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赤いスーツ

修学旅行は楽しかった。

沖縄では色んなものを見てきた。


でも君はあんまり憂かない顔を浮かべていた。

行きの飛行機では楽しそうに笑っていたのに、今の君はまるで嫌なものを見た時の顔を浮かべていた。

僕は君がそんな顔をするのを最終日に初めて見た。


何があったのか聞いても、君は言葉を詰まらせた後に「何でもないよ!」と今まで見たことない作った笑みを僕に向けてきた。


僕は修学旅行先で君が何を見たのか、それが知りたくなった。


その日を境に、君は学校に来なくなった。

友達に聞いても何の連絡もなく、僕にも連絡もなかった。


心配する僕に、君と行動を共にしていた女子が突然こう言った。


「もしかしてあの人が原因かな?」


僕は彼女に聞いた。


「あの人って?」


女子が言うには、修学旅行中に沖縄の商店街で君が超能力でふざけていたらそれを見ていた赤いスーツを着たホストのような男性に「ちょっといいか」と話しかけられたそうだ。

それから話があるとしばらくの間2人で話していたが、君がスーツの男を突き飛ばして突然「逃げよう!」と言って彼女たちを連れて走って逃げてきたらしい。

僕が君の顔に陰りを感じたのがちょうどその日だった。


それが君と何か関係があるのかと僕は思って放課後に君の家に向かった。


君の家は、鍵が開いており。

中は荒れていた。


居間には君の父親が。

廊下には君の母親が。


殺されていた。




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