表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オフィウクスの謎―加護を受けたと思ったら存在しない神だった―  作者: 桜皐ゆるり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

101/103

幕間 射手の星3―六千年の時を超えて―

 射手の神は外に出ると、俺たちをひとつの洞窟へとつれてこられた。

 洞窟は、青白く光っている。他の星への入り口だ。

 他と違うとすれば、洞窟の入り口には鎖が巻かれ、中央に鍵のような大きなものが存在を示している。

 この先が蛇使いの星――オフィウクスに繋がっているんだ。

 ごくりと生唾を飲み込んだ。手にお汗が滲む。

 牡羊の星でオフィウクスの加護を与えられてから、どのくらい経っただろう。他の星々を回って、オフィウクスという消えた13番目の星が、恐ろしい星じゃないと知った。俺たちが住む星と同じ、蛇使いの神が納める星だ。

 ずいぶんと長い間交流がなかったあの星はどうなっているんだろう。

 思いを馳せて、目を閉じる。蛇使いの星に行ったら、俺は何をするべきか。

 俺は蛇使いの神に聞きたい。どうして俺に加護を与えたのかを。

 目を開けた。

 射手の神がじっとみんなの様子を見てから口を開いた。

「アスク、前へおいで」

 名を呼ばれる。俺は前に出た。

 射手の神は鍵の前に俺を立たせる。

「この鍵に手を合わせなさい。十一の神の加護が、私の加護がその鍵を解き放つだろう」

 茶こけた鍵に手を合わせれば、ひんやりとする。射手の神が俺の肩に手を触れた。瞬間、加護が揃った。鍵が閃光を放つ。

 目が眩んで、白い視界がゆっくりと色を取り戻す。目の前には鎖も鍵もない洞窟が青く光っていた。

 吸い込まれそうだ。

「さあ、行こう。六千年の時を超えて、蛇使いの星へ」

 六千年もの間、閉鎖された星へ。俺たちは足を踏み入れた。

短いので、明日にも更新を予定しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ