7/7
エピローグ 家
父の転勤で、
学校が変わった。
住む場所も変わった。
だから私は、
家とは建物だと思っていた。
でも違った。
たとえ住む場所が変わっても、
父がいればそこが家だった。
たとえ学校が変わっても、
ユキは友達のままだった。
「またおいで」
その言葉は今も覚えている。
だから、
もう寂しいのは怖くない。
家は失われない。
友達も失われない。
私は良い友を持った。
最大感謝。
そして私は思う。
これからも、
きっと幸せでいられると。
(電子の海に、朝の月 -アイの初めての友達-・完)




