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退出した後、貴族達が絡んでくるかもしれないから部屋で休まずにサッサと馬車で戻る事に。
ライアン様ご夫妻にはお礼を言って、別々の馬車に乗り込んでホッ。
「アキラ、無茶しないでくれ。陛下にあんな事を言ってヒヤヒヤした。」
ギューとしてくる。
「ごめんね。予定外の事しちゃって。でも、王様から言質貰えれば断りやすいし関わらなくて済むかなぁって。これ以上カイルさんに嫌な思いをしてほしくなくて。すっ、好きな人の為なら頑張れちゃうんですよ?」
ううっ。顔が熱い。何回言っても慣れないよ。
「俺の為・・・?」
少しの間呆然としたようだけど
「ありがとう。でも、アキラに何かあるほうが嫌だ。俺は何か言われても聞き流せばいい。だけどアキラに何かされたら・・・」
「大丈夫ですよー。王様が言ってくれたでしょう?私とカイルさんに何かしたら罰するって。私の好きなように安心して過ごしていいって。だから大丈夫。もし何かされて王様が対応してくれなければレシピとか売らなければいいし、旅に出てもいいしね!」
「そうか。そうだな。」
カイルさんはレオンさんを支えていきたいだろうから旅に出る事はないだろうなぁ。
まぁ選択肢の1つだからね?
私はカイルさんとのんびり生活ができればいいの。
「これで用事は終わったよね?いつ領地に戻るの?」
「そうだな。明日準備して明後日には帰るか?」
「本当に?やったー!早く帰ってゆっくりした〜い!」
「そうだな。俺もアキラとゆっくりしたい。早く帰ってアキラの手料理を食べさせてくれよ?」
「もちろん!」
お屋敷に帰りついてドレスを着替えたら皆が集まっている部屋へ行く。
レオンさん達からも予定外の発言にお小言をもらった。
それでも王様に会うなんてもうないからね。今回だけだからね。
明後日帰ると伝えたらお姉様家族も一緒に帰るって言い出した。
レオンさんはまだ残るんだけどね。
ライアン様との話もあるし王様がレシピを買うかわからないしね・・
頑張ってもらいましょう!
今日はゆっくりして明日準備したら明後日はいよいよ帰るんだ!
帰ったらマーサさん達とパン屋さんのお仕事頑張らないとね!
カイルさんとの婚約を認めてもらえたんだもの。
カイルさんとの未来に向かって頑張るよ!




