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感謝の思い

私は木だ。今回は平安時代を振り返ろう

時は平安時代…貴族たちは何が面白いのか玉を蹴り始めたり紙を読んで楽しんでいた。

とにかく、平和だった。

中国からは毎日せわしなく輸入されてくるものを売買していた。


そんなある日2人の男女が私の下に入って日向ぼっこをしながら話しをしていた。


「本当にありがとう」

「今の平和な時代死にそうな子供を見つけたら拾わない人はいないわ」

「父上が亡くなり私が行き場をなくしてしまったところをあなたの父親が拾ってくれました。本当にありがとう」


話を聞く限り、そういうことらしい。

しかし、実際はこんな平和な時代に災いを持ち込むような事は一切あってはならない。


3年後彼らはまた私の元へやってきた。


「私はいろいろよくしてもらって本当にいいのでしょうか」

「いいんですよ、私の父も好きでやっていることですから」


というのはきっと嘘だろう、この時代は平和が1番少し前京都で流行の病気が流行ったことがあったのだが、そのことに関して貴族たちは全く働こうともしなかった。


そして2年後、彼らは大人になっていた。


「私はもう少ししたらあの家を出て行こうと思います。」

「えっ⁉︎急になんで⁉︎」

「あの家にも随分とお世話になりました」

「迷惑なんでちっとも思っていませんよ」

「そうじゃなかったとしても、私は自分の力を試して見たいのです。」

「しかし、でも…」


少女は少年の夢を強く拒んでいた。

しかし少年の意思は硬かったようだ。


あれから数年が経ったある日の夜それは雨が降っていた。あの少女が私の方に向かって駆けてくるのだ。一体どうしたのだろう?


「私はどうしたらいいのかしら、あの人はもういってしまうらしいのです。」


見ると少女の目には雫が流れていた。

その夜少女は一晩中泣いていた。


次の日の朝、少女は泣くのをやめてスヤスヤと寝息を立てていた。

すると、またところ遠くの方から向かってくる音がする。少年だ!


「おーい姫ーどこですかー」


その声で少女は起きた。

そしてそれを見つけた少年は何も言わずに少女を抱きしめた。


「私は気づいていなかった。」

「えっ、それって……」

「私はあれから考えた、そして私はこの気持ちを伝えようと思う」

「私と一緒についてきてはくれないだろうか?」


少女は驚きの顔一つせず素直にこう答えた。


「あなたにはどこまで着いて行きます。」


それから彼らは京都に行き、少年が新たな政策を打ち出して日本最大の力を持つ貴族になったという。


それから数十年が経ったある日、あの少女がやってきた。その姿はもう少女ではない、おばあさんと言った方がいいだろう。おばあさんは私に話しかけた。


「私の夫は死にました。これは彼の方の形見です。どうか彼のためにもこれを守ってはいただけないでしょうか」


そう言って、おばあさんは私の幹のくぼみにそれを置いて帰って行った。

その形見とは


とある人が自分はもうなに一つかけたることのない満月のような存在であることを示しているかのような、歌だったという。

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