表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/100

-48- 紙幣

 経済学の科目、貨幣論とは関係ないが、^^ 紙幣のデザインは何も人物にする必要はないように思える。人物は人によって好き嫌いがありますからねぇ~。^^ 建物でも自然の風景、動植物でも、その国を代表するデザインならいいと思えます。明治以降の人物では、次第にカード決済や硬貨両替が増えるかも知れませんよっ!^^

 世界を席巻する、とあるホールディングスの会長である池垣は、どうも新しく発行された紙幣の人物が気に入らなかった。紙幣の人物と直接、出会ったこともないのに、である。^^

『聖徳太子が復活するといいのだが…』

 つまらないことを、思わなくてもいいのに思いながら、池垣は年老いた身体を書斎の豪華な椅子から立ち上がらせた。

「元財務次官の城川さんがお見えになりましたが、いかが致しましょう?」

「そう、城川君が来たか…。会食の準備は整っておるかね?」

「はあ、すでに。厨房のコック長がそう申しておりました…」

「そうか…。それじゃ大広間にお出しして、お通し申しなさい。私もすぐに参るから…」

(かしこ)まりました。では、そのように…」

 執事はそう(おごそ)かに言うと、静かに退室した。そのとき、池垣は(ひらめ)いた。

『そうだっ! 五万円札と十万円札を聖徳太子の画像でデザイン化するように言おう…』

 こうして、どのル-トからは知らないがs伝わり、池垣の思いは現実となって五万円札、十万円札の紙幣が新たに発行されることになった。

 まあ、五万円札、十万円札を発行するのはいいとしても、過去の聖徳太子も人物で好き嫌いもありますから、理想は自然や建物の方がいいとは思えます。^^


                   完

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ