3 転生
マリエ―ルは転生者だ。人々をもっと救いたかったという思いを胸にこの世界に転生してきた。生まれ変わったので生まれながらの転生者だ。
3 転生
マリエールは転生者だ。前世は女医だった。新型ウイルスに感染して命を失くした。死ぬ時思ったのがもっと人々を救いたかった。人々のために役に立ちたかった。再び生まれ変わっても医者でありたいという思いだった。マリエールとして生まれ変わっても始めから前世の記憶があった。生まれて直ぐに言語は理解できた。読み聞かせしてくれたので文字も理解もできた。魔法やテレパスやサイコキネシスや念話の能力がありこの世界の状況がある程度理解できた。1歳になり歩行や話す能力が身に付くと本による知識や人から学ぶ知識が得られた。しかし医学や薬学に関する物がほとんどなかった。3歳になってこの村が水に不安がある事が判ってその対策に乗り出した。4歳になって一応水問題の解決に至った。
今後の展望を考えると、薬草、消毒用アルコール、消毒剤、抗生物質-------------。得たいと思う。前世の知識と今世の事実が違うところがあるので慎重に事進めなければならない。
非常に素晴らしい魔法が手に入った。解析鑑定、変幻自在、転移の魔法だ。解析鑑定魔法があれば。薬草の効能や目的に応じた解析鑑定ができる。変幻自在魔法を使えば、自由に姿を変えられる。冒険者にもなれる。手っ取り早くお金が手に入る。転移魔法を使えば行った事のある場所には瞬間的に移動できる。
男爵に貯水池への水の供給が一応完成した事を報告した時次の目標を男爵に告げた。
「貯水池が完成して当面の目標をクリア―しました。次の段階として灌漑と開拓を考えています。灌漑は川を作り農作物への水やりを楽にします。開拓は農地を使用者いなくなって荒地になっている畑を耕したり空き地の有効利用できるように整地しておく事です。いずれも土魔法で行ないます。計画が立ったらご相談します。」
男爵は上機嫌に、
「それは楽しみだ。是非成功させて欲しい。」
と応じた。
勿論灌漑や開拓は大きな目的だがそれだけではない。今村では少ない水に耐えられる芋とか豆しか作られていない。もっと豊富な作物が作られれば様々な物が作れる可能性が高まる。また将来の上下水道事業を見据えた準備にもなる。開拓はこの村に適した農作物を実験的に栽培する事もできるし、種などを収穫できるし、それを利用して加工できる。
実は灌漑事業には実績があった。以前貯水池に水があった頃、川が流れていたのだ。その川の跡は今もある。農民はこの川から必要な水を得ていた。川はこの村を潤し下流域を潤していた。その川が流れなくなって10年が経った。そしてそんなに経たず貯水池が枯渇した。マリエ―ルはこの川の跡を利用して灌漑を考えている。年中は難しいが水が必要な時期だけ流すのだ。マイクは、
「川を流している間ずっと俺達が水を作ってなくってなければならないのかよ。」
マリエ―ルは首振って、
「そんな事ないわ。貯水池の底の方から水を流すの。私に任せて、勿論減った分の水はまた供給しなければならないけど直ぐではないわ。」
灌漑工事は始まった。
貯水池への水の供給は一応終わった。次は灌漑や開拓をする事になった。将来的には上下水道や試験栽培、工房を作りたい。




