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第十二話 能力学校①

投稿期間が空きました。構成やら考え直していたらこんなに遅くなってしまいました

それにリアルもいろいろあって忙しかったので……

まあ、お楽しみください。

次の日、愛彩さんが迎えに来てくれて、俺と呉島は旅館を後にした。――のだが。

俺の後ろには呉島が歩いていた。時々暇なのか俺の踵を踏んでくる。痛い。

「お前何してんの?何かの嫌がらせなの?」

「別に。何もしてないわよ?」

「してるだろ!見ろよこの踵!真っ赤になってんじゃねーか!」

俺は自分の踵を指差して抗議する。マジで痛ぇ……

『仲良いんですねぇ。(笑)』

「「仲良くない!!」」

思わず被っちまったじゃねぇか。誰だよ……ん?

『詩島さん!?何でここいるんですか!?』

俺が突っ込んでいると前を歩いていた愛彩さんが振り向いた。

「なんだ、夏奈も来ていたのか。ということは『あの日』なのかい?」      

彼女がそう言うと急に詩島さんの顔が曇る。あの日……?

「何なんですか?あの日って」

「ん?あぁあの日っていうのは――」

『あ、あの!黒沼さんには関係ないことです!』

詩島さんが割って入ってきた。ホワイトボードを持って。

「あ……そうだったね。忘れていたよ」

愛彩さんはすぐに謝る。彼女は少し怒ったように頷いた。何かあるのかな?あまり知られたくない事が……

「さぁ、もうすぐ着くよ」

 そう言われて前を見ると目の前に白塗りの大きな建物が立っていた。

「このビルが運営本部だよ。さぁ入って」

促されるまま中に入ると、受付のような所で少し話を聞かれ、とりあえず『校長に話を聞きに来た』とだけ答えておいた。愛彩さんについて行き、エレベーターに乗り込む。彼女は笑って、

「少し時間がかかるよ」とだけ言った。しかし……

「なあ呉島、お前さっきから静かだけどどうかしたのか?」

 呉島はそっぽを向いてぶっきらぼうに答えた。すると愛彩さんがにやにや笑って、

「紅璃は昔からあがり症だもんねぇ。緊張してるんでしょ」

からかってきた。当の本人は

「ば、馬鹿ッ!緊張なんかしてないし!余裕よ!」

と言っている。俺はというと、

「呉島、顔赤い」

回し蹴りが飛んできた。   


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