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救われた世界



む、ここは…


『エストシア…お疲れ様でした。貴女の活躍により、この世界は救われます。』


「そうですか。それはよかった…」


『なので、あなた達を明日、元の世界に戻します。一度戻ればもう2度とこの世界とは繋がりません。悔いのないようにしておいてくださいね。』


「はい」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「…と、いうわけでですね。皆さん。今までありがとうございました。」


「まさかそんな事だったとはねぇ…」


「そうか、帰っちまうのか…寂しくなるなぁ」


「はい。なので、お爺さん、ノントさん、ユウさん、『エストシア』さんをよろしくお願いします。」


「ああ、任せろ。」


「それでは皆さん、色々話したい事もあるのですが、これ以上話していると別れが辛くなってしまうので…さようなら。ありがとうございました。」


「あぁ…さよなら」


「…元気でな…」


「いつか…いつかまた会おうぜ!」


「また会えたら模擬戦でもしようか…」


「そうですね…また会いましょう…」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


『…それでは、元の世界へとあなた達を送ります。…元の世界とは少し変わっているかもしれませんが、すぐに慣れると思います。』


「分かったぜ。」

「やっと元の世界か…」


『あぁ、。この世界の物を一つだけ持ち帰って下さい。貴方達がこの世界を救ったという証拠として。』



なにか一つ…ねぇ…


「じゃあ僕はこの黄金の銃にしようかな。」


「じゃあ俺はあれで。」


「あれってなんだ?」


「秘密だ。」


『それでは…この世界を救って頂き…ありがとうございました。』


フォォォォ…


僕たちの体が光に包まれる…そして、僕はエストシアの体から出て、その光の中を進んで行った。


……あれは…


光の中に見えたそれはおそらくこの世界の未来。


王子と魔王が結婚式を挙げている。


魔王城の周りには人間の屋台が出て、王国には魔物が行き交う。


…エストシアの周りをノントさんやユウさん達が囲み、楽しそうに話している…


ユウさん達も楽しそうに暮らしている



エストシアが赤ちゃんを抱えて笑っている、

その隣には男の人…その人の顔は…



ここで僕の意識は途絶えた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ここではない。遠い、遠いどこかで…2人の男子は世界を救った。


救われた世界は2度と崩壊を起こすことなく平和の道を進んでゆくだろう。


この世界とその世界はもう2度と繋がる事はない


しかし、彼等は確かに存在していた。


世界を救った者を知る人は少ない。しかし、それを知る人は彼等を「英雄」と呼んだ。




〜〜〜〜 True End 救われた世界〜〜〜〜

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