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第一話  いつもの朝

やっとの第一話ですよ~まだまだ文章おかしかったりするけど、お許しください

第一話  いつもの朝


「ううん……」

目が覚めると途端に四月の朝日が差し込んでくる。一瞬眩しくて目を閉じてしまうが頭を振り勢いよくベッドから立ち上がる。なんだか昔の夢を見てしまった。どうしてあんな夢を見てしまったのだろう。

「そんなことより朝飯だな」

 てきぱきと着替えると一階へと降りる。と、そこで重大な事実に気づいた。

「やばい、今日から弁当じゃねぇか……」

慌てて朝食を作りながら弁当のおかずも詰めていく。

俺の名前は黒沼啓、普通の高校一年生だ。この家に一人で暮らしている。家族はいない。少し前までは同居人の女性が居たのだが、俺が高校に入学すると「もう高校生だから、一人暮らしできるよね!」と言って何処かへ行ってしまった。一応生活費などは貰えているのでそこまで心配することでは無いと思っている。

「よし、出来た。今何時だろ?」

リビングの壁掛け時計を確認すると七時半だった。

「げ、もうこんな時間!急がないと遅刻する!」

さらに慌てて洗濯物を干し、皿を洗って家を出たのは結局八時を少し過ぎたころだった。

道の途中で水筒を忘れたことに気が付いたが学校と家の中間の辺りだったので近くのコンビニで何か飲み物を買っていくことにした。

コンビニで飲み物を選んでいると後ろから肩を叩かれた。

誰かと思って振り返ると中学時代からの友人、草壁悠人だった。    

「おはよう、啓。元気か?今日から弁当だなぁ。お前も忘れたのか?」

「お、悠人か。おはよ。それと俺が忘れたのは弁当じゃない。水筒だ」

「でもお前弁当忘れてたんだろ?」

言い返す言葉がない。

「まあいいや。それよりさ、お前知ってるか?ずっと休んでた呉島紅璃が登校するんだと」

悠人がやたらと興奮した様子で言ってくるが、残念ながら俺は知らない。

「すまん、その呉島紅璃っていうこの子のことをよく知らないんだが……」

というと悠人は突然固まり持っていたコンビニ弁当を落として盛大にぶちまけた。

「お前……マジで知らないのか?冗談だろ……?」

その肩はなぜかわなわなと震えていた。

「あの有名な呉島紅璃だぜ!?お前の隣の席だろ。いいよなぁ、羨ましいぜ……」

 ああ、あの高校初日から空いていた席か。女子だったんだな。

「そうか?俺はあんまりそういうの興味無いから分かんねぇわ」

 悠人は俺の返答が気に障ったのか憤然とした表情で、

「なんでも名家のご令嬢らしいしめちゃくちゃ美人だって噂だ。中学に入った頃は告白の嵐だったんだってさ」

そうやって話していると、

「そろそろお話は終わったかなぁ、君ィ?」

大きな腕が悠人の肩を掴んでいた。

後ろを見ると、派手なアロハシャツにサングラスの見るからにアブナイ男が立っていた。ちなみに胸のネームプレートには『店長』と書いてあった。

 悠人は驚いて、

「え、な、なんですか!?俺が何かしたんですか!」

 店長は額に青筋を浮かべると、

「足元を見ろ……」

とだけ言った。

「そんじゃあな、悠人。お先~」

悠人には悪いが今のうちに逃げることにした。お茶を取り出して、未だ悠人の肩を掴んでいる店長にお金を渡して店を出て走り出した。後ろから、。

「ま、待て啓!俺たち親友だよなぁ!?置いてくなよ!ま、待て!いやだぁぁぁぁ!!」

 という悲痛な叫びが聞こえたが今はかまっている暇はない。なぜならあいつのせいで十分も無駄にしてしまったからだった。

「あと十分だ、間に合うかな……」

とりあえず走っていくことにした。


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