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さいかい
君の両親が殺された。
その出来事は連日ニュースになった。
容疑者はもちろん君だったが、不可解な点や君がどこに失踪したかが僕には気掛かりだった。
沖縄で会った赤いスーツと一体何を話したのか、僕はそれで頭がいっぱいで勉強に手がつけられなかった。
君は結局警察の手では見つからなかった。
なぜなら12月のクリスマス前日、大学受験の為に図書館で夜遅くまで勉強した帰りに君と出会ったのだから。
夜の人気のない公園だったから幽霊かと勘違いした。
君は、こんな寒い日にどきかの薄い患者服を着て顔を真っ青にしながら僕を見つけると、涙を流して走って近づいてくる。
その足元が裸足で、血が出ていたことに気がついた僕は君をすぐさま抱きしてあげた。
君の体はとても冷たかった。
まるで寒い場所に長時間置かれていたかのように、芯まで冷えてしまっていた。
「ショウくん、ショウくんだ…ショウくんだぁ」
君は泣きながら僕に抱きつくと、傷だらけの身体で痛いほどきつく僕を抱きしめる。
僕も、君とまた出会えて嬉しくて背中に手を回して優しく撫で回す。




