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ブラック企業のホワイト支店  作者: マツグチラムネ
33/35

第31話 寝かせてください、山本さん

宮本→主人公


宮本「たでーま」


宮本母「あら、お疲れ。遅かったね」


宮本「おう、まーじで疲れたよ」


宮本母「あらあら、それはそれはご苦労さん。先にお風呂に入りなさい。夕御飯温めておくから」


宮本「おう」


激動の1日を終え、俺はクタクタな状態で風呂へと直行した。

それにしても今日は本当に疲れた。

もうなんて言えばいいのだろうか分からないが、とにかくこの会社というか、この業界の実体がよくよく分かった1日だった。


湯船に浸かりながら俺は風呂場の天井を見上げながら項垂れる。


宮本「……明日は楽な日だといいなぁ」


久々に肉体を使った労働をしたせいか、身体のあちこちが悲鳴をあげているような気がしてしょうがない。

多分絶対明日は筋肉痛になっているだろうな。仕事の支障に来さなければいいが……。


長風呂を堪能し、母の作った夕飯を済ませると、俺はすぐに布団に潜り込んで就寝した。

明日もまた早いのだ。

さっさと寝て体力を回復させておきたい。それにもう眠くてしょうがない。


しかし、布団にくるまりウトウトしていると、ケータイの通知が突如鳴り出した。


『ライン!!!』


LINEの通知か。すまんが今日は返信する元気がないんだ。明日返信するから許してくれ。


そう思い、俺は眠りにつくことにする。


しかしだ……


『ライン!!!』


『ライン!!!』


『ライン!!!』


『ライン!!!』


『ライン!!!』


『ライン!!!』


先ほどからLINEの通知が怒涛のように続き、鳴り止まないのだ。


本当に勘弁してくれよ。眠たいのに……


宮本(クソッタレ、誰だよ)


若干のイライラを感じながら起き上がり、ケータイに目をやると、そのLINEは同期の山本さんからだった。


宮本(何だ、こんな時間に?)


眠たい目を擦り、俺はケータイを開いて山本さんからのLINEを見る。


彼女からのLINEにはこう書かれていた。


山本『お疲れ様!!!!!』


山本『初めての初出勤だったんだよね!どんな感じだった⁉︎』


山本『みんな怖い人ばかりだった⁉︎』


山本『今日は何時に終わったの⁉︎あれ、もしかしてまだ働いていたりするのかな?』


山本『いいなぁー、まだ働いているんだね!羨ましいなぁ!!!』


山本『わ"た"し"も"は"や"く"い"し"め"ら"れ"た"い"!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•ʔ•̫͡•ʕ•̫͡•ʔ•̫͡•』


宮本「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


怖えよアイツ!!!


マジ何なんだよアイツ!!!


何がいじめられたいだ。本当に気持ち悪いなぁあのドMは。


脳みそが破壊されそうな文面に俺は腰を抜かすばかりだ。


正直返信するのが嫌だったが、あのドMのあまりにしつこいコメントの嵐に耐えかね、俺は何となくのコメントで返事をした。


宮本『お疲れ様。今日はもう終わったよ」


宮本『こっちの支店は意外といい人が多かったかな』


宮本『明日もあるからもう寝るね。山本さんも残り少ない春休みを楽しんでね』


よし、こう返信しておけばいいだろう。


彼女に返事を返し、俺は再び布団にくるまって横になった。


宮本(よし、寝よう)


───その数秒後。


『ライン!!!』


『ライン!!!』


『ライン!!!』


『ライン!!!』


『ライン!!!』


『ライン!!!』


宮本(頼む!寝かしてくれー!!!!)


夜遅くのLINEはやめましょう。

社畜の睡眠の邪魔をしますので笑。

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