(番外編)ダージー・リーンの歓喜
わたし、ダージー・リーンはハンバーガーを食べている。
2年ほど前、仕事の帰りに寄ったら思いのほか良くてそれからは足繁く通っている。
深夜だから、そんなに客も多くない。ここのところ雨続きでなおさらだ。
昼間は結構賑わっているらしく、この前はついにテレビでも紹介されたらしい。
まぁこんな夜に、ここに食べにくるのは、わたしか、あそこにいるいつも同じパーカーのあいつくらい。
//ギー、チリンチャラーン//
珍しい。2,3人入ってきた。
「邪魔するぜい」「ニヒヒ」「ケケッ」
なんだなんだ、ちょっと怖いじゃないか。なんだ。
「チンケな店だ」「あぁ」「ケケッ」
肩の尖った男たちは店の隅っこの、わたしの背中側、死角に座った。
「オゥ、ねーちゃん注文だ、こっちこいや」「ケケッ」
男たちは店員のお姉さんを威圧感たっぷりに呼びつけた。
「は、はいご注文でしょうか?」店員は少しだけ怯えた声だ。
わたしは気になり目をつけられないように、最小限の傾きで振り返る。
物騒な男がゆっくりと口を開いた。
「3分魔界クッキングを見ました。紹介されてた15%割引のやつを人数分くれや」「ケケッ」
店員さんは、少しホッとしたような声色でメニューを確認し、キッチンへ行った。
ふふっ。あいつらもこの店の常連確定だな。あんなイカつい大男がこの店のスモーキーなバーガーを気に入らないわけがない。わたしならここのカウンターで一日中、深呼吸してられるね。
わたしは心の中でそう呟きながら店を後にした。
しまった、会計を忘れていた。
ED「スモーキー・クレイジー」
わたしを挟んで
フカフカなベッドで⭐︎
それからコンロで燻して
スモーキークレイジー⭐︎
ユーアースモーキー
アイアムクレージー
一心一体!
森羅万象⭐︎
タイムイズマネー
マネーイズバーガー
わたしを誘惑
脳みそハイジャック!




