イラスト部 美術部と勝負
イラスト部ルールその拾肆 美術部にふっかけられたゲームは絶対に勝て
「何でゲームがケンカに変わってんだよ。」
「とまあ始めるわけだけど、私達が選んだ人が解く。という感じでいいね。」
「別に構わないわよ。」
ていうかいつもそっちが選んでんじゃねーか。だいたい最後に?がついてねーじゃん、聞いてねーじゃん、もう決定じゃん。
と心の中でグチグチ言っています。面と向かって言う気はありません。
「一年生には説明を兼ねてするつもりだ。だから一年生は入れていない。後時間の都合上選んだのは4人。最後は全員。で選んだメンバーだが…あ、ちなみに敬称は無しだ。
1.薄波 2.夢田 3.木村 4.加山
という風にした。」
俺は4番か。
ああ嫌な予感しかしない。
「じゃあ始めようか。」
「ええ。」
部長同士のみバチバチの戦いが始まった。
「じゃあちーちゃんGO!!」
何でそんなにテンション高いんだよこの人は。そんなに嬉しいか?これ?
「ん。」
「じゃあ、第一問だ。」
もちろん勝負ごとにはフェアなので答えが分かっても言わない。ちなみに問題は全員が分かるようにプロジェクターに映し出される。これ学園のだぜ?私物化してるんだぜ美術部。
あと何で美術室にプロジェクターあるんだろうな……必要か?美術室に。
と余計なことをごちゃごちゃ考えていたらいつの間にかプロジェクターから消えていた。そうだ、一定時間経つと消すんだった。何でも使いすぎるわけにはいかないらしい。だったらまず使うなよ。
「オリオン座…?」
「正解はへびつかい座だ。」
何の問題だったんだよ!!分かんねーよ!
「……聞いてない光が……悪い。」
「それを言うなよ…。てか聞いてないの知ってたのか?」
「・・・。」
気づいてたんだな、全員。
美術部メンバーも合わせて全員。
目、逸らすなよ。気づいてたの丸分かりじゃねーかよ、少しは誤魔化せよ。お願いだから!!
「……次。」
「っざけんな!!」
「次は彩夏だねっ。」
「お前も無視すんじゃねぇ!!」
「それがひーくんだから。」
「何でだよ!!」
無視されて進んでいった。
ホントふざけんじゃねーぞこいつら。
「あーちゃんファイト!」
「もちろんだよっ」
しかし、答えからして勝とうと必死なようだ美術部部長は。薄波先輩が”理科”が苦手なの知っているくせにな。だがこの調子じゃ…やっぱ嫌な予感しかしない。
そんなこんな考えていたらまた消えていた。
わざとやってるだろ、こいつら。
「やはり加山君をいじるのは面白いな。」
「真顔でそんなこと言うなよ。お願いだから。」
「加山、それ先輩だぞ。」
「ん?ああ、そういやそうだった。もういいんじゃね?あっちも気にしてねーみたいだし。
いやーそれによくよく考えたらこの部活に入ってから先輩に敬語とかほとんどねぇわ。最初は使ってたんだけどな。つーかお前もだろ?」
「ああ、どうもあの人らを先輩として敬えなくてな。そのままズルズルと。」
「だよな…。けどこれはこれで良い気がしてんだよな。」
そう言って俺は稲葉を見る。
「・・・。」
おい、無視かよこいつ。
「へぇー楽しそうだね、ひーくん。」
「ホントだねっ。光君とっても…楽しそう…だね?」
「……楽しそうで……何より…だね。」
「ん。」
「本当ですねー。」
「とてもたのしそうで、よかったよ?」
「あんたら何?!怖いから!」
『へぇー、そう。』
「ごめんなさい!!!!何か分かんねーけどごめんなさい!!」
「大変だな、加山君も。」
「だけど、それも面白いのです。」
俺が何故か同じ部活のメンバーに責められている間美術部三人は、にこやかに俺達を見ていた。
見るぐらいなら助けてくれよ。
ちなみに2回戦は俺が稲葉と話している間にきちんと解答し、一勝したらしい。
現在 一勝一敗




