表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

43/329

第41話 思いがけぬ賞賛


「なんだこれは! 身体が……動かねぇ……」

「質問に答えろ」

「俺の部屋に連れ込んで……ぐあっ!!」

デウスの言霊によって正直に質問に答えざるを得なかった男。その途中でデウスが男の腹を殴った。それ以上言わずともその先が読めたからだ。


「二度と俺らの前に現れるな。死にたくなかったらな」

「は……はいぃ……」

男にかけていた言霊をといた瞬間、男は全力で逃げていった。


男が出ていくのを見送ったときだった。

わぁー!!!とギルド内から拍手と歓声が湧き上がる。

戸惑うデウスたちに受付にいた女性が声をかけた。


「ありがとうございました! あの男には手を焼いておりましたの。

ただ実力があった為にどうすることも出来ず……追い出してくれて本当にありがとうございました!!」

「い……いえ別にそんな……」

思わぬ賞賛にデウスは反応に困ってしまった。


「それにしても、デウスが怒った時に湧き上がる霊力の炎みたいなの。あれ凄いよね!」

「そして睨みつけて俺の連れに……ですって! 普段のデウスも優しくて好きですが怒って男らしくなったデウスも大好きですわよ!!」


周りからだけでなく、フィリアやルナからも褒められデウスは両手で顔を覆い隠れてしまった。

それをみんながケラケラ笑う。意外とハンターズギルドはいいところなのかもしれないと思えたのだった。



「ところで……」

ギルドの受付のお姉さんが思い出したように口を開いた。


「皆さま、何か御用があってこちらにいらっしゃったのでは??」

「そうそう、そうなんだよ! ハンターズギルドに登録しようと思って来たんだよ!」

にやけつつも困っていたデウスは助かったとばかりに答えた。食い気味に答えるデウスにお姉さんは一瞬だけたじろいだ素ぶりを見せたが、すぐにまたニコニコ顔に戻った。さすがはプロである。


「そうなのですね! それなのに面倒事に巻き込んでしまい申し訳ありません……」

「いいのよ、あんなつるっぱげチンピラのことは気にしなくて大丈夫よ!」

「えぇ。それより早く登録を済ましたいですわ!」

「かしこまりました。ここからは受付のウェスティーがご案内致します!」


ウェスティーと名乗る受付の女性が、3人をハンター登録のために奥の部屋へ案内してくれることになった。

案内されている3人は、これからハンターになる。そしてルナを狙う黒幕を追い詰める。

デウスたちはそんな期待と不安、そして使命を抱えながらウェスティーの背中の後ろをついていった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ