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ブラック企業のホワイト支店  作者: マツグチラムネ
20/35

第18話 同期との飲み会

登場人物


宮本→主人公

藤原→同期

森本→同期

笠原→同期

山本→同期

山口→同期

石川→同期

入社式を終えた俺たちは、名駅付近の居酒屋で今日の入社式お疲れ様会をした。


みんな配属先の支店がバラバラになってしまったため、もうこの先こうして集まることがあるか分からない。だから、この飲み会は親睦を深めると同時に互いの健闘を祈る同飲み会でもあった。


……だがこのお疲れ様会、今ものすごく酷い惨状と化していた。


〜名駅付近のとある居酒屋にて〜


藤原「あぁ〜‼︎なんで俺はこんな会社に入ってしまったんだ〜‼︎」ガブガブ


笠原「ちょっ、藤原さん。あんたどんだけ飲んでるんすか?流石に飲みすぎでしょ。ちょっと誰か〜、この人なんとかしてくれよ〜」ガツガツガツ


森本「はーい、みなさん見てください。この大きな大きなビールジョッキを‼︎これを今から一気しまーす、みなさんサヨナラ。私今から死にまーす!」ガブガブガブガブガブガブ


石川「あー、香奈ずるーい‼︎私も後追いしまーす‼︎それでは、みなさんさよーならー」

ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュ


山口「うぇ〜ん、ママ〜、助けてよ〜。死にたくないよ〜」ガブガブ


宮本 (…こいつら酒癖悪すぎだろ。)


みんな今日のことで色々と溜まっている事があったのだろう。  


最初の乾杯を済ませると、そこからはもう愚痴と涙を肴に、酒盛りが始まった。とにかくみんな飲む量が半端ではない。


どいつもこいつもガバガバのみ、アホみたいに食べている。因みにこの店でもう3軒目に突入している。多分藤原さん、支払いやばいことになりそうですよ。


時間が経つにつれ、奴らはどんどん凶暴化してきた。藤原さんはまた机に頭を打ち付けており、笠原は『ママァ〜』と叫びながら石川さんの胸に飛びつき、そして見事にボコられていた。


このまま奴らのそばにいては少し危険だ。そう思い、俺は席の端っこに移動した。


山本「ヤッホー、宮本くんちゃんと飲んでる?」


誰だ、ヤケにテンションが高い奴は。


静かに飲ませてくれよと思い、面倒くさそうに振り向くと隣にはニコニコとビール瓶を持った山本さんが隣に座っていた。


山本「へっかく飲み放題にしはんはから、飲まないともっはいないよ?」ニコッ


そう言うと、山本さんは俺の空いたグラスにビールをついでくれた。彼女、結構飲んだのか、所々呂律が回っておらず、顔もかなり真っ赤かだ。


宮本「山本さん顔真っ赤じゃん。大丈夫?水頼もうか?」


山本「らひじょーふですよ〜。」フー


大丈夫と口にはするものの、割と限界に近そうな感じだった。彼女は深い息をして俺にもたれかかり、かなり眠そうな様子だ。


宮本 (もうすぐ十二時か…終電も近いし、そろそろ帰ろう。グズグズしてたら電車逃す上、他の奴らを介抱しなきゃあかんくなるし。)


そう思い、俺は帰る支度を始めた。


するとそんな俺に気づいたのか、山本さんがとろーんとした目で起きて、こう言う。


山本「宮本くん、はえるんですかー。ならはたひもはえりまーす。」

(宮本くん帰るんですかー。なら私も帰りまーす。)


宮本「あっそう?なら帰ろっか。ほらもうすぐ十二時回りそうだし。もたもたしていると終電逃すよ。」


山本「えっ、もう十二時近く⁉︎やばいやばい、一宮の終電間に合わなくなる〜」アセアセ


宮本 (酔いが冷めるの早いな。)


山本「あぁ〜ダメだー。もう立てなーい。宮本くんおんぶしてー。」


宮本 (このクソ女め…) イラッ


藤原「あれ二人とも、もう帰るのかい?」


宮本「あっ、藤原さんすみません。もうすぐ終電なんで僕らあがらせてもらいます。

今日はいろいろありがとうございました。」


藤原「そっか、そっか。2人とも元気でな‼︎では宮本くんと山本さんのこれからの健闘を祈って俺から最後、この言葉を…」 ゲぼろシャー


森本「ぎぃやぁぁぁぁぁ‼︎‼︎コイツ、吐きやがった〜」ゲロゲロゲー


山口「うわ、クッサ。すみませーん‼︎何か拭くものと袋くださーい!うっぷ…」ボァー


石川「あはははは、みんなゲロまみれだー」 ゲボゲボゲボゲボ


宮本 (よし帰ろう。面倒見切れるか。)


飲み会は大好き!!!

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