↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神速の騎士王  作者: 天月 能
4章 アルナイル・クロニクル
PR
63/88

No.50:村開発その2

 計画通り穴を掘り硬化範囲外を空洞化させた。村と同じ大きさのためかなり広い。アルケミストが生成した鉄パイプを運び出してクラフトがパイプを繋げる。ドラフトが水路の配置、穴を開ける場所の確保を行う。

 数時間後パイプの位置が決まり外に出た。各家と繋げる前にやるべきことがある。


「というわけで下水処理場を作るか」


「いや待たんか。その前にどう放流するか考えんとあかんやろ。川は少し離れた所にあるあれや。おそらくやけどアルナイル帝国内に流れてる川や。あれは堀りが深いから放流できたけど今は掘りなんてあらへんで。まず堀りを作ってそこから処理場やろ」


「あぁ、そうか、確かに掘りがなかった。でも水中の作業なんて無理だよ」


「水中でやらんでもいい。ここはザガン様の眷属の1体、アダマを呼び出して防波堤を作る。まずそこからや」


「防波堤。そうか、土地を上げればいいのか」


「そうすれば川が氾濫せんで済むやろ」


>>その2防波堤を作る。


 川の所に行き土の眷属アダマを呼び出した。そして土で防波堤を作った。見た目はまぁ悪いがとりあえず氾濫は防げる。坂状にして登れるようにした。地下からパイプを運び出し防波堤の壁から放流できるようにした。


「今思えばこの防波堤がアルナイル帝国の土地の高さになるのだな」


「どしたのドラフト」


「思ったのだ。後から誰か同じように防波堤を作り王国建国時に土地そのものを上げたのだろう。しかも山ごとな」


「山か。確かに心なしか低い気がする」


「うむ。魔術を駆使してなのだが広大な土地を上げるとなれば相当な時間をかけることになる。昔の人間はやる規模が違うな」


「建国時なら多分ソロモン王かその配下だろうけどね」


「違いない」


こうしてアーサーたちは放流システムを作り上げた。ここから処理場を作ることとなる。


>>その3処理場を作る


 アルナイル帝国の処理場は石造りで周りの景色と合わせるようにしている。今回はそれを模倣することにした。


「ドラフトは設計図の作成、アダマは粘土と石の生成を頼む。アルケミストはそれを四角にして形を作ってくれ。クラフトは建てる場所にパイプまで穴を開けてほしい。そして俺は術式の構築だ。各自行動開始だ」


アーサーは分解と浄化の魔術は専門外だがどのようなものかは分かっている。村長からもらった紙に術式を書き込んでいった。そしてその2つとは別に太陽光を取り入れ2つ魔術の動力源となる魔術も構築をした。1日中光を取り込むと3日分の魔力はチャージできる優れもの。

 日が暮れてきた。さすがのアーサーも疲れてきた。ほぼ1日中魔力を消費し続ければ疲れる。その日はやめその場で寝ることにした。泥棒対策だ。

 翌日の朝、早速昨日の続きを始めた。もう設計図はできている。さらに材料も十分にある。粘土もセメントもある。あとは設計図通り組み立てるだけだ。

 お昼頃、建物が完成した。できるのが早いかもしれないがアーサーの手にかかれば簡単だ。特殊体質の神速は対象物に対しても付与できる。そうすることで接着を早めたわけだ。


「というわけで8割完成だけど、後1つやることがある」


「なんや」


「アルケミスト、この鉱石を細い棒状にしてほしい」


「何に使うんや」


「この太陽光を吸収する魔術は貼るだけじゃ意味ない。このエネルギーを地下の2つに分け与える必要があるんだ」


「つまりこれを棒状にして回路を作るわけやな。けどこれだけじゃ足りん」


「何個もあるから大丈夫」


「どっから持ってきたんや」


「村人と炭鉱夫的な人から分けてもらった」


アーサーが持ってきた鉱石は現在も使われている。身近な所では焜炉に使われていたり、部屋を明るくする電気に使われていたりもする。この鉱石は魔力に反応しやすく伝導させる特性がある。


「さてと、これが終われば各家と繋いで土で埋めなおして終了だ」


アルケミストは何個もある鉱石を棒状に加工し繋いだ。そして各家に地下のパイプと繋げ用意してしていた。アルナイル式便器を各家に設置し地下の空洞を土で埋めなおした。これでアーサーの村発展事業1個目が終了した。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。