古い木剣
家に戻って六日目、ノーエンはようやく壁につかまらずに階下へ降りられるようになった。
足裏の傷はかさぶたになり、早足になるとまだ少し突っ張った。ミラが足を調べ終えると、庭で少し体を動かすのを許した。条件は靴をきちんと履くこと、走らないこと、それから裏の壁に登って鳥の巣を見ないこと。
ノーエンは鳥の巣のことなど忘れていた。母に言われて思い出した。行方不明になる前、確かにやったのだ。壁の上から父に抱き下ろされたとき、あの煉瓦は自分で緩んだのだと主張したっけ。
この何日か、ガレットは彼の描いた道どおりに二度森へ行った。斜面も渓の石も見つかったが、彼の言う入口は見つからなかった。ノーエンがついて行くと言い出すと、ミラは替えたばかりの包帯を指さし、父もうなずかなかった。
庭の木杭は動かされていなかった。
ガレットは木杭の脇に立ち、左手で二本の木剣の埃を払った。右手の布は大半が外され、手のひらに一巻き残るだけだった。ノーエンを見ると、短い方を差し出した。
「持ち方、覚えてるか?」
ノーエンは木剣を受け取った。
柄の尻にはいびつな刻み目があった。昔、自分の名前を刻もうとしてつけたものだ。そのときガレットはささくれを削ってくれたが、刻み損ねた字までは平らにしなかった。
握ってみると、ちょうど手に合った。
ノーエンは自分の手を見て、しばらくしてから顔を上げた。
「少し稽古していい?」
「出すときから、そのつもりだった」ガレットは切っ先で地面を指した。「お母さんの言いつけだ、少しだけだぞ。足が痛んだらやめろ」
「お父さんの手は?」
「今日は左でやる。力比べをする気もないさ」
ノーエンは父の向かいに立ち、いつもの癖で構え、剣を上げた。
ガレットは急がなかった。
「足が開きすぎだ」
ノーエンはうつむいて見て、半歩分引っ込めた。この間合いは昔は心地よかった。膝を少し曲げれば、重心はいつでも動かせた。今は腿の付け根が突っ張り、木剣の位置も記憶より低い。
もう一度調えた。
「こう?」
「少しはましだ。昔やったやつからだ、俺が下へ打つ、お前は剣で受けろ」
ノーエンはうなずいた。
ガレットは左手に剣を持ち、右上からゆっくりと振り下ろした。息子に教えた動きで、力はぐっと抑え、子供の反応には十分すぎるほどの間を取った。
ノーエンはすでに剣を上げていた。すると、父の後ろの足の踵がわずかに浮き、肩はついてこないのが見えた。
この一撃は本気ではない。
迎え撃てば、父は手首を返すだけで、剣身をかわして反対側からそっと腕を打てる。昔はよくこの手にやられ、そのたびに父が途中で約束を変えたと思った。
今回は、剣を少し下げた。
木剣が目の前をかすめて落ち、ノーエンは父の左側へ踏み込んだ。剣を返しにくい位置に寄るつもりだった。判断ははっきりしていた。切っ先をやり過ごし、柄で手首を押さえる――
足が地についたとき、わかった。
遠い。
昔なら一歩で届いた場所が、今はひと届き足りない。柄は父の手首に届かず、体だけが前に送り出された。
ガレットはすぐ肘を引き、短く半歩退いた。木剣がぶれずにノーエンの胸の前で止まった。
ノーエンは前傾した体を立て直そうとしたが、膝が間に合わなかった。父は剣から手を離し、空いた左手で彼の肩を支えて元の場所へ戻した。
二本の木剣が前後して地面に落ちた。
「足はどうだ?」
「痛くない」
「立ってみろ」
ノーエンは言われたとおりに立ち、足首を左右に動かした。傷は開いていない。ただ両脚が少しだるかった。
ガレットは立っていられるのを確かめてから、手を離した。
「どうして受けなかった?」
「かわされるから」
「だから懐に入ろうとしたのか?」
「うん。近づけば、剣が返しにくい」
「でも入れなかった」
ノーエンは父の左手の位置を見て、頭の中で距離を計算し直した。
「一歩で届くと思った」
ガレットはすぐには正さなかった。木剣を拾い上げ、息子がさっき足をついた場所を見て、それからノーエンを見た。
「その動きは、オーレンに教わったのか?」
ノーエンはうなずいた。
「どれくらい習った?」
塀の外で車輪が砂利を踏む音がした。ノーエンはその音を聞きながら、もう少し長く続いてほしいと思った。
言えることを先に話して、残りは少しずつ切り出すつもりだった。少なくともあと何日かは準備ができると思っていた。でも父はもう訊いてきた。
「長いよ」
ガレットはしゃがんだ。
「ノーエン、どれくらいか知る必要がある。何日か、それとも入ってからずっとか?」
ノーエンは彼を見た。
父の顔の疲れは少し薄れていたが、目の下にはまだ浅い青みが残っている。さっき自分を受け止めたときは速かったのに、今は目の前にしゃがんで、追及さえ慎重だった。
「二十年だ」ノーエンが言った。
ガレットは何も言わなかった。
「あの城で二十年生きた」ノーエンは続けた。「オーレンは毎日剣を教えてくれたわけじゃない、他のこともした。でも後半の何年かは、ほとんど彼に教わってた」
「二十年がどれくらいか、わかってるのか?」
「わかってる」
この二言を口にしてから、ノーエンは気づいた。この答えは父の役に立たない。
うつむいて自分の手を見て、続けた。「大きくなったんだよ。今よりずっと背が高くて、だいたいお父さんの耳くらいまであった。オーレンが後で作ってくれた剣は、片手でもちゃんと持てた。屋根の修理も手伝ったけど、初めて登ったとき、新しい瓦を三枚割っちゃった」
ガレットの視線が彼の顔に止まった。
「そこで寝て、飯を食って、病気にもなったのか?」
「うん。小さい頃に熱を出して、オーレンが二日つきっきりで看てくれた。部屋が寒すぎるときは、ベッドを台所に運んだこともある」
「それなのにどうして……」
父が言いかけて止めた。
ノーエンが代わりに言った。
「わからない。戻ってきたらこうなってた。テーブルは高くなって、閂には手が届かない。さっきの一歩も、届く気がしてたんだ」
ガレットはうつむいて地面の木剣を見た。やがて訊いた。「オーレンに殴られたことはあるか?」
「稽古で手の甲を打たれたことはある。むやみに手を出すなって覚えろって。でも、さっきのは自分が間違えたんだ、あの人とは関係ない」
「他のときを訊いてるんだ」
「ないよ」
ノーエンはすぐ答え、それから声を落とした。
「よくしてくれた」
父はゆっくりうなずいた。
ノーエンは待った。ガレットがこれは夢だと言うのか、母を呼んで、誰かに頭を調べてもらうのか、わからなかった。
最後に、ガレットはただ訊いた。「お母さんはまだ知らないのか?」
「まだ言ってない」
「一緒に話そう」
「信じてくれる?」
ガレットはすぐには答えなかった。
「さっきの動きを習ったのは本当だと思う。真剣に話してくれてるのもわかる」彼は言った。「でもお前が家を離れたのは七日だけだ。その七日、俺は毎日探した。二十年をどこに入れたらいいのか、わからない」
「僕もわからない」
「ならゆっくりはっきりさせよう。覚えてることを書き留めていく。似た話を聞いたことがあるか、まず当たってみる」
ノーエンは顔を上げた。「僕も一緒に聞いていい?」
「いいさ。お前のことだ」
ガレットは言い終えると、短い木剣を彼に返し、自分は木杭に腰かけた。
ノーエンは柄を握ったが、家へは向かわなかった。
「まだ続けたい」
「今日はもうダメだ」
「明日も、明後日も。これからも続けたいんだ」
ガレットは彼の足を見た。
「あの場所に戻るためか?」
ノーエンは、早く体に慣れたいだけだと言いかけた。言いかけて、言い直した。
「それもある」
父の顔が少し強ばった。
「戻ってきたばかりだぞ」
「わかってる。明日森に行くつもりはないよ」ノーエンは剣を胸に抱えた。「どうやって出てきたのか知りたいし、あの人たちがどうしてるかも知りたい。オーレンたちはまだあそこにいるんだ」
ガレットは肘を膝について、しばらく何も言わなかった。
「お前が見つからなかったとき、お母さんは夜中によく戸を開けに行ったんだ」彼が言った。「少しの物音でも、お前だと思ってな」
ノーエンの指がゆっくり締まった。
「ごめんなさい」
「これを話したのは、次にどこかへ行くときは、俺たちに知らせてほしいからだ」
「わかった」
「入口を見つけても、一人で入るなよ」
今度は、ノーエンはすぐにはうなずかなかった。
城の台所を思い出した。いつも調子の悪い炉の口を。もし入口が目の前に現れたら、立ち止まっていられるかわからなかった。
ガレットは迷いに気づいたが、急かさなかった。
「ただ家で待ってろとは言わない」父が言った。「手がかりがあったら一緒に行く。できること、できないこと、はっきりさせよう。俺にも手伝わせてくれ」
ノーエンは彼を見て、ゆっくりうなずいた。
「わかった。一人では入らない」
ガレットは左手を伸ばし、彼の後頭部にそっと触れた。
「稽古はいい。でも今の体に合わせろよ」
彼はノーエンを目の前に立たせ、少し近い場所を指さした。
「さっきはあそこで止まるべきだった。お前の脚はそんなに遠くまで届かないし、腕も短い。まずそれを覚え直せ。俺に勝つのはその後だ」
ノーエンは少し前に出て、腕を伸ばしてみた。木剣の切っ先がようやく父の服のボタンに触れた。
こんなに近くないといけないのか。
彼はこの距離を真剣に覚えた。
そのとき台所の窓が開いた。
「終わったの?」ミラが顔を出した。「剣が落ちるのが見えたわ」
「終わった」ガレットは立ち上がった。「足は大丈夫だ。あと一つ、一緒に聞いてもらいたいことがある」
ミラは父子を見て、手拭いの布を窓枠に置いた。
「じゃあ入りなさい。座って話しましょう」
ノーエンは木剣を抱えて戸口へ向かい、何歩か進んで振り返った。
「明日は何時に稽古するの?」
「朝飯の後、十分だけ。まず歩みと止まりからだ」
「さっきのやつ、またやっていい?」
ガレットは考えた。
「十回続けて、言った場所にぴたりと止まれたらな」
ノーエンはうつむいて足元の地面を見て、今すぐ一度試したい気持ちをこらえた。
「約束だよ」
「約束だ」
今度は、彼は木剣を庭の壁に立てかけなかった。持ったまま家に入り、布を探して柄の埃を丁寧に拭こうと思った。




