あとがき
戦争が終わって81年の今年。
戦争を体験した人達の多くは鬼籍に入られました。
大人で経験した方々の多くが亡くなり、子どもで経験した方々も後期高齢者になられています。
日本はアメリカの核の傘の元「平和」な時間を沢山過ごせました。
でも、他の国、地域では今日も戦火に怯えている方々がおられます。
その方々に想いを寄せながら書きました。
この物語の「雪子」にはモデルの人が居ます。
二人をモデルにしました。
一人はNHKのドキュメンタリーで出ていた方です。
その方の経験は「婚約者の名前を赤紙に書いた」というものでした。
その婚約者の方は戦死なさいました。
そして、その方は生涯独身を貫かれました。
もう一人は結婚して子どもを4人産んだ女性です。
4人目がお腹にいる時にご主人に赤紙が届きました。
ご主人は戦死なさいました。
戦後、その女性は「血の道」という診断を受けて亡くなりました。
検査も出来ずに「血の道」とだけ言われて、如何しても良くならなかったので、都会に出て受診しました。
すると、「腎臓疾患」だったことが分かりましたが、遅かったそうです。
その後まもなく亡くなったそうです。
この二人の女性の人生を「雪子」の人生にしました。
今、戦火を交えている全ての国、地域……どうか、どうか終わりますように!
その想いを込めて、【影を慕いて】を書きました。
拙い文章を呼んで下さり心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。




