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1章 ー08
午後も何とかやりきり、帰宅する。
はぁ……昨日から色んな事があった。
お父様の功績の報償として、王子との婚姻なんて、凄すぎるし、それを知ったガイヤからの婚約者だと思ってました発言。
その上、アルフレッド王子が学園に来るだなんて……。
疲れていた私は泥のように眠りについた。
◇
「…い、おい」
「なんですの?」
眠い目を擦る。
あれ?なんだか手が小さいような…。
あ!ガイヤも小さい。
「お前、父さんのパン好きか?」
「えぇ、とっても美味しいですわ」
あぁ、これは出会って間もないガイヤと私だ。
「じゃあ、お前に権利をやる」
「何の?」
「好きなだけパン食う権利だよ」
「本当?!嬉しい!」
私が笑うのを見て、ガイヤも笑ってる。
もしかして、ガイヤはあの時から私を婚約者だと思ってたのかしら?




