塚原アオハルの過去漆
陽光院の手術が成功したので、高弟の正宗がお祝いをしようと一刀斎に提案する。
「先生、陽光院様が無事手術を終えた記念に、祝いの宴をやりましょうYO♪」
「浮かれるな…っと言おうと思ったが、正宗、おぬんし、珍しくその気分高揚の体が役に立つに値することもあるとね」
「YO♪YO♪ 先生に褒められたぜ、嬉しいぜ、たまらんぜ、早速、宴の準備を始めるぜ!」
「よろしい、宴の飯を準備せねばいかんばい、皆も協力してくれ」
一刀斎のお願いに、道場の門下生達は、
「はい!」
とそれぞれ、動く事になった。
「先生、せっかくですし、花岡先生にも一緒に宴に参加してもらったらどうでしょうか」
「勿論だ、村正よ、花岡先生にはもう言ってある、真面目な方だよ、酒を買ってくると先程、買い出しに行かれたばい」
「それは…有り難いですね、私も腕によりをかけて、飯を作りますよ」
「それがじゃ…おぬんしは、チラシ寿司は得意じゃったのう、ワシも手伝うから…西側の作りでいこうか」
「ええ、西側ですね、酢飯に錦糸卵や味付けた蓮根、干瓢、海老、穴子に刻んだ海苔を散りばめると…実は私は東側のも好きなんですけどね」
「東側とは、村正も流行り好きたいね、チラシ寿司に生魚使うのは、心引けるたい」
「はは、先生は魚は火を通さないと、常々、おっしゃってましたね、握り寿司とかいいですよ、どっさりとした飯粒に新鮮な生魚を捌いたやつを乗せた、あの気軽さがいい、また露店で食べたいな」
「おぬんしは、本当、流行りが好きたい、まあ…ワシの方が古か考えかもしれんのぉ」
二人は襷掛けし、勝手所に向かった。
一方、その頃、陽光院は道場の縁側で、アオハルと霞姫と一緒にいた。
「霞やアオハルや、母の容態を気にかけてくれて感謝する」
「母上、霞は、当然の事をしたまでです、アオハルもそうですよ、ねっ、アオハルや」
「そうですとも、当然ですバイ」
「バイ? 一刀斎殿の口調を真似たの? ふふふ、アオハルや、それは、西のキュウシュウと言う、ある地方の方言なのですよ」
「ほうげん?」
「口調に特徴的な言い回しとでも、いうのかしらね」
「そげんですカ」
「大分、その口調がお気にいりなのですね」
「母上、私もその口調にしたほうが、ヨカデスカ」
「霞は…どうかしら、うーん、無理にしなくてもよくってよ」
「そうですね、母上のように上品になりたいです」
「あら、やだ、お世辞はよくってよ」
「そんなこ「おーい、陽光院様、霞ちゃん、アオアオー」
霞姫が言いかけると正宗がそれに覆い隠すような、大きな声で、三人に呼びかけた。
毎日、投稿出来なくてすいません。
文字数もそんなにない中、読んで頂きありがとうございます。
読んでいただいてる方に、もう一つ謝ることが、ございます。
作中、道場と呼んでる、表現ですが、このなんちゃって江戸時代にも、それ相応の表現がありまして…稽古場と呼ぶのが、いいみたいですが…その、この投稿主のいい加減さも、あり、作中の体格の表現もメートル呼びとかありまして…つきましては、その辺、直す所は、サイレント修正するかも知れませんが、大目に見てくれると、助かります。




