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「ごめん、ね。
でも、すぐ気がつくから」
その言葉は白に聞こえたのでしょうか。
気を失った白を抱き締め、黒は独り言のように呟きます。
「ねぇ、あのね
私は、全部分かってるんだよ」
あなたの思うことなんて
あなたがどう考えるかなんて
「分からないわけないでしょ?
私たちずっと一緒にいたのに。 」
涙がぼろぼろとこぼれ、
白のワンピースに染み込みます。
黒はこぼれる涙をむりやり飲み込みました。
諦めるために、ひとつだけしたいことがあります。
力の抜けた白を壁にもたれかからせます。
そして取り出したのは、
色とりどりの花かんむりでした。
叶わない恋だけど、
今だけ、夢を見させて。




