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転移大学生のダンジョン記~拳一つでフルボッコだドン~  作者: 如月 燐夜
三章 挑みし者と立ちはだかる者
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レスキューミッション~ソラトとモネを救助せよ~

ブルース回です。

皆さんの予想は当たりましたか?

それではお楽しみ下さい(*^^*)

主殿とモネが消えた。それは拙者の分体からもたらされた情報で現在49階層を攻略中だった拙者達セレナ班のメンバーに驚愕を与えた。罠を踏み抜いてしまったモネが無数の蜘蛛の魔物から逃げ去ってしまい交戦中の他のメンバーと拙者の分体に後を任せると主殿はモネを追いかけていき合流したところを主殿に渡していた通信用に手渡していた拙者の分体ブルースウォッチの反応がなくなった。


「セレナ殿どうするでござるか?!この班の班長はセレナ殿でござる!」



「むぅ…助けに行きたい…だが隊を預かる身としては無事に帰ってくるのを待つしかないだろう。仕事に私心を挟んではいけない…私は…私はどうすれば…!」


セレナ殿は決して公私混同するような者ではない。ダンジョン攻略中は尚更だ。だが一旦任務が終わると主殿に甘えるようになり羽目を外しすぎるのが玉に疵だが…

それでも優秀な指導者なのだ。主殿の伴侶としてこれほど適切な方は居ないだろう。


「アンリエッタ殿には素手に拙者の分体が報告したでござる。アンリエッタ殿の班はダンジョンを出て入り口の部屋で待機中とのこと。主殿の班も交戦を終え入り口部屋に移動をしてるでござる。ひとまず帰還するのも手でござるよセレナ殿。」


「あ、あぁ…。」


「お嬢ちゃん、こうゆう時こそ無事を祈ってるだけじゃ駄目だ。綿密に計画を立てて救出に向かうのを話し合うのも俺達の仕事だぜ?なに、俺も乗り掛かった船だ、ソラトの坊主の元気な顔を見るまでは付き合うぜ?」


力なく項垂れるセレナ殿にカイン殿が手を差し伸べて、立ち上がらせると拙者達は急いで石板の方へと向かった。



▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼



「隊長!如何いたしましょう?」


「…あぁ…」


セレナ殿はどこか上の空でアンリエッタ殿に話を振られても曖昧な返事しか返さない。ここは拙者が手助けするしかないでござるな。アンリエッタ殿の班は既に主殿とモネが消息を断った場所を探索したが何も異変は見当たらなかったようだ。



「皆の者、聴いてほしいでござる。拙者は分身をして下層へと進入する腹積もりでござる。皆の者には拙者の分身体を預けるので面倒を掛けるでござる。」


そう言うが早いか拙者はスキル【分身】を発動し百へと身を分けた。


この時ほどスライムの体で有ることを嬉しく思った事はない。そして主殿に進化させて頂いて得たこの力も…!


少し小さくなるがダンジョンを跋扈する魔物の目を掻い潜り探索するのならばこれが効果的だ。


一体一体の慎重は大体十センチから十五センチ。


百の階層からなるダンジョンにこれを各階層へと送り込み主殿とモネを救助するため斥候として送る。


情報統制を司る入り口に配した拙者の本体がセレナ殿達を連れて救出に向かう寸法だ。



「オレも行く。ブルース連れてけ!」


「…私も行くよ。…ソラトの魔力もっと食べたいもん。」


「フン…わ、わらわは人の子の事なぞどうでも良いが奴が居なければすうぃーつとやらが食べられないからの。行くしかなかろう…!」


「俺も行くぜ?ソラトの坊主は雇い主みたいなもんだからな!ここで尻込みしてちゃ嫁さんに尻をひっぱたかれちまう…」


「ふふん…!僕もそのつもりさ!ソラトは僕の大切な親友だからね!」


「私も行くよ!どんな危険があろうともモネは家族だもん。隊長!そうでしょ?」


シア殿がそう言うと私も私もとセレナ隊の人間が手を挙げ始める。それを見たアンリエッタ殿がセレナ殿に微笑みかける。



「セレナさん。皆自分の意思でソラトさんとモネを救助するために手を挙げました。セレナさんの気持ちはどうなんですか?」


「私の気持ち…すまない皆!どうかソラトとモネの救出に力を貸してくれないか?ブルース殿の能力と私達の能力を最大限に使って必ず救出しよう。」


「「「おう!」」」


セレナ殿は立ち上がりいつもの調子に戻ると皆を鼓舞した。主殿、貴方様の伴侶はとても優れた能力をされておられるでござるよ。良い人を見つけたでござるな…!



「俺と誰か一緒にギルドに来てくれ!人員を増やす!なぁに、もうそろそろ皆暇してる時間だ。疲れた体に鞭打ってもう一仕事させるさ。報酬はソラトの奴からがっぽり頂けば皆言うことを聞くだろう。」


「それなら私が行きますわ。ガイに説明するなら私が居た方が良いでしょう?」


アンリエッタ殿が手を挙げカイン殿と冒険者ギルドへ向かう事になり他の人員は三度ダンジョンへと潜ることになったのは夕方を過ぎてからだった。


夕刻過ぎ、人員が配備され作戦は開始された。これから夜のダンジョンに挑むのだ。主殿、モネ、どうか無事で居て欲しいでござる…!

消息を断ったソラト達を探すためブルース達が動き出しました。ブルース達はソラト達を無事に見つける事が出来るのか?


来週はお休みです。

再来週からは通常通り水日更新に戻りますのでご了承下さい。

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