ以上は多分なにを話してもダメな気がするわ!
無理~葵ちゃん癒してっ(抱きっ☆」
「先生。これだけ説明しても納得していただけないのでしたら
もう僕達には出来ることはありません
ですが・・もう少し先生も世の中には色々な人がいることを勉強してください
そしてちゃんとうちの息子のことを見てあげてください」
「そうそう。それとうちの息子がアルファってことは本来はトップシークレットなのよ
だからむやみやたらに話したりしたら私が出てきますからねっ☆
申し訳ないけどもはづちゃんのいう通り、通じないと思うの!
また何かったらよんでくださいな」
「そうだね。私も保険医として説明したこともわかっていない
三好先生にも加々美親子にもこれ以上話すことは無駄な気がするよ
あとは三好先生がきちんと加々美親子に話をするだけだね
凪月のご両親も、それから葵さんもきっちり親としての義務を果たしたよ
あとは君が責任を果たすべきだと僕は思うね」
「・・・・・そうか。」
「ところで・・葵さんたちはオメガとアルファなんですよね?
今後の勉強の為に今度お話うかがってもいいですかね?
こう・・資料では知っていても詳しいこととかなにぶん知識不足なもので・・
話せる範囲で構いませんし、外には漏らしませんので・・ダメですか?」
「え?別にいいよね?姉さん」
「そうね~別にいいわよ。今度葵ちゃんのお店に来てもらえば?」
「おっ!いいね~それ!先生今度一緒に飲みましょう!」
「いいんですか!じゃぁ連絡先の交換でも・・」
「「いいですよ(名刺を渡す・・」」
「・・・えっ!お二人ともすごいですね。」
「何かったらご相談してくださいね~」
「僕の方はお世話にならい方がいいですけどね」
「さてと・・・帰ろうか!兄さん!姉さん!
なっちゃんも!真咲も帰るよ~!」
「「は~い!今行くっ!」」
「「「先生お世話になりましたっ。失礼しまーす」」」
「先生さようなら」
「ばいばーい♪」
「僕もこれで失礼しますね。三好先生」
こうして僕らは三好先生と加々美親子を残し教室を後にした
後ろではなにやらキーキーと言っているみたいだけど・・しーらないっ
「ちょっと!なんで返したのよっ。話は終わってないじゃない!」
「そうよ!なにも解決してないじゃないの!」
「話は済みましたよ・・不純異性交遊はありませんでしたし
そのゆかりさんと彼が付き合っているという事実もありませんでした
娘さんを信じたい気持ちもあるでしょうが、現実は違うんです」
「先生・・あなたまでそんなことをいうんですか?
いいわ、今度の保護者会で議題にあげますからっ!覚悟してらして!」
(これで私が晴れて凪月くんの恋人になれるわ!)
はぁ・・確かにこの親子にはなにをいってもダメそうだ・・・・・
前途多難だな
これが本当の”モンスターペアレント”ってやつが
その後の彼ら・・・
表は営業中で入れないし、裏口から家に入ることにした
ガラガラ・・・・
「ただいまー!」
パタパタと階段を降りる音がして花織さんが降りてきた
「おかえりなさい。あら?アンタ達もきたの?」
「「お邪魔しまーす☆お母さん!」」
「ただいま~☆」
「・・・お邪魔します」
「ねぇ・・アンタ達、華月は?」
「兄さんなら今日は部活だって・・連絡すれば大丈夫」
華月はなっちゃんのお兄さんで弓道部に入っている
「そう・・なら大丈夫ね!
それで結局なんだったの?」
「「モンスターペアレントにあったの!」」
おいおい・・・そこだけピックアップすんな!(笑
「えっ!?怖いわねー
あれでしょ?話が通じないっていう・・」
「そうそう!あらお母様。よくご存じね!」
「この前ニュースでみたのよ!社会問題になってるんですって!」
おいおい・・・話盛り上がってるよ
「・・・・・あってるけどそこだけ言ってもね。はぁ・・」
「おかえり母さん。あと・・・お疲れさま(ぎゅ・・なでなで」
「真緒~・・・うっうう・・大変だったよぉ・・・(ぎゅー・・・はぁ・・癒し)
モンスターペアレント・・・ほんっっと怖い・・・・(ぷるぷる)」
「「ほんとにね!まさしくモンスターだった!」」
と・・このあとは今日あった出来事を
みんなで食卓を囲みながら色々と話をした・・・・
違う常識を持っていたり、違う人種だったりで考え方は違うけど
でも・・・根本的なことは一緒なのかなと思う今日この頃
ちなみにこの後加々美親子により事件が起きるのはまた別のお話で
皆様最後までお読みいただきありがとうございます
2話目投稿いたしました☆
オメガやらアルファやらが浸透していない世界ではこんなモンペがいるのではと
想像しながら書いてみました
いかがだったでしょうか?
またなにか思い付きましたら投稿いたします!
ではまた




