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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

黒き魔人のサルバシオン

作者:鈴谷凌
 エルキュール・ラングレーには誰にも言えない秘密があった。
 ヒトとは異なり食事を必要としないこと。ヒトとは異なりその身体に血が通っていないこと。
 エルキュールはヒトではなかった。古き時代からヒトに仇なし、世界の秩序を乱す、魔人と呼ばれ忌み嫌われる種族であった。

 彼の唯一の理解者だったのは、人間として生を受けた家族のみ。幸か不幸か彼女たちに拾われ、母と妹と共に生きてきた。彼が自己を自覚する以前から、ずっと。
 その生活は苦難に溢れていた。一度エルキュールが魔人であることが知れ、結果として彼は家族の故郷を奪った。それから二度と過ちを繰り返さぬよう、彼は自らを閉じ込め続けた。

 自罰の末、次第に家族にすら壁を感じるようになって来た頃、エルキュールに転機が訪れた。家族と共に移り住んだ街は魔獣の襲撃にあった。そしてその騒動を手引きしたのは、エルキュールと同じ魔人によって構成された反社会集団「アマルティア」であることが発覚し。

 自らが混沌の運命から逃れられないと悟ったエルキュールは、一方的に家族と別れ、アマルティアと戦う道を選んだ。その旅は孤独に満ちたものであるはずだった。

 エルキュールの意志に反し、同じくアマルティア打倒を掲げる同士があった。
 飄々とした赤髪の男剣士グレン。陽だまりのように温かく、魔法が得意な少女ジェナ。毒舌でクールな性格であるシスターのロレッタ。
 一度は全ての絆を断ったエルキュールの周りは、戦いへの道を進むほどに眩く照らされていき。

 ――これは魔人であるエルキュールが紡ぐ、救済と救世の物語。

 ※カクヨム様・ノベルアッププラス様にて同時掲載しております。
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
序章「魔人の在り方~運命の夜明け~」
プロローグ「萌芽」
2021/05/19 17:18
序章 第八話「導」
2021/05/27 19:31
序章 第十三話「再会」
2021/06/06 17:04
序章 第十四話「同胞」
2021/06/08 16:23
序章 最終話「黎明」
2021/06/28 17:01
幕間「王都に潜むモノ」
2022/02/24 11:42
一章「王都動乱~紅蓮の正義~」
一章 第十三話「共通項」
2022/06/11 08:01
一章 第二十話「贈り物」
2022/07/29 08:07
一章 第四十九話「葬送」
2022/11/25 19:13
幕間「魔人追悼」
2023/01/05 11:53
二章「聖域を巡る旅~咲き綻ぶ光輝~」
二章 第四話「日陰の勇」
2023/02/10 22:21
二章 第六話「例外」
2023/02/12 20:24
二章 第十二話「再契約」
2023/02/22 12:40
二章 第十四話「雪解け」
2023/02/26 11:14
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エピソード 1 ~ 100 を表示中
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