第十三章 爆発させない技術
軍曹の部屋は狭かった。
リアンは、それを個人的な侮辱だと受け取った。
絨毯が敷かれ、大きな窓があり、座り心地のいい椅子が置かれた豪華な部屋を期待していたわけではない。そこまで贅沢を言うつもりはなかった。ただ、質素な部屋と、誰かが机と椅子を二脚、不機嫌な男ひとりと一緒に押し込んだ物置との間には、違いがある。
窓は細く、机が部屋の半分近くを占めていた。壁際には書類棚があり、軍用外套が三着掛かった衣桁が置かれている。そのうち一着は、ネズミにかじられたような有様だった。
軍曹が扉を閉める間、リアンは部屋を観察した。
「座れ」
「どこにですか?」
軍曹は椅子を指さした。
「見ればわかるだろう」
「もう一脚の方は壊れているように見えたので、尋ねたんです」
「壊れていない方に座れ」
リアンは従った。
椅子がきしんだ。
「文句を言っていますね」と彼は指摘した。
「お前もな」
「気が合うかもしれません」
軍曹は机を挟んだ向かい側に座った。紙を一枚取り出し、自分の前に置く。
「リアン」
「はい、軍曹」
「なぜここに呼ばれたか、わかっているか?」
「いくつか考えがあります」
「最もありそうなものを聞かせろ」
「オドラン師の書き文字について苦情を出したことです」
「違う」
「荷車ですか?」
「違う」
「ゴキブリですか?」
軍曹が目を上げた。
「何のゴキブリだ?」
リアンは間違いを犯したことに気づいた。
「何でもありません、軍曹」
「ゴキブリに名前をつけたのか?」
「それは禁止されているんですか?」
「知らん。規則にそんな項目を加える必要があったことはない」
「なら、新しい規則を作るいい機会かもしれませんね」
軍曹は机の上に両手を置いた。
「お前は体力試験に合格した。優れた協調性を示し、隊列訓練を素早く覚え、武器の扱いでも平均以上の成績を収めた。読み書きと記録の試験では苦労したが、能力がないわけではなかった。単に、いくつかの質問には答える価値がないと自分で決めただけだ」
「もっといい答えがあると思った質問もありました」
「評価とはそういうものではない」
「今はわかっています」
「疑わしいな」
軍曹は紙に目を落とした。
「動きを覚えるのは得意だが、指示に従う忍耐力がないようだな。機構を観察することはできるが、余計なことを付け加えずに簡単な手順をこなすことができない。移動訓練では、足首を捻った候補者を助けるためにコースを離れた」
「彼は倒れていました」
「そのせいで時間を失った」
「はい」
「なぜだ?」
リアンは机を見つめた。
難しい質問には思えなかった。それでも、答えるまでに時間がかかった。
「彼が倒れていたからです」
軍曹は黙っていた。
「軍人らしい答えではないな」と、やがて言った。
「そう答えなければならないとは知りませんでした」
「ここでは、命令に従うか、誰かを助けるか、選ばなければならないことが何度もある。両方をする時間があるとは限らん」
「なら、もっといい命令を出してもらえることを願います」
軍曹は鼻から息を吐いた。
「生意気な返事さえすれば、何でも解決できると思っているのか?」
「いいえ。二回必要なこともあります」
男は目を閉じた。
リアンは、三回目を付け加えない方がいいと判断した。
オドラン師は廊下で待っていた。
痩せた男で、白髪に、インクで汚れた指をしていた。朝と同じ不機嫌そうな表情だったが、今度は小さな手帳を持っていた。
「リアン」
「先生」
「来なさい」
「また狭い部屋ですか?」
「誰にも迷惑をかけずに書き物ができる部屋だ」
「それは進歩ですね」
オドランは返事をせずに廊下を歩き始めた。
指導室は二階にあった。軍曹の部屋より広く、窓が二つあり、本棚と数学の記号で埋め尽くされた黒板があった。隅には丸めた地図が置かれ、机の上には関節が動く木製の骸骨模型が載っていた。
リアンはその前で立ち止まった。
「これ、人間ですか?」
「解剖模型だ」
「死んでいるんですか?」
「木製だ」
「じゃあ、あまり生きてはいませんね」
オドランは手帳を机に置いた。
「昔からそうだったのか?」
「美しかった、という意味ですか?」
「人を苛立たせる性格だという意味だ」
「自分の経験では、幼い頃からです」
師は椅子を引いた。
「座りなさい」
リアンは腰を下ろした。
オドランは手帳を開き、いくつかの記録に目を通した。
「評価書類の文字について苦情を書いた理由は尋ねない。もう読んだからな。知らない機構を分解しようとした理由も聞かない」
「仕組みを知りたかったからです」
「それはわかっている。問題は、間違った方法で分解したことだ」
「でも、どうやって分解してはいけないかはわかりました」
オドランは顔を上げた。
「何にでも答えがあるのか?」
「いいえ。荷車の問題については、まだ答えを探しています」
オドランは手帳を閉じた。
「お前は覚えが早い。だが、好奇心は規律の代わりにはならないと理解する必要がある。ここで学びたいのなら、経験と無謀な行動を区別できるようになれ」
「ここで学びたくなかったら?」
「別の課程に回される」
「どこですか?」
「まだわからん」
リアンは満足そうな顔をした。
「いいですね。驚きがあるのは好きです」
オドランは、その熱意を共有しているようには見えなかった。
「質問をする。冗談抜きで答えなさい」
リアンは椅子に座り直した。
「努力します」
「なぜヴィレデンに来た?」
少年は窓の方を見た。
外では学生たちが中庭を横切っていた。ある一団は板材を運び、別の一団は小さな手押し車の前で議論していた。噴水のそばでは、髪を束ねた少女が年下の少年に何かを教えていた。少年は彼女の手の動きを真似しようとしていた。
「命令されたからです」とリアンは答えた。
「それでは、なぜここに到着したかの説明にしかならない。なぜ来たのかを聞いている」
リアンはしばらく黙っていた。
「ほかに行くあてがなかったからです」
オドランは答えを待った。
「ここで何を見つけたい?」
「自分がいられる場所です」
「それだけか?」
「今のところは」
師は何かを書き留めた。
リアンは、ペン先が紙の上を滑っていくのを見つめた。
「先生は何でも書くんですか?」
「重要だと判断したことはな」
「では、ゴキブリのことは書かないでください」
「もう書いた」
リアンは胸に手を当てた。
「プライバシーの侵害です」
「この施設にゴキブリのプライバシーは存在しない」
少年は口を開きかけたが、やめた。
オドランは手帳をしまい直した。
「明日、お前は基礎課程の最初の授業に出る。それに加えて、読み書きと記録の演習も受ける。逃げようとするな」
「戦闘訓練は?」
「それもある」
「じゃあ、全部学べるんですか?」
「違う。必要なことを学ぶんだ」
リアンは立ち上がった。
「大変そうですね」
「ああ」
「どれくらいかかりますか?」
「何年もだ」
リアンは一瞬、黙った。
それから笑みを浮かべた。
「それなら、厨房の評判がいいことを願います」
その夜、エリアスはすぐには眠れなかった。
宿舎はいつもより静かだった。評価で若者たちは疲れ果て、会話を最後まで終えずに寝床に入った者も多かった。ボルレンは壁を倒そうとしているかのような大きないびきをかいていた。ミロは窓際で小さな本を読んでいた。
リアンはまだ戻っていなかった。
「彼は大丈夫かな?」とエリアスが尋ねた。
ミロはページをめくった。
「たぶんね」
「心配しているようには見えないけど」
「心配はしているよ。でも、僕が心配しているところを見せたからといって、軍曹がリアンを早く返してくれるとは思わない」
エリアスはベッドに腰を下ろした。
「あいつ、どうなると思う?」
「授業を受けさせられるんじゃないかな」
「それだけ?」
「もしかしたら、独房かな」
「独房?」
ミロは本を閉じた。
「知らないよ。でも、ゴキブリ付きの独房だったら面白いね」
エリアスは小さく笑った。
扉が開いた。
リアンが布包みを抱えて入ってきた。
「お土産があるぞ」
ボルレンがすぐに目を覚ました。
「食べ物か?」
「違う」
「なら興味ない」
リアンは包みをベッドの上に置き、結び目をほどき始めた。
中には小さなパンが一切れ、リンゴが二つ、金属のスプーンが一本入っていた。
エリアスはスプーンを見た。
「どうしてそれを持ってきたの?」
「さあ。きれいだと思ったんだ」
「ただのスプーンだよ」
「そうだよ」
ミロは本に目を戻した。
「どうだった?」
リアンはベッドに腰を下ろした。
「二人の男に尋問され、文字に対する犯罪で告発され、授業を受けさせると脅された」
「もう有罪だな」とボルレンが言った。
「そうらしい」
「ゴキブリは?」
「自由の身だ」
「よかった」
リアンはリンゴにかじりついた。
エリアスは、彼がいつもより静かなことに気づいた。悲しそうではなかった。ただ疲れているようだった。
手首には、小さな赤い跡があった。日中のどこかで、自分の手を強く握りしめたかのような跡だった。
エリアスは尋ねなかった。
「明日から授業が始まる」と、飲み込んだ後でリアンが言った。
「楽しみそうだね」とミロが言った。
「恐ろしくて仕方ない」
ボルレンが大笑いした。
「お前が?」
「そうだよ。もし何かを教え込まれたらどうする?」
「悲劇だね」とエリアスが言った。
「大惨事だ。ひょっとしたら、立派な人間になってしまうかもしれない」
ミロは本を閉じた。
「それは牢獄に入れられるよりひどいね」
リアンはスプーンを彼に向けた。
「気をつけろ。武器を持ってるぞ」
ボルレンが枕を投げた。
スプーンが床に落ちた。
数秒間、四人は小さな声で笑い合い、ほかの者たちを起こさないようにした。
ほどなくして、エリアスも横になった。
宿舎の天井には、窓の近くから梁のひとつまで伸びるひび割れがあった。
彼は眠りが近づくのを感じながら、それを見つめた。ブレイデンの家、テオの工房、ミラの台所に漂うパンの匂い、そしてレメト川のことを思った。
それから、科目の一覧を思い浮かべた。
地図作成。歴史。工学。魔法。
まだ知らないことが、あまりにも多かった。
そして初めて、故郷との距離は、失ったものではなく、ひとつの問いのように思えた。
はるか遠く、道がもはや道ではなく、地面に刻まれた不確かな跡へと変わる場所で、ひとりの女が荷車の残骸を見つめていた。
その荷車は、細い小川のそばに放置されていた。車輪のひとつは壊れ、小麦粉の袋が地面に散乱し、木材には血の跡が残っていた。
女はしゃがみ込んだ。
乾いた血に二本の指を滑らせる。
「何人?」と尋ねた。
同行していた男が岸辺を調べた。
「四人、あるいは五人かと」
「死んでいるのか?」
「遺体は見つかっていません」
女は小川を見た。
暗い石の間を、水がゆっくりと流れていた。対岸には足跡が残っている。いくつかは北へ向かい、ほかは茂みの中に消えていた。
「負傷者を連れていったのか?」
「あるいは、生きている者を」
女は立ち上がった。
「同じことではない」
男はうつむいた。
彼女は荷車まで歩き、折れた車軸を調べた。事故で壊れたようには見えなかった。木材には深い傷が刻まれていた。まるで、非常に重い何かが横から車体にぶつかったかのようだった。
「ほかに何か見つかったか?」
「布切れと、留め金がひとつ」
男はそれらを差し出した。
女は留め金に刻まれた紋章を見て、それが何なのかを悟った。
軍のものではなかった。貴族の家のものでもない。
もはやあの街道を歩いているはずのない者たちが、かつて使っていた古い印だった。
彼女は金属を握りしめた。
「馬を用意しろ」
「どこへ向かうのですか?」
女は北を見た。
「生き残った者たちが連れていかれた場所だ」
「もし死んでいたら?」
彼女は留め金をしまった。
「なら、誰が殺したのかを突き止める」
男はそれ以上、何も尋ねなかった。
女は再び小川を見つめた。流れは小枝や枯れ葉を運んでいく。荷車にも、血にも、行方不明者たちにも、何の関心も示さずに。
彼女は馬に乗った。
砂漠はまだ遠かった。
だが、その砂丘にたどり着くよりもずっと前から、すでに始まっている物語があった。




